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OP: 俄な小唄

I open my eyes.

目が覚めて

Awakened by a soft caress on my cheeks.

頬に柔らかく撫でさせられる私は目が覚めてしまう

From the east, an ephemeral wind― bringing along the swelling of the waves.

東からは儚い風、うねりを持って行くもの。

From the east, an unreliable windー whistling, covering the sound of rolling gates, the beeping streetlights, the warning of ships, the festivities of lights.

東からは不確実の風。シャッターの音、信号機の高音、船の注意、光の祭囃子。東の口笛が様々な声をかき消して去る。光の祭囃子(ラプソディ)

The devotee prays, holding tight the remains of summer.

夏の残りが包まれるまま、行者は祈る。


“Take me away to a place that’s not here.”

「ここじゃない場所へ連れて行って」

“Take me away to a place where I can’t pray.”

「祈りのない場所へ連れて行って」


Yet, from the east comes nothing but the dark canvas.

しかし、東からは暗いキャンバスしかやって来ない。

The clear shadow of the moon leads the charge thus:

月の明るい影はこう導く――

“Rewind the cogs. Repeat and repeat. Savor the journey, young one.”

What presumptuous words.

「巻き戻せ。繰り返せ。若者よ、旅を味わないと」

なんて偉そうな言葉

The weary detective will hold onto his magnifying glass.

物憂い名探偵は必ず拡大鏡をしっかり握っとる。

Variations are unwelcome in a rhapsody, after all.

だって、ラプソディにはバリエーションはモテナイ。

And all you Watsons, will…

そして、()()()()のアンタたちは……

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