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まずは自己紹介

初投稿です。

鈍筆ですが、楽しんで頂けると嬉しいです。

世の中にはどうにもなら無いことが色々ある。

生まれ育った環境であったり。

親、兄弟だったり。

だからこそ人は、諦めないで努力することが必要じゃないだろうか。



なーんて事を思った時期もあった。

でもな、誰だか解らねぇあんた。

聞いてくれよ。


まず、生まれた家。

親父はヤの付く自由業。

そのトップだから最悪だ。

家に何十人が日々活動に精出して、港にチンだの、ガサ入れがどうのとうるせぇうるせえ。

それだけじゃねぇぞ?

一部の組員が白い粉もんを売り始めたらしくてな。

それを求めて、夜な夜な変人がやってきたりしてる。


挙げ句によぉ。

母親は売ってた組員とホットになった上に、ソイツにキメられたら本当に色々キマってポックリとか笑えるぜ。

まぁ、ソイツは今頃どっかの地下帝国にでも出稼ぎしてるか、無限遊泳の真っ最中だろうけど。


おっと、環境だけじゃねぇぞ?


俺の上には兄貴が二人と、妹が一人いる。

一番上は5歳、二番目は2歳差。

妹は俺の6歳下だから11歳か。


兄貴達は一言で言うと糞野郎。

背は二人とも190cm位と長身で、顔はイケメン。

親父の遺伝子よりも死んだ母親のが勝ったのだろう。

学生の時は、親の七光り丸出しで色々やりたい放題。

まぁ、悪行の限りを尽くしてた。

泣かされた女子は数知れず、半殺しにあった男は星の数だ。

だから、一番下の俺は小せぇ頃から虐げられた。

目が合えばぶっ飛ばされ。

言うこと聞かなきゃ根性入れられる。

両方ともネジが切れてるとしか言いようがねぇ。


何?妹?

あぁ、アイツは大丈夫だ。

全寮制の宗教系学校に通ってる。

兄貴達が何するか解らねぇのを心配した親父が手配したらしく、物心付く頃にはその学校に入れられた。

ある意味幽閉されてて年に数回しか会ってないが、会ってるのは親父と俺だけだ。

だからこそ、家の事情何か知らずに育ってる。

このまま、普通に育って欲しいと心から思うぜ。


だけど、中学に上がってすぐに事件が起こる。

兄貴達は親父を引退させるため、実の妹を拉致る計画をたてた。

それを察知した俺が止めるために兄貴二人を相手に立ち回った。

ぶっ殺す2歩手前までぶっ飛ばしてやって、未遂に終わった。

今までの鬱憤があったからなぁ。

親父が止めなきゃ後3、4歩進んでたかもしれねぇ。

でも、これが切っ掛けで解ったことがある。

いやぁ、俺。

ケンカ強かったみたいだ。


まぁ、そんなこんなで兄貴達の様な事は絶対にしていないけれど。

俺、天女蔵人あまめくらひとは。

とりあえず、今日も喧嘩が絶えねぇ日常を過ごす。


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