表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SCHOOL!  作者: A+
6/9

下校途中の拾い物

遅れたくせにまだ大会篇には至りません。

新キャラです。

「今の話以外でも

絡んできた不良倒したり、

誘拐されかけたところから

助けてくれたりしてるんだよ!」


「・・・とりあえずあんたが

『厄介事の磁石』みたいな者ってことは

分かったよ。」


友里が呆れたように言う。


「廉は何か武道的な物を習っていたのかい?」


力が唐突に聞く。


「俺のばぁちゃんといろいろあってな。

いろいろ習わせさせられたよ。」


「例えば?」


「・・・いろいろだよ、いろいろ。」


「りっきー、あたし達はこっちだよー」


「あ、もう分かれ道か。

『いろいろ』の中身気になるなぁ。」


「また機会があったらな。」


「じゃあ、また明日。」


「おう、お互い頑張ろうぜ。」


この学園都市は住んでいた地域で

区画が分けられている。

なので、

元々学園都市に近い新東京に住んでいた廉達と、

学園都市からは

少し離れた神奈川に住んでいた力達は、

別な区画に住んでいるのだ。

また、学園都市が

日本のいくつかの場所にできるにあたり、

合併した都市も少なくない。

新東京も、旧東京と旧埼玉が合併した都市なのだ。

ちなみに、廉達は新東京地区のとあるマンションに

住んでいる。

さらに、メルは廉のお隣さんだ。

廉はメルの親から、とても好意的に思われている。

なので、「いざというとき守ってくれ」と

頼まれていて、自然色の家なので断りにくい。

なら、自宅から通わせれば、と、

廉が提案すると、「娘の頼みは断れないよ」

と言われた。

どうやら、メル自身が望んだらしいが、

その理由を廉は知らない。



「ね、ねぇ、廉、あれって・・・女の子だよね?」



メルの視線の先には、

空き地の草むらに倒れる女の子がいた。


「え"っ」


廉はたびたび

メルに巻き込まれてきたトラブルから、

こういう時のメルは

トラブルを引き寄せる、と予感した。


「・・・声、掛けるか。」


一見行き倒れに見えなくもない少女を

放っておく訳にも行かず、


「おい、大丈夫か。」


廉は声を掛けて、少女を揺すった。


「ん、んぅ。」


ぱち。


少女の視線が廉を射た。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ