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僕と君をつないだ物語  作者: 個性
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いつもの日々

 -今日は何月何日の何曜日だったかな。

  朝、目を覚ますと。いつもの景色で、何気ない窓から入る風が僕を嘲笑している。

「夢を見ていたのか…」眩しい光が僕の目に映る。僕はうなりながら体をゆっくりと起こしていく。 

外から僕を呼ぶ声が聞こえた。「ひーくん!」そう大きい声で僕を呼ぶのは、幼馴染の櫻田美玲。

息を吸い込んで、叫んだ。「ひーくんって呼ぶなよ!」これがいつもの朝の日課のようなものだ。

美玲と俺は、家が近所だったもので自然と親同士も仲良くなったのもあったがなんだかんだ選んだ高校まで一緒のところで、合格し、登校している。いわゆる腐れ縁とやつだ。  

 支度を済ませ、玄関を開ける。「もう少しで置いていくつもりでしたよ。」そう言って美玲が頬をふくらませた。「すまんすまん」と僕が言うと「ひーくんはのんびりしすぎです」美玲は僕の制服のボタンをとめながらそう言った。「ありがと」「身なりはきちんとしてください!」美玲は学校で生徒会長をしていて、こういうことにいちいち文句を言う。「はーい」と適当に促す。「さあ、走りますよ。ひーくんのせいで遅刻してしまいます」といたずらっぽく僕の手を引く。それにつられて僕も走った。

 僕と美玲はクラスが離れているので、学校に着くと話す機会などほとんどない。「じゃあね。今日一緒に帰ろうね」美玲はそういうと廊下に消えていった。僕は教室に着くなり、机に伏せた。何かがおかしい。だがそんなことは考えている暇もなく、もっさんこと森先生が入ってきた。騒いでいた連中も席にそそくさと座っていく。「朝のホームルームはじめるぞー。」もっさんは怖がられる容姿をしているが、落ち着いた声とのギャップがいいと女子生徒の人気だ。「そういや、小池。」ぼーっとしていたので飛び起きてしまった。クラスの連中がくすくすと笑っている。「なんすか。」「後で職員室に来い。」何かやった覚えはないが。。また美玲が何かやらかしたのかもしれない。そう思うと頭が重い。「分かりました。」そう言って席に着いた。

 


 

 


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