表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
371/980

第368話 新技?

「マイロードその銃すばらしいですね」

「そう思うか?」

「姿形がいいですね」

「そうか?」

「はい。射出される弾もいいですね」

「やらないぞ!」

「…………」

「そもそもベルリアは魔法が使えないんだから『ドラグナー』は使えないぞ」

「……そうですね」


俺は今2階層で魔核集めと修練を積んでいる。

俺だけでは無くサーバントも含めた全員の熟練度を上げるべく頑張っている。

お陰でなかなか魔核が貯まらないが、なんとか両立させるべく頑張っている。

まず新しいスキルの練度を高めるべく積極的に『楽園の泉』と『黒翼の風』そして俺の『ドラグナー』を使用しているがどれも燃費がすこぶる悪い。

そしてあぶれた形になっているベルリアが『ドラグナー』を物欲しそうに見てきたが、さすがにこれをやるわけにはいかない。

そういえば今日はいないが、スナッチの新しいスキルも使い所が難しすぎて未だに使用した事が無い。


「ベルリアも何か新技とか開発してみる?」

「新技ですか?」

「スキルはレベルアップしないと身につかないだろうから新技とか」

「新技ですか……」

「例えば『ダークキュア』使って体内を活性化させて『アクセルブースト』使うと超パワーが生まれるとか」

「やってみますね『ダークキュア』   『アクセルブースト』   ダメです」

「そうだな。ごめん。それじゃあ回転しながら『アクセルブースト』とかどうだ?」

「回転しながらですか………やってみます」


そういうと、ベルリアは『アクセルブースト』を使ってコマのように横方向に回転し始めた。

俺が思ってたのとは違うがこれはこれでありなのか?


「…っつ、どうでしょうか………」

「ベルリアふらついてるぞ。やっぱり横回転は無理だな。縦回転でジャンプして回転しながら斬るのはどうだ?」

「やってみます」


今度は俺の意図がちゃんと伝わったようでジャンプして切る瞬間に二刀で前方にくるくる回りながら斬りつける。

今度は目も回っていない様だしアニメの必殺技みたいな感じで結構いけてるんじゃ無いかと思うけど実際にはどうだろうか?


「いいんじゃないか?ゴブリン相手にやってみるか」

「はい」


歩き始めてすぐゴブリンに遭遇したのでベルリアが応戦する。


「マイロードしっかりとご覧ください。いきます『アクセルブースト』」


ベルリアがゴブリンまで走って行ってそのままジャンプしてから、一気に前回転を始めたかと思うと3回転したところで勢いを増した剣戟をモンスターの頭に浴びせかけ消滅させた。


「マイロード、やりましたよ!」

「ああ、よかったんじゃ無いか」


確かに威力が増した気がするのと視覚的に大技感がすごい。

正直ベルリアの『アクセルブースト』ならこんな事をしなくてもゴブリンを一撃で倒せるのだが、ベルリアが満足そうなので、ただの思いつきにしては良かったんじゃ無いだろうか。


「マイロード、魔核を頂いてもよろしいでしょうか?」

「えっ?」

「申し訳ないのですが『アクセルブースト』の連発と新技の動きで魔核が必要になってしまいました」

「そうなんだ………」


俺が言い出した事だから仕方が無いが、ただでさえ魔核の消費が激しいのにベルリアまでか……


「次からは、普通に倒そうな。さっきの技は特別な敵限定で使おうな」

「はい分かりました」


仕方がないのでベルリアに魔核2個を渡しておいたが、なぜか全く活躍していないルシェまで騒ぎ始めてしまい、結局3人に2個ずつ渡す事になってしまった。

やはり思いつきで話す物ではないなと改めて反省してしまった。

【読者の皆様へお願い】


いつもありがとうございます。

この作品は皆様のブックマークと☆ポイント評価で支えられています。

興味を持たれた方は是非ブックマークとスクロールして下部からの☆ポイント評価をお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 文庫版 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
     ▼▼▼クリックするとアニメ公式ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
― 新着の感想 ―
[一言] 某探偵坊やの前作品にあった風車みたいなの?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ