第706話 おふだ
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その後も何回か戦闘をこなしていい時間になったので切り上げて帰路につく事にしたが、やはり十八階層はアンデッド系モンスターのフロアで間違いないようだ。
ヒカリンが戻って来た事で、戦闘はスムーズになったが久々に本格的な対人型戦闘を行ったので、思った以上に疲れてしまった。
家に帰ると今日の晩ご飯は唐揚げカレーだった。それにしてもカレーに唐揚げって最高の組み合わせだな。
食後、明日に備えてお風呂に入って入念にストレッチを行い、春香に今日の報告を済ませてからすぐに寝てしまった。
翌朝、準備を整えてダンジョンへと向かうが、しっかり寝たお陰で疲れはかなり取れ、ダメージを受けた影響も無さそうだ。
今日は朝から十八階層へアタックする事が決まっているので、パーティメンバーと合流してからすぐにダンジョンへと向かう。
「ヒカリン体調はどう?」
「前までは家に帰ると身体が重かったんですけど昨日はそれも無くて、今日もすごく調子が良いです」
「そう、それはよかったよ」
ヒカリンにとっては数ヶ月ぶりのダンジョンだったので少し心配していたが、表情を見ても俺以上に元気な印象を受けるし問題無さそうなので本当によかった。
俺たちは十八階層を昨日と同じくアンデッド系のモンスターを倒しながら進んで行くが、やはり手強い。
「ご主人様、この先に三体のモンスターです」
シルの声にフォーメーションを整えてから注意深く進んで行くとすぐに敵モンスターの姿を確認する事が出来た。
「あれもアンデッド系のモンスターなのか?」
「そうみたいね」
「あのモンスターなら大昔の映画で見た事がある」
「本当ですか? 俺は見た事無いんですけど強いんですか?」
「ああ映画の中ではかなりの強さだった」
「あんな感じなのにですか?」
「映画ではな。あれの名前はキョンシーだ」
「キョンシーですか? なんか名前は可愛いですけど見た感じはふざけてるんじゃ無いですよね。前ならえでぴょんぴょん飛んでますよ」
「記憶によると映画では噛まれたらキョンシーになったような……」
「嘘でしょ……あれになるんですか」
あいりさんがキョンシーと呼ぶモンスターは遠目からでも異彩を放っている。
昔のどこかの国の民族衣装のようなものを纏い何故か腕を前へならえの状態で挙げており、直立の状態でぴょんぴょん跳ねながら移動している。
どう見ても強そうには無いが、ヴァンパイア同様噛まれたらキョンシーになるらしい。
流石にあれになってしまうのはヴァンパイア以上に抵抗感がある。
というよりも絶対にあれにはなりたく無い。
「あいりさん、キョンシーの弱点はなんですか?」
「おふだだな」
「? おふだですか?
「ああ、おふだだ!」
おふだってなんだ? まさか花札じゃ無いよな。もしかしてお寺とかにあるおふだの事か?
「おふだってなんですか?」
「法術みたいな感じで、おふだを貼ると動きが止まるんだ」
……これは完全に映画の中の話だな。おふだで動きが止まるってそんな事あるはずも無いし、そもそも都合よくおふだなんか持って無い。
そう思いながらあいりさんを見ると何故か手にはおふだらしき物が握られている。
「あいりさん……。その手に持ってるのってまさか……」
「ああ、おふだだ! アンデッドフロアなのが分かっていたから昨日の夜に家にあった物を準備しておいたんだ。他にも聖水がわりの塩水とかもあるぞ」
流石はあいりさんと言った方が良いのだろうか? 準備万端で素晴らしいとは思うが、本気でそのおふだを使う気なのだろうか? それに塩水って聖水がわりになるのか?
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