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第218話 僅かで確かな成長

俺は今5階層に来ている。

本来であれば8階層を探索しようと思っていたが、真司と隼人が時間が勿体無いので有効に使える階層が良いと言い出したので5階層を探索する事となった。


「ご主人様、前方に敵モンスター3体です。」


早速現れたのはブロンズマン2体にマッドマン1体だ。

この階層のモンスターとは相性が悪く以前はシルとルシェに頼っていたがレベルアップした今ならいけると思う。


「海斗、俺この階層の敵は得意じゃないんだ。できればシルフィーさんとルシェリアさんに頑張って貰えると助かるな〜」


隼人がこの階層を苦手としている事は理解出来る。以前の俺と同じく高火力の一撃が不足しているから倒し切れないのだろう。

ただし言葉の裏にはシルとルシェの戦いをもっと見たいという好奇心が溢れているのがわかる。

特に悪意も感じないしシル達も気にしていないので問題は無さそうだ。


「それじゃあ、今日はシルも攻撃担当で行こうか。ベルリアもメタル系を担当してくれ。硬いから『アクセルブースト』は必須だからな。」


遠征した時に連携を取る意味でもサーバントの能力はある程度、全員が把握していた方が良いので今日は積極的にシル達に戦ってもらう事にする。


「それでは私はマッドマンを担当しますね。『神の雷撃』」


「私はブロンズマンを倒します。『アクセルブースト』」


「しょうがないな。残りをわたしがやってやるよ。『破滅の獄炎』」


ほぼ一瞬で3体のモンスターが消滅してしまった。

レベルアップと経験を積んだ3人には5階層は簡単すぎたのかもしれない。


「おお〜っ。すげーな。俺の『アースバレット』とは比べ物にならないな。これぞ魔法を超えた神と悪魔の力だな。」


「いや力もすごいけど、いいな。2人共いいな。すごく良い。」


だから、ベルリアも活躍していたから触れてやってくれ。ナチュラルなのか意図的なのか判断が難しい。


「よし、じゃあ次行ってみようか。」


時間も限られているのでどんどん進む。


次に出てきたのはマッドマンが3体のだったが、ベルリアの攻撃が有効打にならないので、かわりに真司が槌で完全に潰してしまうと消滅した。

マッドマンは剣や槍とは相性が悪いらしい。


「流石にこのままだと俺達のやる事が無さすぎるから、今度は俺達3人でやろうか。」


今日は一度も戦闘に加わっていないので、次は俺も頑張る事にした。

以前は無理だったが今なら進化したバルザードを手にしているのでやれると思う。


「ご主人様、3体来ました。私達は後ろで控えていますのでいつでもお声がけください。」


ストーンマン2体とブロンズマン1体が現れたので俺はブロンズマンを担当する事にする。

ナイトブリンガーの効果を発動して背後に回り、バルザードを突き刺し、多少の抵抗感があったもののそのまま押し込み爆散させる。

レベルも上がっているので当たり前だが確実に成長している。攻撃をシルとルシェに任せきっていた前回とは違う。十分にやれている。

自分の成長を感じる事ができて人知れず感動していたが、まだ2体残っているので切り替えてフォローに入る。

真司はストーンマンを槌でボコボコに殴っており、消滅寸前なので放っておいても問題なさそうだ。

問題は隼人の方だが槍で距離を取りながら攻撃を繰り出しているので危険は無さそうだったが、ストーンマンも倒れる気配は無い。

こればかりは火力の高いスキルか武器を手に入れるしか無いが、現実的にはなかなか難しい。


「隼人、俺がしとめるからそのまま牽制頼むな。」


俺は隼人がストーンマンを牽制している間に背後に回り込みバルザードで仕留めた。今度はナイトブリンガーの能力抜きでやってみたが、隼人のおかげもあり、全く問題なく背後に回る事ができた。

俺と隼人がストーンマンを倒すと同時に真司もモンスターを倒し終わった。



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