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第682話 二階層を超える

本日より新作 サバイバー最弱の俺はハズレスキル『フェイカー』で天使な彼女とSランクを目指す の投稿を開始しました。ローファンタジーです。モブからの下部にリンクがあるのでクリックお願いします。

ギルドを後にした俺達は、昨日と同様に一階層を最短で抜けて二階層へと向かった。

野村さんの弱点は近接戦闘だが、これは経験だけではなく、体格やステータスによる所も大きいので、突然強くなるのは難しい。

その事を野村さんに伝えた上で野村さんが将来パーティを組む事を考え、後衛としての能力を磨く事を選択した。

ゴブリンをとにかく無傷で倒す。そして意識して少しずつボウガンの射程距離を伸ばしながら倒す事に専念してもらった。

その結果、スケルトンへの対応は、それ程熟達する事はなかったが、この一週間で、十メートルの距離からならほぼ確実にゴブリンに矢を命中させる事が出来る様になり安定感が出てきた。


「もう、ゴブリンなら問題なく一人でもいけそうだな」

「はい、結構慣れてきました。でも外して近づかれるとまだ焦っちゃいます」

「まあ、パーティを組めば、そこは他のメンバーがカバーしてくれたりすると思うから、今よりも余裕は出ると思うけど」

「はい。まだギルドの人からは連絡ないんですか?」

「まあ、お願いしてからまだ一週間経ってないから。まだ焦らなくてもいいだろ。それで明日からの土日で三階層に向かおうと思うんだけど」

「三階層ですか!? ちょっと早く無いですか?」

「ソロだったらまだ早いと思うけど、俺が見てあげられるのも後二週間だから二階層でやるより三階層に慣れた方がいいと思うんだ。三階層の方がレベルアップも早いし、複数の敵が出るから、今後の連携の訓練にもなると思う」

「もちろん先輩がサポートしてくれるんですよね」

「ああ、三階層からは俺が前衛で入るよ」

「わかりました! じゃあお願いします」


野村さんの言う通り、本来であれば二階層でもっとモンスター戦に慣れてから進むのが良いとは思うが、三階層でやれた方が確実にパーティの選択肢が広がるはずだ。

俺が見てあげられるうちに、できる限りレベルアップさせてあげたい。


「ただし、後衛に徹して深追いは絶対禁止な。真司と隼人も三階層で調子に乗っていきなり死にかけたんだ」

「わかりました。絶対に深追いしません」

「まあ、いざとなったら、シルとルシェも助けてくれるから大丈夫だとは思うけど」


真司達と違い、野村さんは変なテンションになってもいないし、あの時とは違い既にサーバントも喚んでいるので三階層であってもあんな事は起こらないと思う。

それから俺は野村さんと別れて、そのまま家に帰りすぐに春香の電話をした。


「あ、うん、今帰って来たところ」

「野村さんはどう? うまくいってるのかな?」

「一年一人でやってただけあって、結構順調だと思う」

「そうなんだね。野村さんも早くダンジョンで稼げるようになるといいね」

「明日から三階層に潜るつもりなんだ」

「いつもと勝手が違うと思うから、海斗も気をつけてね」

「俺は大丈夫だけど野村さんには未知の階層だから安全第一で行くよ」

「うん、海斗なら大丈夫だよね」


やっぱり春香は優しいな〜。

だけど、野村さんも放ってはおけないので、予定していた春香との放課後カフェ巡りが完全に頓挫してしまった。あれ程、機会を逃さないと心に誓ったのに……

野村さんのサポートが終わる来月こそ春香と一緒に放課後カフェ巡りをしようと思う。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 優しいというよりも探っている感じが文章からも伝わってきてヤンデレが進行していると痛感
[一言] 春香さんの嫉妬ゲージは耐えられるのか
[良い点] 何かのフラグではないと良いのですが、野村さんには頑張って欲しいです。
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