第十話「まあ良いだろ、俺達はそれで」
「オム兄の馬鹿! カス! スルメイカ! カニ! ニンニクマシマシ! シークヮーサー!」
「……流れるようにしりとりをするんじゃない」
そこはロア家の庭……つまり、ナナ・ロアとオムニバス・ロアの自宅の庭である。ロア家はそれなりに大きな屋敷で、庭も広かったが、それ程手入れされていないのか芝生も花壇も所々荒れてしまっている。ナナについていけず、庭師や使用人が辞めていって最小限しか人がいないせいだろう。
そんな庭で、ナナはドーム状の分厚い膜に覆われていた。これはオムニバスがかけた魔法で、中にいる人間を閉じ込めるためのものである。
「出してください! 飛太さんのところへ帰ります!」
「大人しくしていろ。お前はそこから出すと何をしでかすかわからん」
「オム兄のゲロ! うんこ! ハナクソ! 目やに!」
「我で古今東西汚物はやめなさい」
「水! 炭素! アンモニア! 石灰! リン! 塩分! それから……」
「我を材料レベルまで分解するのもやめなさい」
ドームの向こうで騒ぎ続けるナナに呆れ果て、オムニバスはその場で大きくため息を吐く。どうしてこんな風に育ってしまったのか。親のいない間に自分がほとんど面倒を見なかったせいなのではないか、とまで思い詰めてしまうオムニバスだったが、もうこう育ってしまった以上は仕方がなかった。
「ナナよ、大体お前向こうでも迷惑かけてばかりであろう? 久々に一度こっちへ戻ったかと思えばよりにもよってハラパン族に迷惑かけおって……」
そもそも、飛太のいる世界にナナがいることがわかったのは、ナナがこちらへ戻ってハラパン族相手に騒ぎを起こしたせいだった。ハラパン族の民で、ナナの友人であるハラパナから「ナナは無事か」と連絡を受け、彼女に問いただすことでナナの居場所をある程度特定したのである。
「少年には少年の生活がある。これ以上お前の都合で振り回すんじゃない」
「うぐっ……それは……」
ナナとて自覚が全くないわけではない。流石に申し訳無さがあったからこそ、結果的には失敗したものの飛太をバカンスに連れて行こうと思っていたし、飛太の言いつけを守ってメイスを預けたままで生活していたのだ。飛太は決して厳重にメイスを隠していたわけではなかったため、奪おうと思えばそれ程難しい話ではなかった。
「なあナナよ。我も悪かった。この世界はつまらんかも知れんが、もう少し我と一緒にいてくれないだろうか。もうこれ以上、お前を放ったらかしにしたくはないのだ」
オムニバスの言葉に、ナナはしばらく黙り込んだままだったが、やがてプイとそっぽを向く。
「ナナは飛太さんが良いです」
どうやらオムニバスが思っていた以上に、ナナは三条飛太を気に入っているらしい。確かにオムニバスにとっても、飛太は好ましい人間だ。ナナの被害者ということで話も合うし、ナナのことである程度耐性があったとは言え、少し突飛な格好をしていた(勿論オムニバスがそれを自覚したのは後日だが)オムニバスに対しても、普通に接してくれていた。
「やれやれどうしたものか……」
後頭部をかきながら、オムニバスがぼやいた……その時だった。
「お、オム兄アレ!」
不意に叫びながら、ナナが指差した方向に眩い光が発生していた。オムニバスもナナも、それが何らかの魔法によるものだとすぐに気づいたが、驚いたのは光が収まった後だった。
「……ん、あれ、ついたのか?」
そこに立っていたのはTシャツにジーンズというラフな格好の少年……三条飛太だった。
連華さんの力を借りて、俺はあのままあの部屋からナナのいる世界へ飛ばされた。どこへ到着するのかわからない不安を告げると、連華さんは持っているメイスと関係のある場所へ飛ばすようにする、と笑顔で答えてくれた。
その結果、俺は連華さんの思惑通り「メイスに導かれて」ナナの目の前へ到着したのだ。
「と、飛太……さん……?」
俺を見て涙ぐむナナは、何やらドーム状の分厚い膜に覆われている。どうやら閉じ込められているようで、ナナはドームを内側から叩きながら何度も俺の名前を繰り返す。
その光景を見た俺は、一瞬で頭に血が上ったのを自覚した。
「……少年?」
「俺は……俺はナナにもう一度会いに来ただけだった……。だが、こんなモン見せられちゃ事情も変わるぜ……!」
ナナが、泣いてやがる。何故か閉じ込められているナナが、俺に助けを求めている。もしかすると、オムニバスの言う”手続き”のために閉じ込められているのかも知れない。
「オムニバスッ! ナナを返してもらうぞ!」
「フン……少年よ、わざわざ向こうからこちらへ来たかと思えば……ナナを返してもらう、だと?」
不敵に笑みをこぼしつつ、オムニバスは悠然とした態度で俺と対峙する。
「一つ聞かせてもらおう少年。少年は何故ナナのためにここまでするのだ? ナナがどうなろうと少年には関係あるまい。むしろ少年は迷惑していたハズではなかったのか?」
確かにそうだ。俺だって何度も自問自答した。ナナはいない方が平和なんじゃないのか? わざわざ会いに行く必要なんかないんじゃないのか?
でも、アイツがいなくなってわかったんだ。アイツがいないとつまらない、アイツといると面白い。それだけだ。
迷惑でも何でもかけりゃ良い、それで俺もアイツも退屈が吹っ飛ぶならそれ以上のことなんてない。俺とアイツはそれで良いんだ。
それに、アイツは……
「アイツは……ナナは泣いてたんだよ……!」
「それが理由か」
「悪いが俺はフェミニストでね。女の子が泣くのは耐えらんねえ」
「フッ……少年はマニフェストだと聞いていたがな」
ここにいる誰もマニフェストの意味を知らなかった。
「飛太さん……!」
泣いてるナナなんてもう見ていられねえ。その涙は、俺が今すぐ拭ってやる!
「フ、フフフ……そうか、少年! 君はそこまでナナを……!」
「あぁ、だから返してもらうぜ! 俺のッ女王をォォォッ!」
オムニバスはナナと同じで魔法が使える。それもナナと違ってメイスを使う必要もなく、ほぼノーモーションで移動の魔法を使っていた。ナナを覆っているのもオムニバスの魔法だろうし、普通に考えて俺に勝ち目はない。しかしそれでも、それでも俺には拳を握る理由がある。どんな結果が返って来ようと構わない、俺はただ、全力で突き出すだけだ。俺の、拳を。
決死の覚悟で突き出した拳は、真っ直ぐにオムニバスに向かって行く。避ける動作はない、恐らく魔法で対処するつもりだろう。反撃は恐ろしかったが、もう拳は止まらない。半ば覚悟しながらも突き出された俺の拳は――――
「へぶッ!」
普通に当たった。しかも顔に。
「お、おおッ……おお!?」
「いや待て少年何故殴る!? 我何故殴られた!?」
「あ、いや、だって……そういう……」
「ノリであろう!? 今ノリだけで殴ったであろう!? 違うか少年!?」
痛そうに頬をおさえつつ訴えるオムニバスに、俺は返す言葉がない。
確かにさっきまでの俺はノリにノッていた。ノリまくっていた。もう完全になんかの漫画の主人公みたいな気持ちで、俺はオムニバスを敵だと認識してつい勢いで殴っていた。いやまさか賢者に普通のパンチ当たらんだろという感じもあったが、俺はオムニバスの言う通りノリで殴った。
「……ノリでした」
「良いか少年。ノリで人を殴るのは良くないぞ。まずは話し合いではないのか?」
「……そう思います」
「少年、殴った拳が痛いであろう? それは恐らく我が頬に感じている痛みよりもずっと痛い心の痛みではないか?」
「……はい、心が痛いです」
「うんまあ確かに我もノリで喋っている節はあったな? 我ちょっとボス感出てきてウキウキしてたから、それは認めよう。しかし殴るのは良くないだろう」
「……仰る通りで……」
うんまあ楽しそうに喋るなとは思ってたし俺もめっちゃ楽しかったよ今。
「って! じゃあ何でナナは閉じ込められてんだよ!」
そうだ、そもそも俺はナナが閉じ込められていて、何かしら良からぬ目に遭っているのではないかと思ったから拳を握ったのだ。そもそも手続きのこともあるし、今でこそこうして説教を受けてはいるが状況は変わらない。俺はナナを助け――
「暴れるナナはこうしなければ止まらぬ。少年がメイスを没収してくれていなければマジで手がつけられなかった」
「え、あ、……そっか、うん……」
言われてみればそうである。オムニバスの言う通り、あんな形で帰らされてナナが黙っているハズがない。確かにあの時ナナは半泣きだったが、だからと言ってお姫様よろしく部屋に軟禁されてシクシクするような奴じゃない。
「いや、おい、じゃあ手続きってなんだよ! ナナがあんなに嫌がってただろ!」
そう、手続きだ。レイラちゃんですら、あのナナがそこまで嫌がるのは異常だと話していた手続き……。いや今考えれば俺もレイラちゃんも何の手続きなのか全くわからないまま話を進めていた。多分ノリで。
「少年、少年が国外に行く時何をする」
「国外? そりゃパスポート作るだろ、それから……」
「手続きとはそういうことだ。ナナは所謂不法入国者みたいなものだったのだぞ」
「え、そんだけ!? じゃあ何でアイツあんなに嫌がってたんだ!」
慌ててナナの方へ視線を向けると、少し照れたような顔でナナはこちらを見つめていた。
「えへへ……ナナ、書類嫌いで……」
「うむ。どうせ少年の元へ行くならせめて正式な手続きをと思ってな。結局最後までほとんど我が代理で行ったが」
あ、やってくれてたんですか。
「ってことはつまりオムニバスって……ナナを一度連れ戻して、正式な手続きを終えてから俺ンとこに帰そうと思ってたわけ?」
「……うむ。不本意ではあったが、そうせねばナナが納得しなさそうだったのでな。少年とその家族にどうやって償おうか、それが一番の悩みであった」
ただの良い人だった。
ということはナナは書類作業がしたくないと言う理由で不法入国し、挙句連れ帰って説得しようとしたオムニバス相手に大暴れし、その結果魔法によって今閉じ込められているということになる。
――――悪いが俺はフェミニストでね。女の子が泣くのは耐えらんねえ。
――――あぁ、だから返してもらうぜ! 俺のッ女王をォォォッ!
「…………俺帰るわぁ」
「あ、いや、少年?」
「いやもうなんか今恥ずかしくて死にそうだし帰らせて欲しい」
「少年、気持ちはわかるが少年」
慰めるようにオムニバスに肩を叩かれるが、だからと言って俺の恥ずかしさは消えない。勘違いで乗り込んで、勘違いで啖呵切った挙句ただの善人を殴りつけた罪の重さが俺にのしかかる。もうやだ帰る。
「帰る! 俺もう帰る! やってらんねえもんなんか!」
「落ち着け、落ち着け少年! いやほら我も? 我もな? 我も悪かったから! ほら我こういう感じだからちょっと紛らわしいもんな!? すまん、すまんな少年!?」
「もうやーだー帰る帰るーーー! 飛太おうちに帰りますーーーー!」
「いかんナナ化した! 少年気をしっかり持て!」
持てるか馬鹿野郎。
俺が落ち着くまで待ってもらうこと数分、珍しくナナが特に煽ったりもしなかったおかげで何とか落ち着いた俺は、ナナを見つめて深くため息を吐いていた。
「お前ほんとどこまで振り回せば気がすむんだよ……」
「いや流石に今回は飛太さんが勝手にブン回ってた気がするんですが」
「お前ら兄妹すげえ紛らわしいんだよ! 深刻な事態かと思っただろうが!」
「ていうか飛太さん、振り回されに来たんですよね?」
ちょっと悪戯っぽく笑うナナから、俺は思わず目をそらす。ぶっちゃけナナの言う通りだったが、言葉でそれを認めるにはあまりにも恥ずかし過ぎた。
結局俺は、こうして騒ぎたかっただけなんだろうな。こんな風にアイツの我儘に振り回されてギャーギャー騒いで……多分これが、俺は楽しかったんだ。
「いやしかし少年」
不意に、オムニバスが満面の笑みを浮かべて俺の肩を叩く。
「君は我が思っている以上にナナのことを想ってくれていたようだな」
「は!? いや、ばっかちげーし! 俺こんなやつのことどうでもいーし! ていうか女子とか一緒に遊ばねーし!」
「いやいや、小学生に戻ってまで照れることはないぞ少年」
いや遊ばねーし! 俺女子とかそういうの興味ねーし!
「うむ。ずっと悩んでいたが、君にならナナを任せて良いのかも知れんな」
「いやちげーし遊ばね……はい?」
「少年も知っての通りナナはじゃじゃ馬とかそういうレベルではないのでな。我はナナの将来が本当に心配だったのだ……」
もう完全に親目線だが、レイラちゃんの言う通りほとんど家に親が帰って来ないのならナナの親はオムニバスみたいなものだろう。ナナのような娘を持てば将来を心配するのは当然だったし、実際俺もナナの将来とか全然イメージ出来ない。
「本当に逆ハー帝国を作られてもまずいが、かと言って独り身も辛かろう。しかし少年……ふふ、未来の義弟に少年はないな。飛太くんにならナナを任せてもきっと大丈夫なのではないかと思うのだよ」
「ふざけんなよ義兄さん」
「そうだな、我のことは義兄さんと呼んでくれて構わん」
「いや冗談じゃねーわ!? アンタ何ナチュラルに俺で厄介払いしてんだよ! はー騙された! 俺アンタのことド善人だと思ってたのにとんだ策士! はー許せねえ!」
「はいもうダメ~! 我もう譲った~~! ナナは飛太くんのもの~!」
「はいクーリングオフ! クーリングオフ!」
「効きません! クーリングオフバリア!」
「はい残念バリアブレイク!」
「飛太くん、ズルい技は良くない」
バリアもズルかっただろ。
「おかしいですね。ナナさっきまで超ヒロイン気分だったんですが今死ぬほど惨めなんですが」
うんまあ流石にかわいそうだった。
なにはともあれ一応全部一件落着、ということらしい。正式な手続きももう終わっているなら、後は普通にナナがうちに戻って来るだけだ。
「まあ冗談はさておくが、ありがとう飛太くん。正直ナナのためにここまで来るとは思わなかったぞ」
「いいよ礼なんて……暇潰しだ」
とは言いつつも、ドームから解放されてはしゃぐナナを見て俺は安堵の溜息を吐く。
「飛太さんあっちへ帰りましょう! イケメンが世界のどこかで、ナナを待ってます!」
「お前に待ってんのはまず俺のゲンコツだからな」
「またそうやって女子に暴力を!」
「うるせえ! 無駄に心配させた分と恥ずかしかった分と、こないだの昼飯の分だ!」
「意外と根に持ちますね」
最初はあんなに面食らったハズなのに、今はこんなやり取りが当たり前になっている。こんなにもメチャクチャで、自分勝手なこいつとの毎日が、いつの間にか俺にとっての日常になっていたらしい。
さて、帰るか。日常に。
元の世界へは、オムニバスが責任を持って帰してくれた。ナナが言うには、オムニバスは自称賢者ではなくマジで賢者クラスの魔法使いのようで、これくらいはお安い御用だ、などと笑顔で語っていた。
俺達が飛ばされたのは武志の家で、帰ってきた俺達を迎えてくれた皆(特に連華さん)には何度も礼を言って、俺とナナは桐生院家を後にした。
もうすっかり外は暗くなっていて、そう言えば何も言わずに出てきたから母さん怒ってるだろうな、だなんて考えてしまう。ふと隣を見ると、えらく上機嫌な様子で笑顔のナナが歩いていた。
「妙に上機嫌だが、そんなに向こうが嫌だったのか?」
「ふふ、それもありますけどね」
そこでピタリと足を止めたナナに合わせて、俺も足を止める。そのまま真っ直ぐに俺を見てナナは、本当に屈託のない笑顔を見せた。
「ナナ、嬉しかったんですよ。何より飛太さんが来てくれたこと……。ありがとうございます!」
そう言ってペコリと頭を下げるやいなや、ナナはすぐに俺へ背を向ける。そんなナナの後ろで俺は何が起こったのかイマイチ理解出来ないまま硬直してしまっていた。
「お、お前、今……頭下げて……お礼を……!?」
「それに今回はフェミニストなんでね、とか返してもらうぜ、とか名言もいただきましたし」
戸惑う俺を追撃するかのように、音速で暗黒史と化した俺の台詞を口にするナナ。もう恥ずかしいやら何やらでわけがわからなくなって、俺はまともに言葉さえ紡げなかった。
「さ、帰りますよ逆ハー帝国国民第一号さん! ナナのイケメン基準値の……そうですね、ギリギリ範囲内ですから、国民第一号としては無難ですかねぇ」
相変わらず上から目線なのはムカついたが、何だか初対面の時に比べると妙に評価されててくすぐったい。
コイツと過ごしていく内に、俺の方が慣れて変わったような気がしてたけど、コイツも少しずつ変わっていってるのかも知れない。どうせ最後までメチャクチャで我儘なんだろうが、だからこそナナ・ロアなんだなという感じもある。それに俺は、それが好きでわざわざ会いに行ったんだっけな。
「……おう」
何かしらつっこむわけでも、悪態を吐くわけでもないまま、俺はナナの後ろを歩いて行く。
もう既に明日が待ち遠しい。明日はコイツが何をしでかしてくれるのか、不安半分楽しみ半分という感じで。
……おかえり、ナナ。
翌朝(昼だけど)目が覚めると、冷蔵庫から俺の昼飯が消えていた。母さんは友人とランチに行くとかで、三日ぶりに帰ってきたナナのために作り置きの昼飯にはかなり力を入れていたようだ。皿でわかる。でけえもん。
まだぼーっとする頭をポリポリかきながら、俺は自分の部屋に戻って勢い良く押入れの戸を開ける。するとそこには、やや膨らんだ腹を抑えながら幸せそうに眠るナナの姿があった。
よくもまあこんな昨日の今日で人を舐め腐ったことが出来るもんだなと、逆に感心するわ。
もうすごい衝動的に俺は両手をナナの腹部に押し当て、そのまま憤怒の形相で力を一気に込める
「あ、飛太さぁん、おはようございま……っぷぁ! な、何するんですかえっち! う、うぇっ……吐く! 吐く!」
「吐け! 吐けオラァ! 吐けば楽になるぞ!」
「ちょ、ちょっと待ってくださ……ほんとに吐きますよ!?」
「うるせえ魔力より先に前から出せオラァッ! 今日という今日はお腹と背中をくっつけてやる!」
「ぐぇぇ……飛太さんのド変態! フェミニストじゃなかったんですか!?」
「うるせえ~~~~~! 俺はマニフェストだァ~~~~ッ!」
「ひぃぃ最低のダブルスタンダード!」
ダブスタな上にマニフェストの意味が相変わらずわからない、恥ずかしい俺だった。
まあ良いだろ、俺達はそれで。




