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第217話 6人パーティ

俺は今8階層に潜っている。

思いの外、隼人と真司が強くなっている。

俺の出番は全くなく、敵モンスター3体が消失してしまった。


「隼人、真司、もうちょっと先まで探索したら今日は帰るぞ。明日学校もあるしな。」


「わかってるって。」


「大丈夫だって、それよりシルフィーさんとルシェリアさんの戦いも見て見たいんだけど。」


「まあ、次の敵次第じゃないか。」


しばらく歩くと水辺に着いたので


「2人共、ドローン持ってないよな、水辺の探知どうしてるんだ?」


「ドローンは高いからな、このハンディ魚探を使ってるよ。」


隼人が取り出したのはボール型の紐の付いた魚探だったので、そのまま投げ入れて確認してもらう。


「結構先に複数反応があるから、これは魚群だな。注意したほうがいいな。」


隼人の言葉に全員で臨戦態勢を取る。


隼人と俺は魔核銃を構えるが、真司は二刀流?で細身の剣を構えている。


「シル『鉄壁の乙女』を頼む。ルシェは自由にやって。ベルリアは一緒に撃退してくれ」


程なく巨大トビウオの一団が水面から飛び出してきたので迎撃する。

俺と隼人は魔核銃を連射するが、2人では、数が足りないので押し寄せてくる。

久々なので忘れていたが、かなりの迫力だ。

押し寄せて接近してきたトビウオに向かって真司とベルリアが斬りかかる。

ベルリアはいつものように流麗な剣さばきで斬って落としているが、特筆すべきは真司だ。

両手に持った剣を使いやたらと素早い振りで斬りまくっている。

ベルリアの様に洗練された剣さばきとは程遠いが、二刀で斬って斬って斬りまくっている。

俺には出来ない動きに素直に感心してしまった。


『破滅の獄炎』


「グヴオージュオー!」


思い出した様に、時間差でルシェが攻撃を放った。


「おおっ。すごいな。これが子爵級悪魔の力か。」


「こんなのくらったら一発であの世行きだな。絶対怒らせない様にしないとな。」


隼人と真司が初めてルシェの攻撃を見て驚いているが、軽口を叩いているところを見るとそれなりに余裕があるらしい。

その後数十秒の攻防を経て巨大トビウオの一団を殲滅することが出来た。


「あのな、相談と言うかお願いなんだけど俺のサーバントが結構、大飯喰らいでな、申し訳ないんだけど魔核を半分ぐらい貰えないか?」


「えっ?半分でいいのか?そっちは実質4人だろ。こっちがお願いしてる方だしもっと多くても全然大丈夫だぞ。」


「助かるよ」


「お腹が空きました」


「腹減った。早くくれよな」


「私もお願いしてよろしいですか?」


俺は魔核を回収して自分の分をシル、ルシェ、ベルリアに渡した。


「サーバントが魔核を吸収するって聞いてたけど本当だったんだな」


「なんか感動だな。シルフィーさんとルシェリアさんの魔核吸収を見れるなんて」


この二人はいちいちシルとルシェの行動に感動しているな。でもな、ベルリアもいるんだぞ。


「そういえば真司、二刀流なんかしてるんだな。」


「ああ、数が多い時はこれに持ち替えてるんだよ。元々パワータイプで槌使ってるだろ。試しに剣振ったら異常に軽く感じてな。両手でどうにでも振れるし、剣速も結構出るみたいだったから、俺は魔核銃の代わりにこっちにしたんだ。」


「そうか、二人共前回から強くなってて驚いたよ。遠征の話しも今度メンバーに聞いてみるよ。」


「おおっ。頼んだぞ」


「せっかくだから明日も一緒に潜ろうぜ」


「わかったよ。明日も頼むよ」


俺も楽しいので明日も一緒に潜る事にしたが、最近スライムの魔核狩りに行けていない。

今度ベルリアとの剣術練習を休んで魔核狩りに行かないと、探索に支障が出てしまう。

明後日からはスライム狩りに集中していこう。



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