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プロローグ
2XXX年、
日本に『超能力』をもつ、と
見られる子供が発見された。
それ以降の子供は、約七割以上が
『超能力』を持っていると見られている。
また、『超能力』を持っている子供を
「Evoluted People」、「EP」と
呼ぶようになる。
2XXX年、
『超能力』を持たない子供が
生まれることがほぼなくなり、
ほぼ全ての子供が
『超能力』を所持していると確認された。
この年、「時岡リラ」という大学生が
『超能力』について論文を発表、
そして、この学生の父親である、
大企業の「WP」社長、時岡雄二が超能力者のための学校を作る。
そして、能力者であった時岡リラを
校長に、桜泉学園が開校された。
時岡リラの論文は高く評価され、
日本の学校教育に超能力を
組み込むことが義務付けられた。
そして、2XXX年、
超能力教育が世の中に浸透し、
桜泉学園は、
学園都市桜泉市となった。
日帝社「超能力の歴史」より一部抜粋