表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
528/980

第525話 しぼり取られる

祈りの神撃……召喚主のMPを消費して真なる神の一撃を放つ事が出来る


これは……

どう判断したらいいだろうか。

召喚主とは俺の事だよな。

俺のMPを消費してシルが強力な一撃を放つ事が出来るスキルという事だろう。

俺のMPを消費して発動するスキル。

俺はこれによく似た特性のスキルを知っている。

ルシェの『暴食の美姫』は俺のHPを消費して発動するが、シルの『祈りの神撃』は俺のMPを消費する。

どちらも俺を触媒として発動されるスキル。

言い方を変えると俺を生贄として発動するスキル。HPだけじゃなくMPまでもか……


「は〜……」

「ご主人様、どうかなさいましたか?」

「いや、何でも無いよ。まあ、怪我なく攻略出来たし、みんなレベルアップ出来て良かったよ」


身体も大分動くようになって来たので早速魔核とドロップアイテムを回収して回る。

他のメンバーも動き始めているので、それぞれレベルアップして回復したのだと思う。

まず魔核は全部で95個あった。

それとは別にドロップアイテムがいくつかあった。

まず、刀が三本と戦斧が一本。恐らく四本とも魔剣の可能性が高いと思う。

そしてマジックオーブが一つとスキルジュエルが一つ。

幸いにも今回赤い魔核は無かったものの、一番期待していた霊薬が無い……

正直、ここで手に入るんじゃないかとかなり期待していたので、それらしきものが無いか、部屋の隅々まで探したがどこにも見当たらなかった。

魔核だがミノタウロスのものよりは気持ち少し小さい気もするので大体1つ一万八千円ぐらいでは無いかと思うのでおよそ百七十万円ぐらい。

そして残るドロップだが


「あの〜申し訳ないんだけどこの刀三本もらえないかな。ベルリアの剣が二本とも折れてしまったのと予備に一本持っておきたいんだけど」

「もちろん、それでいいと思うわ」

「そうですね。それ以外の選択肢はないと思うのです」

「ベルリアの戦いぶりがなければ今回は切り抜けられなかっただろうから、刀二本は妥当だろう」

「ああ……皆様、この私に魔剣をそれも二本も頂けると言うのですか?マイロードこの刀が折れて無くなるまで死ぬ気で働きます」

「ああ、そうだな。期待してるよ。それで戦斧はマジック腹巻に入りそうにないから俺は持てないんだけど誰かいる人?」


恐らくこの戦斧も魔剣の類なのでそれなりの物だと思うが誰も手をあげないので売却決定だ。もしかしたら戦斧なので不人気かもしれないが、それでも売れば500万円は下らないだろうから金額的には今回一番の収穫かもしれない。

残るはマジックオーブとスキルジュエルだが、高額のレアアイテムではあるが、これは使った方が良い。

今後の事を考えても必須だろう。


「マジックオーブとスキルジュエルはそれぞれ使った方がいいと思うんですけど、どうしましょうか」


個数が二個なのも悩ましいが誰が使うかも悩ましい。

マジックオーブだが色は無色透明に近いが透かしてみると角度により黄色味を帯びている気もするが、風系だろうか?

ヒカリンかミクだ使うのが良いと思うがどちらだろうか。


「できれば私がもらっても良いかしら。どうしても私が後衛だと火力不足なのよね。スピットファイアはあるけど、今回はベルリアを起こすぐらいでほとんど役に立てなかったし」

「はい良いと思うのです」

「そうだな、ミクがいいだろう」


と言う事でマジックオーブはミクが使う事になった。

そしてスキルジュエルだがヒカリンとあいりさんで考えると前衛のあいりさんの優先度が高いのであいりさんが使う事となった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 文庫版 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
     ▼▼▼クリックするとアニメ公式ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
― 新着の感想 ―
[良い点] ベルリア遂に魔剣か!
[気になる点] カオリンかミクだ使うのが良いと思うが
[一言] 魔核たけぇなぁ! 一気にお金持ちになったなぁ(すっとぼけ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ