もう一人
短いです、すみません。
「駆引、駆引、、じゃあカッキーで!」
「あ、うんいいよそれで、別に」
「あぁもう、冷たいなぁカッキー!
カッキーのい、け、ずぅ!」
どこのネタだ。
というわけで、
学園長の仕組まれた大会で一回戦負けした俺は、
一番下のGクラスにいる。
この学校は、大会でクラス分けをし、
翌日には合宿をさせる。
まぁ、オリエンテーションぽいけど。
で、今―合宿場所へ向かうバスの中―にいたる。
「ほら、お返しでボクにもニックネームを!
ほら、早く!」
「自分が出せと言ったものを
お返しと言っていいのか?
というかまず君の名前を俺は知らないぞ」
「あれ、言ってなかったっけ?
...ボク、御立セナ、
ピッチピチの女子中学生です!よろしく!」
「どうしてお前はどこか古くさいんだ」
「くさ...臭い!?うら若き乙女になんてことを!」
☆☆☆☆★☆★☆●○◎◇◆□〓▽△■▼※
「とりあえず君は合宿一日目に、
これまた無能力者の御立セナ君と
私の友人の木南奈留の所に
いってもらいたいなーと思ってます。
というわけで、着いたら私の所にきてねー。以上!」
「俺以外に無能力者いたんだ!?」
「あ、うん、いるいる。
まぁ、彼女はヤバいかもしれないよ?」
「なんだその意味深発言!?」
◎◇☆★◆□▽△▼□◆▲●▽△◇※※□〓〓⊇⊂
「えー、もうすぐ到着です。
皆さん、荷物をまとめて降車の準備をして下さい。」
「ほら、逝くぞ、セナ」
「行くが違うー!?てゆうかニックネームー!」
結局名前を呼び捨てる事にした。
「おー、きたきたー遅刻だよー君たちー!」
手を振る学園長。
「嘘をさりげなく織り混ぜるな、リラ。
予定時間の10分前だ。」
学園長をたしなめる・・・男の子。
「あれ、そちらの方は学園長どちらさまー?」
(セナ、タメ口かよっ!?)
「うーんと、この子はねー、
「伊庭蒼真」
うん、そうでしたねー。で、この子はー、
「この子言うな」
はいはい、この人は木南奈留の助手なんだ。
奈留の所まで案内してくれるってさ。
んじゃ、また後で。伊庭君、頼んだよー」
「・・・了解」
そういうと、合宿所の入口に連れてこられた。
「とりあえず荷物をそこにおいて付いて来て」
素直にそれに従う。
付いて行くと、・・・・崖?
いや、谷だ。谷底に川が流れてる。
谷自体はそんなに深くなさそうだ。
「んじゃ、いってら」
そう言って、突き落とした。