オススメジャンル
小説の多くはジャンル分けされています。
そんなジャンルの中で、比較的オススメ要素が強いジャンルは
【その他】
【恋愛】
【コメディ】
です。
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ノベライズ化が続いているのは
【ファンタジー】
【SF】
【学園】
ですが、なまじ青田買いデビューへの近道と化してしまったために、焦るワナビー作者の類似作や談合、テンプレートの使い回しだらけのゴミ作品まみれになっているジャンルです。
ゴミ作品から良策を掘り出す読者を【スコッパー】と呼ぶそうですが、スコッパーも投げ出す作品量が日夜ドカドカ書き捨てられています。
というのも
ファンタジー、SF、学園は【テンプレートを組み込みやすい】からです。
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食べ物に喩えてしまいますが、ファンタジー類は『肉』や『ごはん』みたいなものです。
「とりあえず、塩コショウ」
「なんにでも醤油」
「マヨネーズ」
「めんつゆ無双」
「男は黙ってポン酢だろ」
「ネタにつまった。えーい、生卵加えんぜ!!」
みたいなのが溢れています。
なんか似た手順で調理して、同じ調味料で味付けして、同じようなオリジナル作品を作ってしまいがちなジャンルなのです。
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これは少年マンガとかで発生する現象でもあります。
基本は『友情』『努力』『勝利』
テコ入れに『恋愛』『水着』『武道大会』を入れたい。
6種類全部をうまく詰め込むには…………逆算的に学園、SF、ファンタジーになってしまう感じです。
歴史やスポーツとかで頑張る人もいますが、味付け要素が同じであり、要素が勝った濃い味になってしまえば、テンプレート味の完成です。
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【その他】は既存ジャンルに当て嵌めにくいなー……と作者すら悩む“ユニーク作品”が流れ着くジャンル
【恋愛】と【コメディ】は、これ字体が要素になります。
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【恋愛】は砂糖みたいな物です。
甘いのは当たり前、甘さ+
で、何にする?
歴史、SF、ホラー、推理、友情、努力、勝利、ファンタジー、推理、冒険。その気になれば何にでも恋愛は入れられます。
逆に、恋愛主体でストーリーを創るには?
【恋愛】という一つの素材を条件に山のようなジャンルが派生せざるを得ません(笑)
また、恋愛小説はファンタジー小説と違い、必要以上に長くなると嫌われるジャンルでもあります。
一部例外はあるものの、ハーレクイーンなどは一冊だけで完結するからこそ、安心して購入させる手口で売っている面もあります。
読むのがうっとおしくない長さで、かつストーリーも面白く、きりがよく、恋愛要素がある。
恋愛小説を書く作者は、書き始めたら5〜6作くらいヒロインを変えながら作品を作りますが、
基本的にヒロイン達、全員ストーリーが違います(当たり前ですが)
5〜6人のヒロイン達、それぞれが違う仕事や生活をしており、違うきっかけで、違う人と恋に落ちる。
そのため、恋愛ジャンルを書き続けるには、一番恋愛から遠い知識やアイデア類が必須になるようです。
恋愛ジャンルでノベライズ・デビューしている作者さんたちの作品も、なるたけ被らないシリーズになるよう編集側も狙っているため、ストーリーはバラバラ。
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もちろん【乙女ゲームで悪役椿姫に転生】みたいなベタなテンプレートはありますし、
作者は一人ではなく、山ほどいるため、テンプレート・コピー作品も大量にあります。
が、その中でも常連ランカーや総合評価ランカーは一発屋にはない、奇想天外な作品をくり出してきています。
恋愛は当たり前!!いかに面白いストーリーがあるか。
それが恋愛ジャンルの前提にあったりします。
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同じく、コメディ作品も何にでも使える要素だから、どう笑かすかでセンスやアイデア勝負になります。
コメディとは名ばかりのシリアス作品、に投入されるシリアルに爆笑させられる作品
徹底的に下ネタに突っ走る作品
ホラーコメディや理不尽ネタ、【いや投稿ジャンル間違えてんだろ】ジャンルなど、奇想とセンスがある作品がランクインしています。
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テンプレートが少ない、通用しにくいからこそ、面白いストーリーが売りになる作品が【その他】【恋愛】【コメディ】には存在します。
小狡い作者は上記ジャンルで固定客を掴み、ファンタジー等の人気ランキングに殴り込み、書籍化を射止める作者。
あえて自費出版で、中間搾取者のない小説代金をがっつり稼ぐ剛の者もいるようです(笑)
作品に自信があるけど、埋もれて読まれない作者の裏登竜門みたいなノリもあるので、良作を探してみてください。