↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目が覚めたら池田恒興になっていた私。場面は本能寺の変直後の伊丹。このまま秀吉が来るのを待つのも手だが……。  作者: 俣彦『短編ぼくのまち』


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
16/17

これは史実通り?

 明智光秀が摂津衆に手を伸ばしている事を聞いた池田恒興は……。

池田恒興「伊木。」

伊木忠次「はっ!」

池田恒興「京における明智の兵数に変化は見られるか。調べてくれ。」

伊木忠次「わかりました。」


 独りになって。

池田恒興(正直な話。本能寺からの出来事を細かく知っているわけでは無い。明智が安土を押さえ、その金を使って朝廷工作を働き成功した事が史実か否かがわからない。その通り進んでいるのであれば問題無いのだが、もしこれが……。)

 史実通りでは無いのなら。

池田恒興(摂津衆に離反の動きは見られない。織田信孝も軍勢を維持する事が出来ている。伊賀の内紛への対応を余儀なくされているが、織田信雄が近江土山までを押さえている。これに……。)

 筒井と細川が不戦を貫いてくれれば良いのだが……。


 暫くして。

伊木忠次「殿。」

池田恒興「何かわかったか?」

伊木忠次「はい。大和の筒井順慶でありますが……。」

 一軍を山城に派遣していました。

池田恒興「えっ!?」

伊木忠次「筒井は明智の与力であり、縁戚関係にあります。此度の謀反に加担していたか否かわかりませんが、これまでの両者の繋がりを考えますと……。」

池田恒興「もしかすると信澄様も?」

伊木忠次「わかりません。しかし筒井の動きを見ますと、信孝様の御判断は正しかったと考えます。」

池田恒興「……そうか。他に変わった動きは見られるか?」

伊木忠次「丹後北部を領している一色が明智の誘いに応じたとの情報が入っています。」

池田恒興「そうなると明智は……。」

 全ての兵力を摂津に投入出来る態勢が整ってしまった?

伊木忠次「いえ。そうではありません。」

池田恒興「ん!?と言うと?」

伊木忠次「丹後の南部を領し、明智光秀の娘を正室に迎えている細川氏が……。」

 織田信長を弔うため剃髪し、明智光秀への加担を拒絶しました。

伊木忠次「明智と細川の関係は足利時代から。これを見ますと此度の謀反は恐らく……。」

 明智光秀が単独で行った事がわかります。

伊木忠次「もしかしますと明智は発作的に動いた可能性もあります。」

池田恒興「京に信長様と信忠様が泊まり、手勢を率いていない。周囲に大兵を動かす事が出来るのが明智しかいなかったから?」

伊木忠次「はい。」

池田恒興「しかし筒井は……。」

伊木忠次「その筒井に付いてでありますが、先程丹羽様より連絡が入りました。」

池田恒興「明智方になったのだろ?」

伊木忠次「はい。しかしそれは本意ではありません。筒井は丹羽様にこのような事を伝えています。」

 明智討伐に手を貸していただきたい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。