表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
275/980

第275話 装備品の補充

悪魔な俺のヘブンズドア  https://ncode.syosetu.com/n9722fv/

もよろしくお願いします。


俺は今ダンジョンマーケットに来ている。


「春香、さっき言った通り今回の遠征で装備がいくつか壊れてしまったんだけど、また買い物に付き合ってもらってもいいかな」


「うん。もちろんいいよ。いつにしよっか?」


「今日の放課後でも大丈夫かな?」


「うん、それじゃあ放課後にね」


春香にはまだ伝えていないが、前回一緒に購入したバスタードソードが完全に折れてしまったので新調しなければならない。


放課後になり春香と一緒にダンジョンマーケットに向かった。


「海斗、今回は何を買うの?前回は、剣とか買ったと思うんだけど」


「今回は、マントと剣です」


「えっ?この前買ったばっかりなのにまた剣を買うの?」


「実は、今回の遠征で根元からポッキリ折れちゃったんだ」


「海斗、大丈夫だったの?あの剣が折れるなんて。もしかして不良品だったの?」


「いや、そうじゃないんだけど、硬い相手を無理矢理斬ってたら折れちゃったんだ」


「でも、あの剣100万円もしたのにお金は大丈夫?」


「ああ、それは大丈夫なんだよ。今回の遠征でちょうどそのぐらいの収入があったから、それで賄えるから」


「3日間の遠征で100万円ってすごくない?そんなに探索者ってお金になるの?」


「いや、今回は特別だよ。下の階層に落ちちゃったから、モンスターが強かったんだ。その分金額も跳ね上がったんだよ」


「それって、その分危なかった事じゃないのかな」


「あっ、あ、そうでもないよ。今回たまたま運が良かったんだよ。うん」


「そう。本当に無理しちゃダメだよ」


「はい。もちろんです」


まずは、マントを買う事にする。

前回と同じ店員さんを見つけて声をかける。


「すいません。またマントの購入したいんですけど」


「あれ?お客様はこの前マントをお買い上げいただいた」


「そうです。この前オススメしてもらったマントを使ってたんですけど、溶けちゃいました」


「えっ?溶けてしまったって言うのは」


「それがあのマント火には耐性があって良かったんですけど、モンスターの溶解液にやられて溶けちゃいました」


「溶解液でですか?あのマントは一応火だけではなく、溶解液などにも耐性のある素材だったはずなのですが。15階層前後のモンスターではあの素材を溶かす様なモンスターは居なかったはずです」


「ああ、遠征に行った時に20階層よりも奥に潜る機会があって、そこでやられちゃったんですよ」


「失礼しました、お客様は20階層よりも下層に潜られているのですね。それではこの前のマントでは性能不足だったかもしれません。それではオススメはこちらのマントになります。前回のマントよりもより高性能な繊維素材が使用されており、火への耐性だけではなく溶解系そして氷、水などへの耐性も飛躍的に向上しております。お客様の様に下層へ挑まれている探索者様への一押しのマントとなっており、こちらであれば20階層への探索にも十分耐え得る一品となっております」


「そうですか、良さそうですね。値段はいくらぐらいですか?」


「やはり、これだけの一品となりますので量産品とは一線を画しておりまして、職人によるハンドソーイングの一品となります。その為少しお値段は張りますが、十分価格に見合うだけの品物となっております。お値段は30万円となっておりますが、正直この品質でこのお値段はお安いと思います」


「そうですね。安いですよね。じゃあ黒でお願いします」


「お買い上げありがとうございます」


「海斗、ちょっといいかな」


「うん、なに?」


「あのマント30万円もするんだよ。すぐに決めて大丈夫?もっと安くてもいいマントもあるんじゃないかな。前に買ったマントは3万円だったよね」


「マントは一生ものだからね。装備品にはお金がかかるんだよ」


「海斗、多分マントは消耗品じゃないかな。今度から私も一緒に考えてから買うのでもいい?私も一緒に選びたいと思うんだけど」


「えっ?春香も一緒に選んでくれるんだ。それは嬉しいな。是非お願いします」


次から春香が一緒に選んでくれるらしい。なんて優しいんだろう。一緒に選んでくれると言うことは次から買い物を毎回付き合ってくれると言うことではないのか?

今後必要以上にダンジョンマーケットに通いそうでちょっと自分が怖い。

この作品は皆様のブックマークとポイント評価で支えられています。

興味を持たれた方は是非ブックマークと下にスクロールしていただき広告の下部からのポイント評価ボタンで評価をお願いします。

新作 悪魔な俺のヘブンズドア  https://ncode.syosetu.com/n9722fv/

よろしくお願いします。

ポイント評価の上部にリンクを作りました。クリックしてみてください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 文庫版 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
     ▼▼▼クリックするとアニメ公式ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
― 新着の感想 ―
[気になる点] 流石にくどいなぁ 装備も性能の話あったのに安い方が〜みたいなのは身を案じてるはずなのにってなるから矛盾
[一言] 装備は大切だけど毎回買い物する時何も考えず買い手側のいいように買わされてる間抜けっぷり見されられてるから春香必須だな
[一言] 装備の性能はそのまま生命にかかわるからケチれないよなぁ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ