表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
971/980

合格圏

※緊急のお知らせ

細々と海翔としてxを利用していたのですが、乗っ取られてしまったようです。

現在窓口に連絡してみましたがどうなるか不明です。

影響のある方は少ないかと思いますが、書籍、アニメでフォローいただいた関係者の方々、ご留意ください。

よろしくお願いします。


モブから12の発売日が9/1に決まったみたいです。

Amazon、bookwalkerさん他で予約受付中です。

よろしくお願いします。

隼人から聞かされた衝撃の内容。

30点の加点。

そんなものが……。

推薦の場合は、部活とかの加点があるとは聞いていたけど、探索者加点、そんな素晴らしい制度があったとは。


「だから、俺も真司も可能性ぐっと上がっちゃったんだよね。しかもだぞ帝山も同じ制度があるんだってよ。あ~まじめに探索者やっててよかった~。これも全部海斗のおかげだよ。もう頭上がらないって」

「帝山もか」


この前の模試俺は王華学院はC判定だった。

もしあの時の結果に30点加点すればおそらくはB判定以上。

もしかしたらA判定に近かったかもしれない。

A判定ならほぼ合格。

B判定でもかなり合格に近づいたのは間違いない。


「海斗~、このままいけば俺たちバラ色のキャンパスライフが舞ってるんじゃないか? 間違いないだろ~」

「そうかな」

「まちがいない。そこでだ」

「なんだよ」

「せっかくシルバーランクの海斗がいるんだ。わかるだろ?」

「なんのことだよ」

「前に約束してただろ」


隼人と約束?

そんなのしたかな。


「夏合宿だよ。もうすぐ夏休みだろ? 高校最後の夏だぞ? 真司とも話はつけてある。沖縄とかどうだ? リゾートダンジョンとか最高じゃないか?」

「リゾートダンジョン?」

「そうリゾートダンジョン。シルバーが参加できるイベントとか探して沖縄のダンジョンに潜るのとかありだと思わないか?」

「いや、俺たち受験生だぞ?」

「ミクちゃんたちとも約束しただろ? 忘れたのか?」


そういえば、以前そんな話をしていた記憶があるようなないような。

だけどミクも受験生だし。

いや、でもミクはA判定だったみたいだしそこにさらに30点加点って、絶対合格じゃないのか?

それならありなのか?


「ダンジョン潜りながら、地上では海で泳いだり最高じゃないか? 勉強はダンジョンでやればいいんだしさ~。実は真司が張り切ってるんだ。野村さんたちの時に真司いなかっただろ。だから真司も今度こそってな。いいだろ~?」

「そうなんだ。すぐに返事は出来ないけど前向きに検討しとく」

「どうせなら葛城さんも誘ってみるか」

「春香も?」

「そうそう。いくら受験生って言っても夏休みは長いんだぞ。ずっと勉強ってわけにいかないだろ」

「そうかな」

「絶対そうだって。俺たちは何日かダンジョンで泊まって、ミクちゃんと葛城さんたちはリゾートホテルにでも泊まってもらって。ダンジョンに潜ればみんなの旅費くらい出るだろ?」

「たしかに」


隼人の言っていることは結構現実的ではある。

だけど、俺たちはダンジョンに泊まる前提なのか?

せっかく沖縄まで行ってダンジョンに泊まるのか?

それじゃあダンジョンは基本四季の影響は受けないしリゾート感は味わえないんじゃないだろうか。

ただ、春香と海か……。

悪くない。

いや、最高でしかない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 文庫版 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
     ▼▼▼クリックするとアニメ公式ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ