平和な朝、日常の崩壊
え〜小説を書くことを友達に勧められて書き始めたGENです。
一言で言うと初心者です。
あと、オリジナルだけど結構好きなゲームとか漫画に影響されてるかも?
「う〜ん、眠い…」
そう言いながら、目をこすりベッドから体を起こして家族がいる1階に向かう。
うちの家族はじいちゃんとばあちゃんとオレの計3人、どうやらオレの父と母は小さかったころのオレと一緒に家族旅行の飛行機事故で亡くなったらしい。(その時の生還者はオレ含めて数人だった。)
1階に降りるといつも通りばあちゃんがうまい飯を用意してじいちゃんは新聞を読んでた。
「沙落おはよう」
「さら坊おはよう」
「おはよう…」
「うお〜天ぷらだ〜うまそう〜」
「今日、裏の山で採ってきたんだよ」
全員がいただきますと言い飯にありつく。
「さ〜てと学校の準備するか〜」
学校行く前に軽く筋トレをしてゲームをして、準備をするのが日課だ。
そうして学校への通学路に入る。
「 ふ〜明日は土曜だから今日もがんばるぞ〜」
そこに聞き覚えのある声が聴こえてくる。
「お〜い八神〜」
こいつは幼馴染の月城光輝、まあいわゆる明るい系の男子で幼馴染グループの中では最も長い付き合いだ。
「さらっち〜」
噂をすればきたきた、こいつは一条はるか、まあいわゆるふつうの女の子、それ以外言いようがない…
「沙落君」
お、こいつは幼馴染グループの中では一番短い付き合いの太守蓮まあいわゆるクールで分析派って所だな。
「ねえねえさらっち聞いてよ〜昨日さ〜」
「八神〜そういえばあのアニメのニュース見た?」
「沙落君、昨日のニュース番組で興味深いところがあって…」
まあこんな感じでとりとめのない話をこいつらとして登校する、それが日課であり、日々の楽しみだ。
そうしてる間に校門につき、「おはようございます」と聞こえる。
そうすると、オレたちは声の主に向かっておはようございますと返し、声の主(校長)が
「今日仲良し4人組は元気ですな〜」
「明日が土曜だからですよ」
と、冗談を言い周りが笑う、校長は割とノリが良く、生徒一人一人のことを考えて毎朝校門のところで挨拶を日課にしてる。
うちの中学校は木造の2階建でそもそもオレらが住んでる地域が過疎化してる山間地帯のど田舎なので、全学年1クラスしかなく、生徒の名前は全員覚えてるし、みんな先輩後輩関係なく仲がいい。
「え〜だからxが5になって〜」
めんどくさい授業が始まり、そうこうしてるうちに昼飯の時間に
うちの学校は人数が少ないので教職員、生徒が一緒に食堂で食べる。
オレは七瀬樹の方を見る。オレは七瀬樹が好きだ。だってクールビューティって感じで普段は口数が少ないものの、顔はべっぴんで、滅多に見せない笑顔がまさに女神と言ってもおかしくないほど美しい…
(ただ、ライバル多いんだよな〜)
「さらっちって本当にいつきちゃんが好きだね〜」
「ば…そんなんじゃねえよ!」
「じゃあなんでそんなに七瀬のこと見てた」
「たまたま、視線を向けた方が〜」
(はるかと光輝にバレたら絶対いじられるってまあほぼバレてるけど)
「そういえば、さらっちとこうちゃんとれんくんで撮った懐かしい写真あったよ〜」
そこには幼いオレたちが写ってた。
みんなの分コピーしたからあげる〜
小さなペンダントになってて制服の裏に隠すようにして首にかけた。
そうこうしてるうちに休み時間が終わり、地獄の授業へ…
「え〜この時アルカリ性〜」
あ〜昨日遅くまで好きなゲームのイベントに走ってたのと、飯食った後だから眠い…
「……ん、ああ…」
いつのまにかオレは寝てしまってたらしい、ノート提出もあるし真面目な太守あたりに写させてもらお、と思いつつ目を開けた瞬間、気づいた。
「なんで誰もいない…?」
時計を見る、明らかに本来なら授業中だ。
オレは焦って廊下に出る、そうすると人型の黒い影が数十体たたずんでいた。いくつかがこっちに気づいたらしく追いかけてきた。
グオ〜とまさに映画で出てくるような鳴き声の怪物が襲いかかってくる。中には武器も持ってる奴もいて部が悪い、それにあまりにもの恐怖で体がガクガク震えてる。
怪物はオレを殺さんとすると勢いで襲いかかってくる。
「なんなんだよ、あれというかやばい」
オレは出口に向かって本気で走る。
「あとはここの廊下を抜ければ…」
そう思ったのはつかの間、挟み撃ちされた、こいつらにはある程度の知能があるのかそれともたまたまなのか今は正直どちらでもいい、近くに落ちてたホウキを持って、
「クッソー死ぬわけにはいかねえんだよ!」
ホウキを命中させるも手ごたえがない。それどころかこっちに近づいてくる。もう終わった、と絶望した時目の前に光が差し、
「止められるのはあなただけです…」
読んでいただきありがとうございます!
沙落君に差した一筋の光、そして影のモンスターの正体とは?
次号に続く。