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SCHOOL!  作者: A+
3/9

能力検査と大会前日と言い渡された事

多分これから投稿するのは

おっそろしく短いものに

なってしまうと思います。

すみません。

「あー、絶対今内の特別課題くるだろ。

めんどくさいなぁ…。」


俺が愚痴を言う。


「いや、君が寝るのが悪いと

思うんだけど・・・。」


友達の、越峰力(こしみねちから)

それに答える。

眼鏡をかけた真面目そうなやつだ。


今は、俺が寝てしまった、

6限目の授業後のSHR前の空き時間だ。


ガラガラッ。


「じゃあSHRやるぞー。」


担任の今内が言う。

この学園は一部を除いた

ほとんどの授業を担任がする。

だから6限の授業も今内が

やっていたのだ。


「明日は大会だ。

だから駆引も(ペナルティ) なしだ!

よかったな!」


「マジっすか、先生!

よっしゃ!やったぜ!」


この今内という教師、

授業で寝たりする生徒には

(ペナルティ)という名の課題を出す。

だからよく寝てしまう俺には

何回もやらされている

モノだったりする。


「明日は絶対遅刻するなよ!

では、解散!」


今内がSHRを終え、

生徒が下校する。


「案外早いな、一週間!」


「確かに。入学してからもう

明日が大会の日だしね。」


この、桜泉学園という学校、

500人超の学生が入学する。

そして能力測定をし、

一週間だけ仮のクラスで学び、

"大会"という能力を使った

戦闘のトーナメントをする。

そこで勝った生徒から上のクラスに

入ることができるのだ。


「でも廉、君は大丈夫なのか?

いろいろ危ない感じだけど?」


「・・・あ、あぁ。まぁ、頑張るよ。」


一週間前、能力測定の時、

俺にはある出来事があった。


ーーーーーーーーーーー


「はい、次の方ー。」


俺は自分の能力がどんなのかに

ワクワクしていた。


「では、それに手をかざして下さい。」


能力は、能力測定器といわれる

機械に手をかざして測る、のだが。


「・・・あれっ?おかしいな?

『能力不明』ってなんだこれ?」


測定をした女医が呟く。


「・・・えっ?」


えっ?嘘だろ?

この超能力を持ってるのが

当たり前な時代に無能力者なんてっ!


「・・・俺、無能力者なんですか?」


少し間があったあと、

その女医は宣った。


「・・・その可能性が75%、

新発見の能力である可能性が25%ね。

一般的にはそう言われているわ。」


ええぇ……。



暗い気分で測定を終えると、

幼馴染みの光町(ひかりまち)メルが

話しかけてきた。

「ねぇねぇ!何の能力だったー?

私はやっぱり、

自然(ネイチャー)系の【光】だったよー」


彼女は『自然色(カラーズ)』という

名の知られた名家の生まれなので

当たり前といえば当たり前だろう。

基本的に能力は遺伝する。

そして、自然(ネイチャー)系能力は

80%の確率で遺伝するといわれるが

相性の良くない血筋だと遺伝しない。

彼女は数少ない

自然(ネイチャー)系能力者なのだ。


また、自然色の家系には美形が多い。

メルも美少女だ。

事実、彼女はモテる。


「分からなかった。」


「ふぇ?」


「分からなかったんだよ。

能力不明って言われたよ。」


「えぇえ!

そんなことあるの!?」


「でも実際、

能力を言われてないからなぁ・・。」


ため息をついたその時、


「えーっと、君が駆引廉君だね?」


声をかけられた。


「私はこの学園の学園ちょ…」

「学園長の時岡リラさんですよね!

私知ってます!」


メルが興奮したように話す。

リラさんは腰までのストレートな

紫がかった髪に水色の瞳の女性だ。

この人、噂だと20歳から

見た目変わってないらしいけど・・・。


「あぁ、そうだ。君は光町メル君か。」

「えっ、もしかして

生徒全員の名前を・・・?」

「あぁ、覚えているよ。

ところで廉君、

君は能力不明だそうだね?」


うっ…これは退学とかそういうことか?


「君には大会でSかAクラスに

入れなかった場合、

私の研究対象になってもらうから。」


・・・へっ?


「言葉通りさ。

新能力かもしれないからね。

いろいろアレなこととか

コレなこととか調べさせてもらうよ。フフフッ...。」


「・・・マジっすか。」


「まぁ君が勝てなくても

私の研究者魂が炎上するだけだからね。」


さらっといってるけど、

この人いろいろとヤバいぞ!

なんだアレとかコレとかって!


研究材料にだけはなりたくねぇ・・・。


「じゃあ、一週間後、頑張ってねー。

幸運を祈る!」


言いたいことだけ言って帰りやがった…。


ーーーーーーーーーー


「おーい!レーーンーー!」


クリーム色の髪に

ワインレッドの瞳の美少女。

メルだ。

胸辺りまでの髪をたなびかせて

走ってくる。

胸は並だけどな。


メルの後ろには橙色の髪を

ポニーテールにしたちっちゃい子が。

力の幼馴染みの陽花(ひか)友里だ。

強化(エンハンス)系の【身体強化】の

能力を持っている。

絶壁。


ちなみに力は特殊型(スペシャルタイプ)

超力(フォース)系能力、【超過(オーバー)

という能力らしい。

みたことないけど。

そして優等生系イケメン。爆発しろ。


「「・・・廉。変なこと考えてない?」」


「い、いやっ?な、なにもっ!」


二人のハモリに動揺する俺。

なんか心中を見透かされたような気がする。


友里とは俺と力が仲良くなったので

女子の方も仲良くなった感じらしい。

何か通じるところがあるらしいが。


下校は何故かこの4人で帰っている。


ちなみに、この3人は

俺が能力不明ということを知っている。

「廉、明日は頑張ってね!」


「あたしも応援するよー!」


「ありがとう。

確かに研究材料には

なりたくないしな。」


「でも廉能力無しでも強いじゃん。」


「「そうなの(か)!?」」


力と友里がハモる。


メルは俺とメルの家が親しくなった

あの事を言っているのだろう。

挿絵とか書く画力が欲しい…。

文才も。

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