第一話
グランスウォール大陸の中央に広がるウィールス平原。
そこは人の手が一切加えられていないのにも拘わらず、敷き詰めたかのように緑の絨毯が広がっている。
何処までも続くかのような広大な大地は真っ平らではなく、小さな丘などが所々あり、遙か先まで見通すことは出来ない。しかし、急な斜面もないので平原を行くのに難はなかった。
そんなウィールス平原を日が一番高い時間の中、緩やかな速度で移動する馬車があった。
その馬車は若く毛並みの良い馬に引かれている。
車体は幌馬車で、中には金属の塊のような物が積まれている。御者台には二人の少年が並んで座っていた。どちらも若く、少年からもうすぐ青年と言えるくらいになる微妙な年頃であるようだ。
「はぁ……」
二人の内、手綱を握る少年の方が半眼で正面を見つめたまま、思いっきり大きな溜め息をついた。
その少年の髪は黒い。王国では髪の色が黒色か茶色の場合は、平民階級である印である。故に、おそらく少年が平民であることは間違いないだろう。瞳の色は髪と同色である。
特別容姿が優れているわけではないが、見た目の良い悪いを定める天秤があるとするなら、悪いに傾くことはないだろう。しかし、浮かべる怠そうな表情のせいで、現在は悪いに天秤は傾くかも知れない。見る者によって意見が変わる容姿である。
背は標準に比べて少しある方だ。が、高い訳でもない。全体的に良いのか悪いのか分からない容姿である。よく見れば細身だが引き締まった身体が、現段階で確実に褒められる点であろう。
服装は下から見て、安そうな薄茶色の皮ブーツに、質素な黒いズボンを穿いている。平民であるなら特に変わった姿ではないが、上に着ているものは下とは全く異なっていた。
それはフード付きのローブである。
安っぽさが滲み出る他と違い、純白のしっかりした布地。前を閉める為の金のボタン、胸元の左側には金と銀の糸で縫われた何かの紋章。
丈は膝より少し上くらいで、フードの縁、袖、襟、肩口には白に映える深い青色のラインが入れられている。
なかなかどっしりした印象を覚えるが、よく見ると意外に動きやすい作りになっているようだ。例え激しい動きをしても、このローブが動きの妨げになることはないようである。
太陽の光を受け、一瞬だけ少年の胸元が金と銀の光りで紋章を輝かせた。
女神と思われる人物の背後に、いくつも小さな円があり、その中には剣があり、杖があり、筆もあった。多種存在する円の中心に立つ女神は、それらを守る守護者のようである。
この紋章が意味するものは広く知られている。
クライニアス学園。それがこの紋章を見た者が思い浮かべるものである。そんな紋章が織り込まれた服を着る少年が、学園の生徒であることは誰もが分かり得ることだった。
まるで貴族が着るような豪華な作りのそれは、黒髪の少年の貧相なズボンなどと比べてしまうと、残念なほどに不釣り合いであった。
「なんだよコウ、溜め息なんかついて」
不釣り合いな服装の少年――コウに、もう一人の少年が声をかけた。
声をかけた方の少年は、髪色がコウの持つ黒色とは違った。そして、もう一つの平民色である茶色でもなかった。
金色だ。金髪は王国で権力を持つ階級である貴族の象徴である。少年の瞳は青色。つまりは金髪碧眼。それはまさしく絵に描いたような王国貴族のものであった。
鼻筋は真っ直ぐで好奇心を強く宿した目元、陽気な印象を与える柔らかな笑み。コウとは違い容姿は確実に良いと断言出来る。中肉中背の体付きで、コウとは違い別段鍛えたりはしていないようだ。
着ているものは派手さのない質素なものであるが、黒髪の少年とは違い、上質な素材で作成されている。
そして金髪の少年は黒髪の少年と同じく純白のローブを羽織っていた。つまり、この少年もまた彼の学園の生徒であるようだ。
金髪の少年の服装と容姿に、そのローブは完全に釣り合っており、様になっていた。
「もうすぐ学園だから元気出せって!」
陽気な調子で金髪の少年はコウに言う。
それに対してコウは正面を見据えていた目を、半眼のまま自分の隣に座る少年に向けた。
「ロン……何でこんなガラクタ運びに俺を付き合わせた?」
言葉と共にコウは振り返ると、幌馬車に積まれた物たちを凝視する。
そこにあるのはコウからして、どう見てもガラクタの山だ。幌馬車特有の張られた布で出来た屋根すれすれまで積まれている。移動中、揺れた際の振動で崩れるのではないかと、見ていてひやひやするほどだ。
実は半日ほど前まで、コウは休日を謳歌するために惰眠を貪っていた。そこに突如やって来たのがロンだった。
彼は叩き起こしたかと思えば、馬車に無理やり乗せ、気づけば近くの街までコウを連れ出したのだ。今はその帰りである。
コウの言い様にロンは口を尖らせる。
「ガラクタとは何だ、ガラクタとは! これは宝の山ですぅー!」
「いいや、ガラクタだな! むしろゴミだろ!」
「ガラクタならまだ使い道がありそうだったのにゴミ? ゴミ呼ばわり!? コウの目は節穴なんだよ!」
そう叫ぶとロンはガラクタ(彼の主張としては宝)の山から一つ手に取ると、コウの頬に押しつけるように手の物を示す。
「例えばこれだ! これは魔力を動力にしないカラクリ時計だ!」
「いや、近すぎて見えないから……」
コウは押しつけられていたものをもぎ取ると、ゆっくりと観察を始める。
大きさは手のひらくらいで、形は円形である。コウは物価の水準などに詳しくはない。しかし、そのコウにしても、見た目と触り心地から安価な金属で作成されているように感じた。
コチッ、コチッ、と規則正しく小さな音を立てながら、針が時間を示している。見た目の安っぽさを抜けば、世間一般的に知られる時計と毛色の違いはないだろう。
そして、ロンの言うとおり、時計からは魔力は感じられないようである。
「ふ~ん、つまり、魔石を必要としない訳だ」
コウはロンに時計を返しながらそう言った。
「魔導具」と呼ばれるものが、この世界には存在する。どういったものなのか簡単に説明するなら、「魔術によって作成された道具」である。
物によっては神をも殺すことすら実現出来ると囁かれるほどで、その可能性は未知数であり、底は見えない。大変高価なものではあるが、魔導具があるかないかで何かをする際で便利さは段違いに変わってしまう。
形はそれぞれで日用品から戦闘用品まであり、用途ごとに適した多様な姿をしている。時計も本来ならその一つであった。
使い方はその魔導具ごとに一つ一つ違うが、共通しているのは魔石と呼ばれる特殊な石に、魔力を溜め込んで起動させることだろう。
「そう、こいつの凄いところは魔石を必要としない……つまり、さっきも言ったように魔力を動力としないところだ!」
興奮した様子でロンが説明する。
魔力とは全ての生物が有しているものである。生命力の代名詞でもあるくらいだ。故に、身体に宿る魔力を全て搾り出すということは死へと繋がる行為だ。これは一般常識として深く浸透しており、物心ついた子供なら知っていることだった。
では、何故ロンが興奮した様子で手元の時計を褒めるのか。それは全ての生物が持ちうる魔力だが、それを操作出来るのは、限られた人だけだからである。そのために魔力を扱えない者は、扱える者――魔術師や魔導師と呼ばれる者達を頼るしかなくなる。しかし、大抵の魔術師達は貴族とその関係者であることが多い。
これは「魔力を操る才が血縁によって受け継がれやすい」ということが関係しているのだが、何故そうであるか具体的な理由は解明されていない。
そして、そのせいで問題が発生してしまう。
現在、特に王国において貴族と平民の間には亀裂が生じていた。
魔力を扱えるという優位性から、貴族が権利を得たという歴史から、貴族に属する者は平民を見下すようになってしまっている。つまり、階級差別が根強く存在してしまっているのだ。
仮に平民が頭を下げて頼んでも、見下している相手のために貴族側の人間は、動かないというわけである。もちろん貴族全員がそうではないが、平民を見下さない者など極少数だ。
「だけど、これなら誰でも使う事が出来る……!」
ロンの持つ魔力を使わない時計ならば、一度手に入れてしまえば貴族に頼まなくてもいいのだ。
「これでみんなの生活が少しは楽になるんだ」
そう言ってロンは微笑んだ。
時計そのものが生活を楽にするとロンは考えていない。魔導具に代わる「魔石を必要としない道具」が生まれたことが、生活を楽にしていくと考えているのだ。
人は歴史の中で利便性を探求して文化を発展させて来た。それらのように、このカラクリ時計もまた人々の手助けとなる、大きな存在へと進化して行くだろう。それをロンは純粋に喜んでいるのだ。
「……お前は本当に貴族様とは思えないことを言うよな」
実家が貴族であるのにも関わらず、平民を『みんな』と言ってロンは笑う。それを見てコウにも自然と笑みが浮かんだ。そこに先ほどまでの怠そうな様子はない。
いきなり街へ連れ出したりと多少強引なところはあるが、それに嫌気がささないのはこの少年の魅力だろう。
それに気づかないままロンは上機嫌に次の品を山から取り出す。今度は拳三つほどの長さの筒だった。筒の端と端にはガラスが張ってあるようだ。
ロンは筒の片側に目に合わせると、遠くを指差しながら筒の正体を説明する。
「これは望遠鏡といって遠くのものを、拡大して見えるようにするという優れたものだ! あの看板には『ここから北にクライニアス学園あり』って書いてあるぜ!」
もちろん魔力は必要ありません。と、付け足したロンの口調は、何故か商人が品物を売り込む時のように丁寧だった。
「へぇ、魔術を展開しないで遠くのものが見えるなんて凄いな」
一般的に「遠くのものを見る」というのは、『遠視』という魔術を展開する意味合いである。そしてどうやらその常識的なものは、少しずつ覆されようとしているようだ。コウが素直に望遠鏡を褒めると、ロンは気を良くしたのか更に説明を続ける。
「やっとコウもこいつらの良さが分かってきたか! ふっふふ、なら教えてあげよう。この望遠鏡の素晴らしいところは……」
ここでロンは言葉を一旦区切った。そしてコウが今まで見たことのない、爽やかな笑み浮かべて彼は言った。
「魔力を一切使用しないから、気づかれることなく覗きが出来るんだ!!」
ここで何故覗きに魔力が関係するのか説明しよう。
クライニアス学園には、とある二つの魔術によって結界が施されているのだ。
範囲内における魔力の流れをを見つけ出す『感知』。
設定した条件に当てはまる対象を探し出す『探知』。
という魔術が結界規模で展開されている。
通常は術者が魔術を意識して展開し続けなければならないのに対し、結界規模で展開されると魔力の供給がなくならない限り、その魔術は自立した状態で常時展開されるようになる。
学園ではそういった結界規模の魔術が至るところに張り巡らされている。特に更衣室などといった場所は念入りである。
これらによって過去、覗きを試みた勇者と呼ばれる愚者達は、一人残らず生活指導室送りにされていた。過去、この魔術結界を無効化出来た者や欺いた者はいないとされている。
「近づいて窓から覗けば絶対に見つかる。それは捕まえて下さいと言いにいくようなものさ。しかし、遠くから覗こうにも遠視はやっかいな魔術結界によって阻まれる」
ロンは話しながら拳を握り、天を穿たんばかりの勢いでそれを高々と突き上げた。
「だが、時代は俺に……俺達に味方した! これさえあれば遠くからの覗きを可能にし、更に望遠鏡はあまり出回っていないから、認知度が低いため警戒される心配もない!!」
ロンの力説。彼は本気である。ついには口笛を吹きながら、望遠鏡を覗き込みあちこちと遠方を見るロン。そんなロンを横目にコウは呆れながら溜め息をついた。先ほど感心した途端にこれなのだから、溜め息をつくのも仕方がないだろう。
「お前はその変態なところがなかったら、普通にいい奴なんだけどな……」
この少年、コウからすると本当に気さくでいい奴である。しかし、女の子に目がなく、いつも女の子の尻を追いかけているイメージしか持てないのが玉に瑕だ。
学園に着いたら望遠鏡の存在を流布することと、女子生徒達にそれとなく警告しておくことをコウは密かに決定した。
すると、その肩をいつのまにか静かになっていたロンが、望遠鏡を一つの方向に固定したまま叩いた。
「なんだよ?」
「いや、なんかやばそう……」
ロンが望遠鏡を渡してきて遠くを指差す。望遠鏡をどけた顔は青くなっているようだ。
コウは意味が分からなかったが、彼の様子から何か冗談を言っているようにも見えない。黙って望遠鏡と手綱を交換し、見様見真似でコウは指差す方角に望遠鏡を向けて覗いた。
望遠鏡は『遠視』に比べて鮮明さは劣っていたが、何が見えているのか確実に判断出来る程度にはしっかりと見ることが出来た。
覗き見たそこには、小さな丘が続くウィールス平原には珍しく少し開けた場所があった。そこにあるものを発見し、コウはあれがロンの顔を青くした原因だろうと理解した。コウは見たものをしっかりと認識した上で、次の通りの感想を口にする。
「なんでまた……」
そこにあった光景とは茶色のフード付きローブを深々と被った人物が、魔物の群れに追われているというものだった。コウは静かにそれを見つめたまま、情報を脳内から引き出す。
ローブの人物を追う魔物の種類は蜥蜴型、名前はドリークという。
爬虫類を思わせる鱗の体躯を持っており、平均的な体長は七~八歳くらいの子供くらいである。
閉じた口先から舌をチョロチョロと出す仕草が特徴的だ。それは舌先に魔力を感じ取る器官があるため、それによって獲物を探す動作なのだが、それに生理的な嫌悪感を覚える者は少なくない。
四本の足は胴体の横から生えている、という見た目からは想像し辛いが、鍛錬をしていない成人男性が本気で走った時と同じくらいの速さを出す。
肉食であるために子供だけではなく、戦い方を学んでいない大人にとっても危険な存在である。
戦う術を知っている者なら余裕で倒せる魔物なのだが、追われていることを考えるとローブの人物は一般人なのだろうかとコウは考える。しかし、その予想は直ぐに覆された。
コウから見て丁度身体に隠れて見えない側に持っていた杖を、ローブの人物が振り回して牽制し始めたのだ。
望遠鏡を使っているが距離がある上に、フードを深々と被っているので、詳しい身長や年齢、性別などは分からないが彼の人物は魔術師である可能性が高い。
「爬虫類の数は……十匹か。なんで魔物がここに?」
コウは望遠鏡を覗きながら、思いついたことを片っ端から並べる。
疑問は尽きない。ウィールス平原は魔物が生息していない安全な地域なのだ。それ故に魔物――しかも群れと言える数でいるのはおかしなことである。
それに魔術師が一人で戦っていること自体があり得ない話だ。何故なら、術を唱えても完成する前に攻撃を喰らえば、当然そのままやられてしまうわけであり、対魔術師戦闘においては詠唱中に潰すのが常套手段である。
故に、魔術師は基本的に術を唱える間、自分を守ってくれる前衛を相方にして戦うものだ。
魔術師が一人で戦っている場合は、一人で戦う自信があるか、やむを得ない理由で一人であるかである。
現在コウの視線の先で逃げ回る魔術師の様子を見れば、後者か或いは前者から後者へと転じたかなのだろう。
「自信満々で一人で突っ込んで駄目でした。とかだったら笑えないな」
逃げ惑う魔術師を見つめたままコウは呟く。
視線の先で魔術師は未だ窮地から脱していない。魔術師はある程度優秀らしく、ただ杖を振り回すだけでなく、詠唱を必要としない初級魔術により杖の先に火を灯している。自然界に住む生物は基本的に火を恐れるのでそれは効果的と言えた。しかし、それもすぐに限界が近づいて来る。
「時間をかけすぎたな。火を恐れなくなってきている」
コウがぽつりと言葉を漏らす。事実、ドリークたちは向けられる熱源に脅威がないと思い始めているようだ。
火を恐れていたせいで遅くなっていた追いかける速さが、段々と速くなり始めているように見えるのだ。魔術師の方もそれに気づいたのか、大分焦っているようで全体的に動きが乱雑になっている。
今まで静観していたコウだったが、それを確認すると立ち上がった。まるで自分の事のように魔術師を案じて焦るロンに、何も言わずに望遠鏡を投げ返す。そして、ガラクタの中にすっかり溶け込んでいたものを、山が崩れないように慎重に取り出した。
コウは取り出したものの先端を御者台につけ、自分の前に立てるようにした。それは連れ出された際、財布以外に唯一持ち出したものだった。横ではロンがその様子を何も言わずに見守っている。
それは一振りの剣だった。
見た目はコウが着るローブ以外の服装に釣りあってしまう安っぽいものである。柄より先の長さは六十センチメートル程で、刃の厚さも従来のものに比べて特別変わった様子はない。
コウが僅かに剣を抜き刃の状態を確認する。その目に興奮などは微塵も感じられない。それどころか冷淡といえるほどであった。
コウは直ぐに鞘へと収めたが、抜いた際に見えた刃も、鈍い輝きを持つだけで特別は感じられなかった。
鞘を含めて剣の端から端まで見ても意匠はなく、柄の部分に布が巻かれている事だけが、唯一特筆出来る点だろう。
持ち主と同じ、見た目は極々普通の剣。実際、それは少し前にコウが街の武具屋で、安売りしていた物の中で、特に一番低価格だったものを購入したものだ。しかし、コウがその剣を持った瞬間、ロンにはその剣が何よりも力のある物に思えてならなかった。
その剣が実は名剣であるという隠された事実はない。ロンが持てばその剣は見た目通りの、安物の刃物に成り果てるだろう。それなのに、ロンは思わず生唾を飲み込んでしまうのだ。
ドリーク達の方へ目を向けたままコウは口を開いた。
「流石に人命がかかっているとなると見過ごせないよな」
そう言ってから剣を腰に佩く。口調こそ軽いがコウの表情は真剣そのものである。
「ということは、助けに行くわけだな!」
ロンは「良かったぁ」などと続ける。先ほどは別にコウを恐れたりしたわけではない。ただその存在感にただ飲まれただけである。コウに悪意がないと分かっているロンだからこそ、直ぐに態度を崩せるのだった。
コウもコウで気にした様子はない。むしろ、助けに行くことで安堵するロンの態度に、まるで自分が行かない可能性があったのかと感じ「こいつは普段、俺のことを何だと思っているんだ?」と内心思うだけである。
コウはふと言うことがあったと思い出す。
「お前の事だから大丈夫だと思うが、念のため言っておく……」
ロンは最初きょとんとしていたが、徐々に理解の色を表情に浮かべると、コウの言葉を制するように返事をした。
「安心しろって、いつも通りに、だろ?」
第三者が聞けば理解出来ないであろうやり取り。しかし、この二人にはそれで十分であるらしく、コウも何も言わずに頷き『念話』を展開した。
『そこの爬虫類に追われている奴、聞こえるか?』
その出会いが、グランスウォールの歴史に残る出会いになるとは知らずに。
2011/12/30 5:00
文章の一部と誤字脱字を訂正致しました。
2012/06/24 18:36
文章の一部と誤字脱字を訂正致しました。