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855話 事案

「いや、いいもん見せてもらったよ.銃火器系のアイテム無しであっさり倒し切るとは恐れいった。そっちの小っちゃいのすごいな。もしかしてそっちのパーティ最強はそのちっちゃいのか?」

「は!? ベルリアが最強? 目が腐ってるんじゃないのか? 私が最強に決まってんだろ!」

「そうなのか.お嬢ちゃんは後方で控えてたからわからなかったよ。すまないな」

「わかればいいんだ。わかれば」

「ところでお嬢ちゃんはもしかして悪魔なのか?」

「あたり前のことを聞くんじゃない。決まってるだろ」


ルシェと話していた英士さんが会話を終え八雲さんの横に立ち、ヒソヒソ話を始めた。


「おい八雲、やっぱりあのお嬢ちゃん悪魔だそうだ」

「悪魔か! 確かに頭の角はそれっぽい気はするけど。俺、悪魔初めて見たわ」

「どう思う?」

「完全にありだろ。呪われるとかって噂もあったけどガセだったか。悪魔なのに癒しだぞ。完全なるギャップ萌えだ。むしろこれ以上の組み合わせはないんじゃないか?」

「ああ、俺も同じことを考えてた。悪魔のサーバントありだな.しかもあのお嬢ちゃんの属性はツンデレだ。間違いない」

「マジか! く〜たまんねえな。リアルツンデレか。いいな〜絶対ダンジョンが楽しくなる。俺は決めた! 絶対お金を貯めて悪魔のサーバントを手に入れてみせる」

「おお、いいな.俺はあのピンクの子も捨てがたいけどな」

「英士、八雲そこまでにして.それ以上続けるなら通報するわよ」

「なずな、俺たちなんにもしてないだろ」

「会話がもう犯罪よ。間違いを起こす前に逮捕してもらうわ」

「ひどいな。なずなにはこのギャップ萌えが理解できないのか」

「できるわけないでしょ。それはサーバントの子達がかわいいのは理解できるけど、それとこれは別よ」

「なずなはかたいんだよ」

「石神英士35歳職業探索者シルバーランク。事案により逮捕。明日のニュースが楽しみね」

「ぐっ……」

「それじゃあ、もうちょっと大きければいいんだろ。それなら合法だろ」

「合法? 八雲、気持ち悪いわよ。その考え方がもう犯罪ね。峰岸八雲32歳職業探索者シルバーランク.事案により逮捕。なお石神英士35歳とは同僚とのこと」

「ぐっ……」

「わかった? 幼女ハーレムなんてリアルじゃありえないのよ。それが可能なのは『黒い彗星』ぐらいなの。特別、例外よ。勘違いしておかしな真似したら即逮捕だからね」

「「はい、すいませんでした」」

「わかればいいのよ。わかれば。お金はそこそこあるんだから、もっと真剣に将来を考えた方がいいと思うわ」

「「はい」」


なずなさん、興奮で声が大きくなってしっかりこっちにも聞こえてますよ。

幼女ハーレムってなんですか。

俺は特別でも例外でもないんですよ。

変なことを言うのは控えてほしいです。


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― 新着の感想 ―
相手もなかなか人の良さそうなPTだな好感もてる
[良い点] なずなさんにしつけられたいマン!
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