ⅩⅩⅧ 卍 ワタシが待ち望んでいるいくつかのコトガラ 卍
乙女チックなサブタイだがもちろんそうじゃない。
待っててもたぶん実現しないことをズラズラ羅列してみる。
しょのイチ 『UFO』
宇宙人なんてたぶんいねーよな。ともかくハリウッドが描いてるような地球侵略しそうなのは い ま せ ん (断言)
だってそんなことする理由ないし。地球を乗っ取る?不動産がたくさん余ってるのにわざわざ?人間を奴隷?ロボット製造したほうが早い。水が欲しい?エウロパにたくさんあるみたいだからそっちでどーぞ!
そういうのはたいがいはキリスト教史観のたまものであるに過ぎない。
リトルグレイやグリーンモンスタータイプの宇宙人という概念そのものが、ロズウェル事件とアダムスキー夫妻の【発明】によって、心理学的な【悪魔】とバトンタッチしたものだし。
そして外部からの侵略という考えも白人さま至上主義の裏返しなのだ。西洋文明があまりにも素晴らしいので宇宙人は大注目するし、当然奪いにくると思ってる。
わりと真面目なSFでも、異星人が地球人のユニークさに驚きその潜在能力に驚愕しながら滅んでゆく、みたいな描写があるが、それは最近流行ってた「日本スゲー」番組と同じ。おれらの大好物、(本人は何もしてないのに自尊心を満たせるという意味で)悪い意味の人間賛歌発露に過ぎない。
じっさいには、恒星間移動を実現させるくらいの高等異星人はたぶん現代地球人の段階より遙かに豊かに発展しているだろうし、地球みたいに混乱した世界とコンタクトを取るなんて無駄、と断じるだろう。
そうであって欲しい。
それらを踏まえた上で、異星人とのファーストコンタクトはあり得るだろうか。俺が生きてるあいだに?
たぶん無いだろう……。
なのにこんなコトを書き綴るのは俺が逆神だからだ。
書いた次の日に異星人がやってくる可能性は、ありゅ!
そんなときは喜んで罵倒に甘んじますとも、ええ。
あんたSF否定してるぞいいのか!? と、いっけん思えますでしょうが、垢まみれのアイデアを切り捨てありとあらゆる「これはない」を並べた上で異星人を描いてみせることが重要だと思うんです。