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3話 能力と代償(政府の発表)

今回の部分は、この世界感の根幹となる部分ですので、頻繁に書き直すと思います。

・能力の発祥は、抑えきれない感情の発露によって起こる。どのような感情でも起こり得るが、能力の性質上、負の感情の方が発現確立が高いことが確認されている(絶望・憎悪・歓喜・等)


・能力を発祥したものは、特別な能力を得る代わりに、【代償】としてそれに見合う何かを失う。得た能力が強力であればあるほど、代償も比例して大きくなる。


・代償として払うものは、物とは限らない。感情や記憶など、我々の常識では一般に支払いが不可能と考えられるものも、その対象に含まれる。


・代償を誰に、或いは何に差し出しているのか、詳しいことは不明。患者自身の思い込みであるという案が支持された事が、あったが、これは、遠見、透視、霊視など、【視る】事に関する様々な能力と引き換えに、片目を失った男の例を筆頭とする、その他様々な例によって否定されている。


・得る能力は、能力発現の時の感情、及び当人の愛好によって大きく左右される事が確認されている。前述の男は、盗撮で8度逮捕されている。【視る】という事への関心が人一倍強かった模様。7度目の逮捕の際、刑務所内部で能力の発現を確認した。その時の詳細は別紙参照。


・代償には、大きく分けて3つのタイプがある。


1、能力を使用した回数に比例して、その都度代償を支払っていくタイプ。これは、物理的な能力に多く見られる。このタイプの患者は、能力を使わなければ普通の人間と変わらない。


2、能力が発現した時に、先に全て支払ってしまうタイプ。前述の盗撮魔はこのタイプに当てはまる。彼は、左の眼球を代償として支払い、特殊な右目を手に入れた。


3、能力と代償の関係は比例していると前述したものの、詳しい所は現在調査中である。一見、代償だけを支払い続けているように見られる患者、能力だけを得ているように見られる患者も、確かに存在しているのである。これを、特殊なタイプとして、3つ目の枠を設けた。能力と代償は、総和で比例しているのかもしれない。更に詳しい考察については、別紙を参照の事。


・なお、能力の使用は、特別な事情が無い限りこれを一切禁止とする。もし許可無く使用が発覚した場合、ただちに法的制裁を与える。


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