200文字小説 世界迷作劇場「ジュリアズ・シーザー」より
男子校の修学旅行にて、ある噂が流れた。
男子の露天風呂の生垣が壊れていて、そこから女風呂が覗けるらしい。
「ふん、そんな子供じみた真似できるか」
クラス委員長、如月はクールなメガネをクイっとあげて答える。
「そうだよな、高3にもなって女風呂など」
ライバルの副委員長の弥生が、サラサラの前髪をかきあげる。
30分後、如月は裸で教官室で正座させられていた。
隣には同じ格好の弥生の姿があった。
「ブルータス、お前もか」