表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
923/980

モブゲーってなに?

7/1発売のHJ文庫モブから始まる探索英雄譚9が絶賛予約受付中です!

よろしくお願いします。

「それはそうと、隼人は今どの階層を探索してるんだ?」

「よく聞いてくれた。今は十四階層だ」

「十四階層ってトレントの階層か」

「ああ、焼いちゃえばいいから結構楽だよな」

「隼人は炎系の魔法は使えないだろ?」

「パーティで火炎放射器買ってるから問題なしだ」

「火炎放射器か。それは凄そうだ」

「真司は業務用のデカいのを使ってるけど、俺は家庭用のハンディタイプな」

「家庭用?」

「ああ、草焼くやつな」


家庭用の火炎放射器なんかあるのか。

初めて知ったな。

背中に背負って手元からボーッってイメージだったけど違うのか?


「高そうだな」

「なに言ってるんだよ、俺の使ってるのはネット通販で5000円だぞ?」

「5000円!?」

「そう5000円。形もほぼ槍だし使い勝手最高だぞ」


家庭用火炎放射器5000円? 

そんな安いのか?


「海斗は十四階層で使わなかったのか?」

「使ってない。普通に頑張った」

「そうなのか。まあ、ガス缶の持ちだけがネックだけど十四階層は特効で苦労なしだな」

「草トレントとかマンドラゴラは大丈夫なのか?」

「草トレント? ああ、あの草のモンスターか。あれは完全無視だ.それにマンドラゴラに引っかかる奴はいないだろ」

「…………」


俺達のパーティはものの見事にマンドラゴラにハマったぞ。


「あ〜〜海斗はグループ入ってないから。グループ内じゃマンドラゴラ有名だから」

「そうなんだ」

「それに、草は相手にしなきゃ問題なしだろ。無理して相手にしなきゃいいだけだ」


俺達はシルが見つけたモンスターは基本殲滅して進んでいるので、攻略スタイルの違いか。

確かに隠れているモンスターを無視すればペースは上がる。


「じゃあ、ドリュアスは?」

「あ〜! ドリュアスな。流石に最初は思うところあったけど慣れちゃえばな。だけどあれは男子高校生には刺激が強すぎる。もうちょっとで鼻血出そうだった.モンスターっていっても精霊はいってるし、やっぱり形がいいよな」


そっち!?

いや、感じ方は人それぞれだしいいんだけど、隼人らしいな。


「真司も勉強になるって言ってたし」


真司〜お前もか! いったい何の勉強?


「この調子なら15層も近いな」

「十五層は結構大変だぞ。下級竜が相手だから」

「おおっ、ついにドラゴンか。俺もドラゴンスレイヤーか。ドラゴンスレイヤー隼人か〜。なんか主人公感MAXじゃないか?」

「主人公ね〜」

確かに言葉だけ聞けば、そんなふうに聞こえなくもないけど、隼人が主人公はない。

ドラゴンスレイヤーって探索者ならいっぱいいるし、俺も結構倒してる。

だけどスレイヤー系のスキルでもドラゴンスレイヤーは憧れる。いつかドラゴンスレイヤーのスキルが発現する事もあればいいな。

まあ、隼人が主人公ってエロゲーかモブゲーならワンチャンあるかもしれないけど。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 文庫版 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
     ▼▼▼クリックするとアニメ公式ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ