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第216話 臨時パーティ

俺は今5階層に潜っている。

隼人と真司と一緒に8階層に向かうべく潜っている。


「海斗そろそろ良いんじゃないか?」


「わかったよ。シルフィー召喚。ルシェリア召喚。ベルリア召喚。」


目の前にサーバント3体が現れた。


「おおっ。すごいっ!これがサーバント・・・」


「羽が生えてる。しかもかわいい。もう1人もすごくかわいい。」


真司サーバントはもう一体いるんだぞ。


「ご主人様、この方達はどちら様でしょうか?」


「ああ、俺の同級生だよ。」


「同級生と言うのはお友達と言う事でしょうか。」


「はい。もちろん親友です。なあ海斗。」


「いや大親友です。なあ海斗。」


真司と隼人が調子よく答えたが、親友と言われて悪い気はしない。


「おい、お前友達なんかいたのか?意外だな。」


ルシェ、その言葉は地味に傷つくぞ。


「マイロード、せっかくですから御友人に私達を紹介していただけませんか?」


「海斗、ご主人様にマイロードってなんかすごすぎないか?」


最近感覚が麻痺してきていたが、普通に聞くとそうなるよな。


「いや、最初からそう呼ばれてたからな」


「なんて羨ましい」


「おい、やっぱり類は友を呼ぶだな。2人共冴えないな。さすがは海斗の親友だな」


「海斗・・・この子は一体・・・」


「まあ気にするな。これも愛情表現の一つだから。」


「なっ。何言ってるんだよ。別に愛情表現なんかじゃないっ。」


「はいはい。そう言う事にしといてやるよ。」


「海斗、慣れたもんだな。」


「まあいつもの事だからな。それじゃあ紹介するぞ。こっちの羽が生えた女の子がヴァルキリーのシルフィー。この口の悪いのが子爵級悪魔のルシェリア。最後にこの男の子が士爵級悪魔のベルリアだ。」


「真司です。よ、よろしくお願いします。」


「隼人です。3人ともよろしくお願いします。」


挨拶も終わったので一応それぞれの能力と装備を確認して探索に向かう。


「海斗、ちょっといいか?」


「なんだよ、隼人。相談か?」


「いや、お前のサーバントって悪魔が2人もいるんだな。悪魔って見た事なかったから大丈夫なのかなと思ってな。」


「ああ、大丈夫だ。2人共良い子達だぞ。まあルシェは難しい部分もあるけど、戦う時は頼もしいからな」


「そうか。海斗が言うなら大丈夫なんだろうけど、俺らを襲って来ないように言いつけといてくれよ」


「それじゃあ、戦闘時の指示は俺が出してもいいか?サーバントの事もあるし」


「ああ、頼むな。だけど俺達指示を受けて戦ったことが無いからお手柔らかに頼む」


話しがまとまったので早速探索を開始するが5分程で


「ご主人様、前方にモンスター3体です。皆様ご注意ください」


「おおっ。シルフィーさんが探索してくれるんだな。こんなに効率いいのか。いいな〜」


進んでいくと久々のウーパールーパーが出現した。


「隼人、真司1番左のやつを頼む。ベルリア真ん中な。俺が1番右を倒すから。シルとルシェは何かあったらすぐにフォロー頼むな」


指示を出してウーパールーパーに向かおうとした瞬間に


『必中投撃』


隼人の声と共に槍が飛んでいって一撃でウーパールーパーが消え去った。

その直後に真司が走って行ってもう一体のウーパールーパーも槌で粉砕してしまった。

遅れて最後の一体をベルリアが斬り伏せて3体のウーパールーパーが消滅した。


「おいおい、2人とも戦い慣れてこの前よりかなり強くなって無いか?俺の出番が全く無かったんだけど」


「まあ、俺たちも2人だけでここまで来ているからな。それなりには強くなってると思うぞ。」


言われてみれば当たり前の事だが、正直驚いた。

もう少し様子を見ないとわからないが、2人共アイアンランクの探索者として十分戦力になりそうだ。

これは話半分で聞いていたが、真剣に遠征の話を考えないといけないかもしれないな。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 友人、二人だけでこれは才能の塊で草
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