今日も彼を起こしてあげる
時間になった、今日も彼を起こしてあげよう。
朝はいつも不機嫌だけど、精一杯起こしてあげる。
起きて。ねぇ、起きて。
不機嫌そうに起きた彼は、イラつきながら私を叩く。
少し痛いけど、これが毎朝のルーティン。
でも、彼はその後また眠ってしまう。
だから、数分たったら、また起こしてあげるの。
何度も、何度も起こしてあげる。
たまに、力一杯に叩かれる事もあるけど、それで起きてくれるなら私は嬉しいの。
でもね、彼も悪気がある訳ではないのよ。
1人で起きるために頑張っているのよ、私はそのお手伝いをしてるだけ。
だって、それが生きる意味ですもの。
決められた時間に起こしてあげる、
それこそが、目覚まし時計である私の存在意義。
皆さんも、目覚まし時計のアラームを止めるときは、優しく止めてあげてください。