表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
187/980

第187話 偽セベク撃破

俺は今隠しダンジョンで戦っている。

植物系の魔法を駆使する、偽セベクに攻撃が通じずに苦戦している。


「ベルリア、俺と攻撃のタイミングを合わせて1箇所を順番に攻めるぞ。あいりさんは今のままで攻撃を続けてください。」


俺が斬撃を飛ばすと同時に2人で攻撃を開始するが、相手も予測していたのか植物のバリアと同時に、俺に向かって植物の蔓が大量にやってきた。

足元に絡みついてくるのでバルザードで斬って落とすが、完全に機動力を奪われるのと、植物に結構大きな棘があってスーツの上からでも地味に痛い。

そのせいでベルリアと息を合わせてて攻撃することができなかった。


「あいりさんも攻撃に加わってください。」


今度は3人でかかる事にしたが、やはり俺に向かって植物魔法を発動してきたが、植物バリアとは同時に1箇所しか発動出来ないのか、あいりさんと、ベルリアは無傷で攻撃を仕掛けることが出来、あいりさんが一撃で植物バリアを斬って落とし、そこを狙ってベルリアが踏み込んで斬りつけるが、剣で防がれる。ベルリアも負けじと連撃を加えるが相手もそれに合わせて剣を振るう。

ベルリアと互角以上の剣さばきなのでかなりの使い手に見えるが時間の経過と共にまた植物バリアが修復してしまった。

3人では残念ながら手数が足りない。

後ろを見ると光のサークルに纏わりついていた植物は消失していたので、


「ルシェ『破滅の獄炎』を頼む。焼けた直後にヒカリンも『ファイアボルト』を頼む。」


あいりさんとベルリアにはアイコンタクトを済ませて攻撃に備える。

ルシェの『破滅の獄炎』が炸裂して、植物バリアを焼き払うと同時にヒカリンの『ファイアボルト』が敵に命中する瞬間、偽セベクは、剣で魔法を切り裂いた。

その瞬間あいりさんと、ベルリアが踏み込んで敵本体に斬りかかる。俺はなぜかまた植物の蔓が襲いかかってきて身動きが取れなかった。

あいりさんが袈裟懸けに一太刀浴びせかけて、怯んだところをベルリアがさらに踏み込んで滅多斬りに伏した。

敵の本体も結構な強度があるようで、ベルリアの攻撃がなかなか致命傷にはならないようだったが、あいりさんが2撃目を繰り出した時点で決着がついて消失させる事に成功した。


「あいりさんやりましたね。かなり手強かったけど、エリアボスだったんですかね。」


「ご主人様、おそらく違います。ドロップアイテムが何もありません。」


偽セベクのいた所を見ると何も無い。

何故か、魔核もない。

なぜ・・・


「ご主人様、明らかに特殊なモンスターなので通常とは違うのかもしれません。ただ隠しダンジョンである以上エリアボスは存在していると思われます。」


通常と違うのはわかったが、悪い方に違うらしい。結構大変だったのに何も無し。なんかこの隠しダンジョンけち臭い。


「海斗、明らかに通常のモンスターよりも強かったよね。私のスキル通用しなかったみたいだし。」


「まだわからないけどミクのスキルはこのエリアのモンスターには効果が薄いのかもしれないな。もしそうなら次からは後方から魔核銃で支援を頼むよ。」


「私の『アイスサークル』もあまり効果が無かったのです。」


「それももしかしたら相性とかあるのかもしれないし、『アースウェイブ』と併用してみてそれでもダメだったら支援は諦めて『ファイアボルト』で攻撃するのに回ってもらおうかと思う。」


「わかったのです。」


「とにかくどこかにボスっぽいのがいると思うからそれを倒すまで頑張ろう。ドロップもそれまでには何か出るかもしれないし、経験値も稼げてる気がするし。」


まさかだけど経験値は稼げてるよな。まさかドロップと同じで何も無しとかは無いと思いたい。少なくとも戦闘スキルはアップした筈。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 文庫版 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
     ▼▼▼クリックするとアニメ公式ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ