表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
814/983

第804話 十九階層

お知らせ

次号のどこでもヤングチャンピオンのモブからはお休みみたいです。

楽しみにしてくれていた方は、6末よりパワーアップして戻ってくると思うのでよろしくお願いします。


おっさんに不安がないといえば嘘になるが、他に術もないのでおっさんに依頼することにして前金で半額の二百万円を支払い、いくつか消耗品を補充した。

これで今日の目的は、ほぼ果たすことができたが、新しい剣ができるのは一週間後とのことだった。


「これからどうしましょうか」


この後の予定を何も立てていなかったのでメンバーに確認してみる。


「まだ時間は十分にあるから、軽く十九階層を覗いてみないか?」

「十九階層ですか?」

「ああ、昨日は消耗していたから全く探索していないだろう。本格的に探索するのは来週からだとしても少しは、十九階層の敵を体感しておいた方がよくないか?」

「たしかにそれはありますよね」

「海斗さん武器は大丈夫なのですか?」

「まあ、バルザードがあるし、魔核銃と併用すれば特に問題無いと思うけど」

「それじゃあ決まりね」


メンバーのみんなも俺と一緒でランクアップと新たな階層にモチベーションが上がっているのだろう。結局いつも通りダンジョンに潜ることになってしまったが、初めての十九階層、異存などあるはずもない。


「今日は、あくまでも感触を確かめるだけだから、深追いはしないよ」

「そうだな。そうするとしよう」


早速俺たちはダンジョンへと向かい、ゲートキーパーを使い十九階層へと踏み入れる。

昨日はここまでで、引き返したが、探索を開始する。

ダンジョンを奥へと進むと、十八階層までとは明らかに違うのがわかる。

階段付近は、特に変わったところはなかったが、今歩いている場所は床が石でも砂でもなく、金属で出来ている。


「気をつけないとこの床は滑るな」

「普通に歩くのは大丈夫だけど、戦闘時には注意ね」


足下に注意を払いながら先に進んでいくと、徐々に壁や天井部分も金属質なものへと変化しているのがわかる。


「これ、転んだだけでもダメージ受けそうだな」

「頭から転んだら、流血しそうなのです」

「話には聞いてたけど、本当にダンジョン全体が金属で出来てるのね」

「誤って壁を斬れば刃こぼれはまちがない。それに銃は要注意だろう。下手をすれば跳ね返って自爆するぞ」


たしかにあいりさんの言う通りだ。これでバルザードまで使えなくなってしまうと取り返しがつかない。


「ティターニア頼んだぞ」

「おまかせください。マスター達に被害が及ぶような真似は決して致しません」


ティターニアと話していると敵を知らせる声がシルから聞こえてきた。


「ご主人様、敵の気配です。この先に二体います」

「わかった」

「いつも通りでいこう。ベルリア、あいりさんと俺が前に。残りのメンバーは各自の判断でフォローを」


そのままダンジョンを進み、俺たちは初めて十九階層のモンスターと相まみえることとなった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 文庫版 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
     ▼▼▼クリックするとアニメ公式ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ