表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/11

初めてのウォークラリー2

今回の話は前回の続きです。

2からでも読めると思います!

読んでくれたら嬉しいです!

え…?

いや、どう考えても私には花向けてきてるよね?

あ!後ろの空優あゆちゃんかな?

空優ちゃん可愛いもん!

後ろを見ると、あ、空優ちゃんも「彩乃ちゃんっ!」って言ってる…

え?!私に花あげる的な感じになってる?

「おーい、早く来ーい!」

と言われてしまった。

すると、矢城くんが「諦めます!」と言って走って言った。

山本ちゃんも走ってついて行ってる。

私も山本ちゃんの後ろをついて行って、ゆっくり考える。

…?新手の告白か?

いつも、少女漫画、少女小説の読みすぎでそう考えてしまった。

いや、実際そうだったらすごくね?

だって、矢城くん結構モテてるもん。

ナルシストで私はちょっと苦手だけど。

歩いている間、ずっとその事を考えていた。

ほんとに夢じゃないかって。

うーん…。

あ!そういえばナンパをよくしているって聞いた事あるかも?

じゃあ、私はナンパされたのかな?

そう考えると、少しホッとしたのと少し寂しい感情が湧いてきた。

告白って思い込んで恥ずかしっ!

ちょっと待って?

私たち前の方の列だから、後ろの子にも見られたかもしれないの?

恥ずかしいし、嫉妬?的なことをされないか心配になってきた…。

でも、段々気が落ち着いてきた。

景色を楽しもう!と、周りを見渡した瞬間、隣の男子が、

「やっしー、花あるで?また、渡したら?」

と言った。

何を言うてんねんっ!思わず関西弁になるほど、嫌だった。

花渡されて、貰ったらすごい考えないといけないんだから!

やっと、落ち着いてたのに…

「道端に生えてる花は良いけど、花壇の花は無理。正義の心が傷つく。」

いや、そこ?確かに、花壇の花はダメだけど花を渡すことに反対はしないの?

まぁ、今回は何か渡されたわけじゃないからセーフ!

今度こそ景色を楽しもう。

ゆっくり、歩こう。うん、そうしよう。

それからはゆっくり景色を楽しんだり、他の子の話に耳を傾けたりしながら楽しんだ。

途中で花のことが頭によぎることがあったけど。

元々の小学校の前までやって来た。

うわぁ!懐かしー。

横ばっかり向いていたので前に向き直すと、

あれ?矢城くん…また花取ろうとしてない?

嫌な予感…

私の予感は的中した。

まただ…

2回目にもなると、冷やかす声も小さくなる。

私は受け取らないを選択した。

だから、戸惑っているように見せて、花を自分のポケットに入れるところまで見届けようと考えた。

しかし、矢城くんは花をポケットに入れるどころか、私に近ずいて来て、花を私の手に持たせた。

すると少し照れたような顔をして先生の後ろへ戻った。

私は状況をやっと理解し、照れた顔が移る。

山本ちゃんの後ろに戻ると、手の中に入った小さなカタバミが入っていた。12個の花がついた小さなカタバミ。

まだ少しだけ温もりを感じる。

逆に少し冷静になったかも?

もう私には景色を見る余裕すら残されていない。

私はほぼ放心状態で歩いて、学校に着いた。

もう何も考えたくない…疲れた〜…

ここまで読んでくれてありがとうございます!

今回は恋愛系の話でした...

実際にウォークラリーなどのイベントで告白する人も多いそうです!

私にはそんな体験がないけど…

次の話は結羽と柚花にウォークラリーのことを相談する話です!

良ければ次の話もブクマして待っていて欲しいです!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ