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秘密の月の箱 〜secret moon box〜  作者: 与知田 菜々香
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月が結ぶ三角関係! 春馬と一月とウォル!

 

 第4章 切ない三角関係


   一月とウォル


 一月は、月を眺め月の巫女ウォルに恋をしています。

ウォルの存在を感じることは出来ます。

一月が窓際に座り月を見ていると隣にリズム座りをして

同じ月を一緒に見ているウォルがいます。

一月が、独り言をブツブツ言っているとウォルが返事を

します。そんな月夜は、一月の肩にそっと頭を寝かせて

「ここにいるよ私!」と一月に伝えます。

ウォルは、時々 一月と恋人繋ぎをしています。

一月は、知っているのかな?感じているのかな?

 一月がベッドで寝ていると 一月の隣りで添い寝して

一月の寝顔を見つめています。頬を指でつんつんしたり、

唇に優しく触れたりしています。そして

「一月、貴方はジェウォンの生まれ変わりでしょ!」て

ささやきます。

一月は、小さい時から前世の記憶を夢の中で体験したり、

韓国の風習に懐かしさが感じられたりしました。


   春馬と一月


 春馬は、名前からして男の子として生まれてきました。

自分自身を男性と認識しながらも、成長していくにつれ

恋愛感情を感じる相手が男性であることを知りました。

スピリチュアルを感じる天性の才能があり 女子が最も

好きである占いの世界に興味を持ち 占いに目覚めます。

一月が好きな『月』からのスピリチュアルを感じます。

だから、一月には見えない『ウォル』の姿が見えます。

でも、ゲイ(男性同性愛者)であり 春馬はいつも心で 

「私、一月が好きです。」と、思い恋いこがれています。

一月と春馬はいつも一緒にいます。

一月は春馬の気持ち、恋心を知っています。だから、

春馬が女の子!女子に変身するを否定することなく

逆に心地よいと思う時もあります。

そんな魅力を持っている春馬だから一月は、春馬のこと

が好きなのです。「恋をしている」とは、違います。

月にいるウォルのことが好きな一月とウォルこの2人の

関係を憎むことなく見守りたいといつも思っています。

ウォルの存在も好き、ウォルと一緒にいる一月も好き。

そんな三角関係が続きました。


   ウォルと一月と春馬


 ウォルは、一月以外の人とは会話をしません。

声をかけられることも、声をかけることもできないの

です。一月が 春馬とウォルとの会話を通訳します。

3人で良く会話をしています。

春馬には、ウォルが一月の隣に居る姿が見えます。

ウォルと一月が話をして、一月が春馬にウォルの話を

伝えます。春馬の話を一月がウォルに伝えます。

そして一月は、自分の意見も言います。時々女の子の

会話をしているので めんどくさいなぁ〜なんて思う

こともあったりして!

春馬は、月の秘密 月から来るスピリチュアルな波動

の使い方を直接ウォルに聞きたいけど、一月にお願い

します。月の不思議も聞くことが何回かありました。

春馬の部屋のベランダで 3人列んで月を眺めながら、

こんな会話をしています。

一月が真ん中 右側にウォル 左側に春馬が座ります。

2人とも少し一月に持たれながら!


一月、 「なんで女の子って占いが好きなの」

ウォル、「男の子も占い好きでしょう」

春馬、 「月は願い事を叶えられる魔法だよ」

一月、 「占いと魔法は結びつかないと思うけどな」

ウォル、「そう魔法じゃないよ、私が叶えてるから」

春馬、 「ウォル!私の願いも叶えて」

ウォル、「春馬さんの願いは!

     私には叶えてあげられない。

     私はぁ〜 一月の願い事を叶えてるのが

     幸せなの」

一月、 「春馬!春馬の願いは叶えられないって!」

春馬、 「なんで私の願い 叶えてもらえないの」

ウォル、「私じゃなく 他の月の巫女達が春馬さんの

     願いを叶えてくれるよ 大丈夫!」

春馬、 「私 月の秘密が知りたい!

     月のことなら教えてくれる ウォル?」

一月、 「月の秘密 知りたい!俺にも教えて」

ウォル、「月の秘密なら何でも教えるよ!知ってる

     ことなら」

春馬、 「何で!新月の日までに手紙を入れておくの

     満月の日に返事が来るの」

ウォル、「新月は生命の誕生の時なの!

     満月に向かうお月様は成長し!

     満ち足りた享受を迎えて 満月になる!

     私は、新月に生まれ変わる。

     生まれ変わったら また少し大人になり

     一月の手紙を読んでまた成長する。

     満月の日までに返事を書かないと!

     また生まれ変わるから!間に合わないの!

     魔法を使えなくなるから!」

一月、 「満月から新月に向かう時は?

     何しているの?」

ウォル、「新月に向かう迄、私は還元の時間なの」

春馬、 「一月!まだウォルの姿 見えないの!」

一月、 「最近 手がうっすら見える!時々手繋いで

     るから!」

春馬、 「私とも繋いで お願い!」

一月、 「いいよ春馬! はい!」

春馬、 「一月の そういうところが好き!

     好きだよ!愛してる!」

一月、 「俺はぁ〜 好きだょ!春馬のことも でも

     愛してるのは たぶんウォルかな!

     春馬 ごめん。」

春馬、 「ありがとう 嫌いじゃなければそれでいい

     私もウォルが好きだから!」

ウォル、「私は、ずぅーっと一月のこと好きょ!

     春馬もずぅーっと好き」

春馬とウォルは、一月の肩に寄り添い静かな時間が

流れていくのでした。

 そんな3人にも、別れの時がやってきました。

一月は、教育大学に進学し 理科の先生を目指します。

宇宙の事を極め、教え伝えて行きたいと考えしました。

春馬は、海外留学し占いの道を極め占い師を目指します。

ウォルは、いつもと変わらず一月のそばで一月を見守り

幸せでした。





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