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気が狂いそうなぐらい好きだった彼女にフラれた俺は、、、。

作者: 七瀬







心底好きだった彼女に俺はフラれる。

フラれたショックで、いつもなら行かない“おっぱいパブ”に俺は足を運んだ。

しかも? 人通りの少ない古びたおっぱいパブ。

俺は扉を開ける。





・・・そこには、中年女性が上半身裸で、ガリガリの老いぼれた白髪で前歯が

全くないお爺ちゃんと椅子に座っており、お爺ちゃんの膝の上に中年女性を座

らせ貪るように中年女性のおっぱいを吸っていた。

ふと、俺に気がついた中年女性が俺の方を見てこう言う。



『ちょっと待って、このお爺ちゃんの後にあたしのおっぱい吸っていいから!』

『えぇ!?』

『珍しいな、ワシ以外におめーのおっぱい吸う客が居るとは、、、!』

『あたしだって! 若い男の子におっぱい吸ってほしいに決まってるじゃない!

お爺ちゃん専用のおっぱいじゃないんですからね!』

『おめーのおっぱいはワシだけのモノじゃー!』

『もぉ~お爺ちゃんたら!』

『わはは~』

『・・・・・・』






“俺は男の本能的で、咄嗟にこの店はヤバいと逃げる事を考えた。”


そうすると? 何処に居たのか? ごっつい体格のいい男が店の奥から

出てきており、店の扉の前を塞いだ!



『せっかくの客だ! 今、帰られては困る!』

『・・・い、いや?』

『そのお客さん、絶対に返さないでね!』

『分かっている。』

『なんで! 俺は他の店に行くよ。』

『ダメだ! ここに居ろ!』

『ワシのおっぱい~』

『さあ! もう終わりね、お爺ちゃん、おっぱいもう吸わないで!』

『嫌じゃー嫌じゃーワシのおっぱいなんじゃー!』

『さあさあ! そこのお兄さん、こっちに来ていいわよ。』

『・・・・・・』

『早く行け!』

『・・・あぁ、は、はい、』








最悪だ! 世界で一番好きだった彼女に俺はフラれ、訳の分からないおっぱい

パブのお店に入ったら? 中年女性のおっぱいを吸わなければならない状態に

しかも? 老いぼれジジィの後のおっぱいだ! 前歯は全くなく黒ずんだ歯は

虫歯でボロボロ、そんなジジィの後のおっぱいなんか吸える訳がない! 

でも? ガタイのごっつい男が店の扉の前に居て、とてもじゃないが帰れそう

にないのも分かる、俺は一体!? どうしたらいいんだ、、、?




『何? 考え込んでるのよ! ただあたしのおっぱいを吸えばいいのよ。

悩み事なんか全部、吹っ飛ぶわよ!』

『そうじゃーそうじゃーワシのおっぱいは誰にも渡さん!』

『お爺ちゃん、いい加減にして!』

『玲子さん。』

『また明日くればいいじゃない! 今日は素直に帰って。』

『分かった! 玲子さんがそこまで言うなら、ワシは明日来る!』

『お利口さんねぇ~』

『ワシはお利口さんじゃー!』

『・・・・・・』







老いぼれジジィが俺と交代で店を出る時、俺にこっそりこう言った。

【ワシの玲子さんは、お前みたいな若造に、絶対にやらん!】

【・・・・・・】





最悪だ! 最悪だ! 最悪だ!

なんでこんな日に、“ついてない日にも程がある!”

これは夢か? この場から逃げたい!

俺は何も悪くないのに、なんでこんな目に遭わなければいけなんだ!




『何? 1人でブツブツ言ってんの、さあさあこの椅子に座って!』

『・・・あぁ、はい、』

『ちょっと待ってね! おっぱいをキレイにするから。』

『・・・・・・』




中年女性は、除菌シートで軽く自分のおっぱいを吹いただけだ。

べちゃべちゃにジジィの唾液がついた中年女性のおっぱいを吸う

勇気が俺にはない!

俺が躊躇っていると? 中年女性が俺の口元に自分のおっぱいを

近づけてくる。



『さあ、吸いなさい! 好きなように吸っていいわよ!』

『・・・・・・』

『それとも? あたしのおっぱいが吸えないの?』

『・・・い、いや、』

『じゃあー早く!』

【パクッ】

『美味しいでしょ!』

『・・・・・・』








・・・それから15分間、“地獄の時間が続く。”

俺が抵抗できないと思って、中年女性は俺に自分のおっぱいを押し付け

これでもかと言わんばかりに、自分のおっぱいを吸わそうとする。

俺はただただ口をつけているだけが精いっぱいだった。



『よし! もう帰っていいぞ! 代金は1万円!』

『えぇ!?』

『安いでしょ!』

『高すぎるよ!』

『なんだって!』

『払わないと? この店から出さないぞ!』

『・・・ぼったくりか、』

『物わかりのいいお客さんだ!』

『また来てねぇ~』

『じゃあな!』

『・・・・・・』





俺はしぶしぶ、財布から1万円を出し、支払って店を出た。

どんなにショックな事があっても、自分をしっかり持っておかなければ

いけないと、店を出た後強く思う!

俺の失恋は、もう何処かへ行ってしまった。



“もう絶対に! こんな店になんか来てたまるか!”



最後までお読みいただきありがとうございます。

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