表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

はじめの語り



 スタート。



 目の前には巨大な(ゲート)。荘厳な空気を醸しだし、装飾も派手ではないが豪華な感じがする。


 その門が近付いてくる。いや『俺』が近付いているのか。

 逃げようとしても体は動かない。というか、意志に反して門へと真っ直ぐ歩いていく。


 門が開き始め、(まばゆ)い光が差し込む。もうどうにでもなれと投げやりな気持ちで、目を細めながら門を抜けて。




 開いた目の前には、今や『地球』では見ることの出来ない広大な自然が存在していた。




 こうして、俺はこのクソッタレな世界に迷い込んだんだ。


▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



 この世界にくる前は、何の取り柄もないただの一般人だった。

 世界中の人が格闘技を練習する中、特にどの格闘技も会得出来なかったありふれた人間の1人だった。

 でも、そんな奴は世の中の7割ぐらいいたし、そもそも格闘技をちゃんと身につけられる奴なんて限られた人間だけだったんだ。

 昔に世界中で流行った病気に対抗するための身体作りが目的だったから、現在の世界では「とりあえず格闘技やってるけど、まぁそこまでガチでやる必要はないよね」みたいな風潮だ。俺が落ちこぼれなわけじゃあない。普通がそうなんだ。


 けど今になって考えたら、なにかしら身につけておくべきだったと後悔してるよ。






 まさか魔物なんてのが跳梁跋扈するファンタジーな世界に来るなんて思わなかったからな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ