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私たちはいずれ再開する  作者: ローハー
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別れの始まり

初めてです。多分ぐちゃぐちゃなのでご了承ください

「ねぇ、ノア。この夜空を見てみてよ。とても綺麗で夢を与えてくれるような気がするんだ。」


そんなことを言う少女はそんな夜空の写鏡のようで漆黒の髪と星のような綺麗な青い目をしていた。


「そう?たしかに綺麗だけど私は飲み込まれそうな気がして不安を感じるけどな」


ノアと呼ばれ、そう答える少女は先程の少女とは対照的な純白な髪と燃えるような赤い目をしていた。


「こんなところで遊んでないで行くよ。ノヴァ。院長が呼んでる」

「そっか。ごめん。行こっか」

黒い髪の少女の名はノヴァ。

ノアとノヴァ。彼女達はコレミア孤児院の孤児。

10年前に起きた魔人の暴走により家族を失った。

世界で多発した魔人の出現は世界に悲しみをもたらした。

家族を失い、孤独に死んでいく子供たち。コレミア孤児院もそんな子供たちを憂いてつくられていた。

子供たちは院長と従業員立ちに世話され、最後には貴族に買われる。


ノアもノヴァも同い年であり、7歳の時に家族を失い、孤児院に引き取られた。10年も経ち、最年長組として小さな孤児達の世話を手伝っていた。


だけどこの生活はもう時期終わる。2人とも貴族に買われる時期だからだ。


「院長。ノアとノヴァです。」

「入ってきてくれ」

中にいるのは皺があり、白髪が目立つが優しそうな目をする男。レアリ院長。

「レアリ院長。話は···とうとう貴族に買われるんですね」

「ノアくん。貴族様に買われるというのは新たな人生を遅れる。贅沢もできる。嫌そうにしては行けないよ」

「どうだか。まぁ優しい貴族に買われることを願いますね。奴隷にされて穢れを知りたくないですから。」

「奴隷にされたり、嫌なことは強要されはしない。契約をするからね。もしも破れば衛兵に捕まるし、最悪の場合貴族位の剥奪だ。貴族にとって貴族位の剥奪は死よりも恐ろしいさ」

「ふん」

「ごめんなさい院長。ノアは不安で院長に八つ当たりしてるだけです。」

「君たちの性格はよくわかっているとも。私は孤児院にいる子も、貴族に買われ、新たなる人生を歩む子供たちも。君たちも、幸せになるんだよ。」


ノアはそっぽ向いているが2人とも不安はあっても楽しみという感情もあった。

「では今回、君たちを引取りに来たのはロンヌデナス公爵家だ」

「ロンヌデナス公爵家?この国の五大公爵が?なぜ?」

ノアの疑問も最もだった。ロンヌデナス公爵家はこの国の王に仕える5つの公爵家のひとつであり、強い権力を持つ。

そんな公爵家がこんな辺境の孤児院の子供を買うこと自体そうそうない。買いに来ても伯爵や子爵が多いからだ

「そんな公爵家がなぜ...そういえば最近王城で緊急の会議があったって聞きました...」

「それが関係しているのかもしれない...そしてロンヌデナス公爵家は代々闇の魔術の研究をしてきた。そして黒い髪もロンヌデナス公爵家の象徴と言える。」

「公爵家が所望するのはノヴァってことね」

「あぁ。そうだ。そして早急に引き渡すことを言われている。引渡しの日は...1ヶ月後だ...」

「はぁ?1ヶ月なんて...いくらなんでも...」

「分かりました。準備しますね」

「ノヴァ!なんでそんなすぐに!なにか裏があるって!」

「私たちはいつまでも院長の元にいる訳には行かないってこと分かるでしょ?ノア。この日のために沢山勉強して来たんだから。大丈夫。私は幸せを手にするよ」

「...わかった。ノヴァがそういうのなら...」

そう言ってノヴァは部屋へ行った。

「まだノアを引き取る人はまだ居ない。だがもう時期君を引き取ってくれる人は来るよ。」

「どうでもいい。私はノヴァが心配」

「ああ。もう1ヶ月しかないからね。君たちはとても仲がいいし、孤児院の中でも別嬪さんだから。」



―――――――――――――――

ノアが向かったのは自分たちの部屋。豪華のものでもないが寝たり、ものを置いたりするくらいには普通に生活できる部屋。1つの窓からたくさんの人を見たり、馬車も見れる。部屋の中は大きなクローゼットとベットが左右に置いてあり、ノアとノヴァはこの部屋で10年も暮らしてきた。

そんな中で、早速ノヴァはものを片付けたりしていた。


「お別れ...じゃないよね。ノヴァ」

「当たり前でしょ。私たちはずっと一緒だったんだから。でも当分は会えないね...ノアは冷たいからね。もっと笑顔でいた方がいいよ。」

「ふん、私は変わらないから。あなたも変わらないでよ。そして私のことを忘れないでね。」

「何それ。おかしい。あなたの事を忘れるわけないでしょ。また心配性になってるね。」

「別にそんなんじゃ...あなたがいなくなるなら最年長は私だけか...レイアやルイスの面倒を一人で見るのは嫌なんだけど。」

「ふふ、直ぐにあなたも引き取られるだろうけど、少しの間みんなをよろしくね。私が居なくなっても。」

「私は結構な自信家だよ?任せといて。安心して」

「うん」




そして1ヶ月はあっという間にたち、ノヴァは引き取られることになった。

「ノヴァお姉ちゃんホントに行ってしまうの?」

「もう帰ってこないの?寂しいよ...」

「うぅ...お姉ちゃん」

「泣かないでみんな。私はこれから居なくなるわけじゃないの。もしかしたらお嬢様になれるかも。そしたら、もっと裕福にしてあげるし、いっぱい来るから!だから心配しないで。あなた達が泣いてたら私も気持ちよくいけないでしょ?」

「わかった。泣かない」

「約束だからね!」

「絶対ね...うぅ」


「迎えが来たよ、ノヴァ。」

「はい、行ってくるね!みんな。ノアも元気で」

「ええ。あなたもね。私もリアストン伯爵家に引き取られることになってるから。1年後だけどね。」

「うん。私も会いに行くから。みんな元気にしててね」

「私たちはいずれ再会する。またね」


そしてノヴァは黒い服に身を包んだ公爵家の者に連れていかれた。

ノヴァの幸せを願って...






でもその後の公爵家からの連絡にて公爵家の馬車が襲われ馬車から少女の死体が見つかったと言われた


ミスがあるかもしれないです。

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