表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/82

ⅩⅩⅢ 卍 なろうVS私小説 卍

 以前自分は「3年以内になろうから文芸賞が出る」と予言した。ファンタジー大賞ではなく芥川賞とか、そっちのほう。


 その根拠は、おたくの高齢化と孤独、それがいずれ大きな共感を生むと 思ったからだ。目ざとい出版業界ならもう気付いているはず。


 そういう賞はじつに計算高く儀式的、裏工作の果てに仕立てられると思うので、今年中にその手の小説を書けば「内定」がもらえるかもしれない。


 なんか陰謀説のようですが、たとえば、なろう運営がサイトの株を上げよう、格調高くしようと思えば、あり得る。


 「今度の芥川賞受賞作はなろう出身!」


 そんな見出しは、いまどきはわりと違和感ないでしょう?

 要は話題性があればいい。昨今話題を集めたかったら、標的は浮動票……つまり20~50代のわれわれオタクです。

 なろう運営内の誰かが学閥とかヨコの連携を辿ってそうした仕掛けを用意する可能性は、あるのです。


 どんな組織でもユーザーの年齢が上がると変質する。異世界チートだけではいずれ現実のリアル感に圧倒されてしまう。なろうも10年経ってますから、かつてのニコニコ動画的ステップアップ……ユーザーにとっては必ずしもウェルカムとは言えない変化はあり得るのです。


 いまのところユーザーは毎年10~20万人も増え続け、なにもしなくても上手く行っているので、それはないかもしれない……小説ってのは大長編でもフロッピーディスク一枚で余るので、お絵かきサイトや動画サイトほどサーバー拡張にカネがかからない。だから自社株を上げるためにアレコレしなくてすむ。


 でも先日の「アンケート」。あれは決算に向けて「われわれはいろいろ模索しています」という動きにほかならず、つまり変化を考えている。なんらかの理由で変革を求められている(はず)


 極端な妄想を膨らませると、たとえば自分がカ○ヨム運営だったら、なろうの牙城を崩すために「なろう芥川賞」を仕掛けます。それで、そういうのは気に入らないユーザーを大量に離散させられるでしょう。



 とにかく、プロ出版業界の「本を売りたい」というモチベーションは、当たり前ですが節操がないのです。

 『機動戦士ガンダム』を馬鹿にして結局日本じゅうからハブられた日本SF業界は、民草にすり寄るため毎年アニメや漫画に星雲賞を与えるていたらくになりました。なろうに芥川賞を与えよう、という動きがあったらそれと同じ、「あんなもん本気で賞を与える気無いんだけど、まあ便宜上ね」ということ。


 侮ってはいけない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ああ、(ドアンの島映画化の)割烹に書き込んでから此方を覗きに来たら、色々タイムリーですたwww なろう発の出版文芸作は今の所は3作ですか…………今後どうなるか? アルファポリスが昨年…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ