表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
642/982

第638話 レベル23

今度こそ倒したか?

シルとあいりさんは崩れ去ったネクロマンサーを前にまだ臨戦態勢を解かずに構えている。

さっきは、これと同じ状況からネクロマンサーが復活してしまった。

ただ『祈りの神撃』は通常の攻撃とは違う。

どれだけ強くてもモンスターがあの攻撃を受けて無事でいられるとは思えない。

みんながネクロマンサーの消滅を確かめている間に、俺は低級ポーションを取り出して飲んだ。

急激な魔力切れで、グルグルと目が回って気持ち悪く、視点が定まらないので状況がよくわからない。

少しでも早く結果を知りたかったのもあり今日二本目の低級ポーションを取り出して一気に飲み干す。

低級マジックポーションと合わせて3本目なのでさすがにお腹が膨れてチャポチャポ音がする。

低級ポーションを飲むとすぐに効果が現れ、目眩はおさまったが『愚者の一撃』と『祈りの神撃』の影響で身体が鉛のように重い。

たとえ、ネクロマンサーが復活したとしても俺はもう戦力にはなれない。

やはり、今回使用したスキルは『暴食の美姫』と並び使用してはいけないマイ三大デッドスキルだ。

敵も死に追いやるが、使用した俺自身も死の淵へと追いやられる、正にデッドスキル。

なぜ俺にはこんなデッドスキルばかり増えていくのだろう。結局頼ってしまっているので文句は言えないが、使うたびに確実に寿命が縮んでいっている気がする。


「あ〜身体が重い……」

「海斗大丈夫?」

「まあ一応大丈夫といえば大丈夫だけど、大丈夫じゃ無いといえば大丈夫じゃない」

「いったいどっちなのよ」

「両方」


ちょっとふざけた答えだが、両方だな。

ポーションのおかげで死んだりするようなダメージは無いので一応大丈夫だが、この身体の芯に残る倦怠感は大丈夫とは言い難い。


「ご主人様、終わりました」


その場からゆっくりと立ち上がった俺の耳にシルの声が聞こえてきた。


「倒したのか。また復活とか大丈夫だよな」

「はい。アイテムがドロップしているので間違いありません」


シルの声とほぼ同時に俺と同じく後方に控えていたスナッチが発光し始めた。

これはレベルアップか。

前の階層でスナッチはあまり戦闘に関与しなかったせいかレベルアップしなかったが、今回は十分に経験値を稼ぐ事ができたようだ。

そして同時に俺の身体も少しだけ楽になったような気がする。

この感覚は……

俺は自分のステータスを確認してみた。


高木 海斗 

ジョブ アサシン


LV22→23

HP 83→89

MP54→59

BP86→90

スキル

スライムスレイヤー

ゴブリンスレイヤー(微)

鬼殺し

神の祝福

ウォーターボール

苦痛耐性(弱)

愚者の一撃


思った通り俺はレベル23へとレベルアップしていた。

俺のレベルも20を超えてなかなかレベルアップしにくくなってきているが、このタイミングでレベルアップしたという事は、あのネクロマンサーが、かなりの強敵であったのは間違いない。

いつもであれば大喜びするところだが、今はレベルアップに喜ぶよりも先にする事がある。


【読者の皆様へお願い】


いつもありがとうございます。

皆様のブックマークと☆ポイント評価で筆者のモチベーションが保たれています。

興味を持たれた方は是非ブックマークとスクロールして下部の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にお願いします


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 文庫版 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
     ▼▼▼クリックするとアニメ公式ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ