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第394話 裸の王様

俺達はキングミノタウロス4体と交戦している。

まずいな……どうする。

4体相手にするのは人員的にギリギリなので早く数を減らしたいが、弱りかけている最初の個体を加勢して先に倒した方がいいのか?


「ご主人様、向こう側に5体目です。増殖のペースが上がっています。どうされますか?」


やばい、俺の行動のスピードを増殖のスピードが上回ってしまった。

もう、やるしかない。


「シル、ルシールを喚んでくれ!1人で1体いけるか?」

「もちろんです」

「当たり前だろ、指示が遅いんだよ」


これ以上、敵の数を増やすわけにはいかないので新しくあらわれた3体はサーバント達に任せて俺は最初の1体の討伐に加勢する事にした。

見る限りかなり弱っており動きも鈍いので、囲んでいる探索者の外側から突き出している頭を狙って『ドラグナー』を連射した。

先程何度も弾道をずらされたので、保険をかけて2発放ったが後で放った銃弾が頭を捉えて貫通したと同時にキングミノタウロスが消滅した。

思った以上に弱っていた様で意外にもあっさり止めをさす事が出来た。

取り囲んでいた探索者が一斉に俺の方を向くが、すぐに6体目が出現してしまったのでそのまま全員で対応にあたる。

俺はすぐには次に向かわずサーバント達に任せた3体に目を向けるが、既にシルは敵を葬っており、残りの1体は炎に包まれ、もう1体は宙を舞っていた。


「シル、次に向かえ!ルシェとルシールも頼んだぞ!」


やはり俺のサーバント達は頼もしい。キングミノタウロスも全く問題では無い様だ。

そういえばもう1人の俺のサーバントは?

見るとベルリアもしっかりと役目を果たしてキングミノタウロスに手傷を負わせながら後少しで倒せそうなところまで持ち込んでいる。


「我が敵を貫け!神槍ラジュネイト」


見ている側からシルがベルリアの相手にしていた手負いのキングミノタウロスを一撃で倒してしまった。

シル流石だな。ベルリアも頑張った。次頑張ろう!

いずれにしてもこれで一気に5体を葬った事になるが既に新たなキングミノタウロスが3体増え4体となっている。

増殖スピードが早すぎるだろ!


「シル、ルシェ、ルシールもう1体ずつ頼んだ。ミク、スナッチに『フラッシュボム』を使わせてくれ。これで一気に決めるぞ」


流石に無尽蔵に増殖され続けると、時間が経過するにつれて俺達が不利になるのでここで4体同時に叩く。

シルとルシェはまず問題無く倒してくれるだろうから、ルシールとスナッチのフォローに入ろうと思うがスナッチにはミクとヒカリンが付いているので俺はルシールの横につく。

ルシールは真ん中のキングミノタウロスに狙いを定めた様で、そのままスーッと飛んでいくと


「増えるとはキリがないですね。早くお還りください『エレメンタルブラスト』」


目の前のキングミノタウロスの周囲に突風が発生して、モンスターは空中高く舞い上がったので、俺は完全に無防備となったその体を目掛けて『ドラグナー』を放ち倒す事に成功した。


「海斗様、お見事です」

「いやルシールの魔法がすごいだけだから」


無事に俺の役目は果たしたので他のメンバーに目をやるが、他の3体のキングミノタウロスもほぼ同時に焼失していた。

スナッチの『フラッシュボム』は、キングミノタウロス相手でもいかんなく威力を発揮した様だったので安心した。

そしてそれと同時に今度こそ全てのモンスターが消失した様だったが、すぐには安心出来ないので臨戦態勢を解く事なく周囲に意識を張り巡らせていたものの、今度こそ本当に何も起こらなかった。

結構苦戦したが俺達は無事にエリアボスであるミノタウロスを全て殲滅する事に成功した様だった。

よかった。


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― 新着の感想 ―
[一言] 黒い彗星はハーレムだけでなく、サーバントはロリショタ何でもありと。
[一言] 「超絶イケメンの超絶リア充黒い彗星がレイドボス相手に無双してたらしい」 「5パーティでも劣勢だった相手を、単独(パーティ)で瞬殺したらしい」
[良い点] 他パーチーの総意「もうあいつらだけでいいんじゃないかな…」
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