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貨物ガール  作者: 星の前奏曲
2/2

初めての仕事!出発進行!

前回機関長として就任した梅小路。桃太郎ことEF210形0番台とともに、新しい機関子を製造!さて誰が来るのか?

梅小路をこれから機関長と記します。たぶんそっちの方がわかりやすいと思うからw

機関長「さあ!誰が来る!すげー楽しみ!」


桃太郎「機関長、なんか嬉しそうですねー」


機関長「ん?どうしたんだ?」


桃太郎「いや、別にー」


そう言って、頰を少し膨らませる桃太郎。彼女に聞いたけど、怒ってる理由はなんとなくわかる。やはり擬人化でも妬くものはいるんだ。


機関長「そういえば、俺たち部屋に戻って来てしまったけどいいのか?」


桃太郎「はい、出来立てホヤホヤの娘は自分から機関長に挨拶する決まりになっています。間も無く来るでしょう。ちなみに製造する時はわざわざ現場に行かなくても、パソコンで必要な材料を入力すれば勝手に製造が開始されます。」


機関長「へーそうなんだ。」


コンコン

ドアをノックする音が聞こえた。


機関長「お、ついに来たな。どうぞ〜」


ガチャ

水色で、黄色の雷のイラストが描かれた背の高い女の子が入って来た。


???「初めまして!EH200です!ブルーサンダーと呼んでね!」


機関長「こちらこそよろしく。さて、早速2人で業務についてくれ!」


2人「了解!」


機関長「そういえば何を持っていけばいいかな?」


桃太郎「あ、機関長はここでお留守番です。」


機関長「え?そうなの?」


ブルーサンダー「そうだよ〜正直機関長はする事無いから邪魔なだけだよ。」


機関長「俺、要らない存在か…」


桃太郎「いえいえ、これからは部屋にこもるほど忙しくなるし、第一機関長の指令がないと私達は動けませんから、要らない存在では有りませんよ。」


機関長「そ、そっか。まぁ気をつけて〜」


ブルーサンダー「では、行ってきまーす」


ガチャ

はぁ。まさか俺はついていく必要が無いなんて…完全に信じるしかないか。でも大丈夫でしょ!


機関長「さて、次は…ふむふむ。東北地方か。あれ?交流電気機関車じゃないと駄目だ。今のうちに作っておくか。」


早速パソコンで入力しようとしたら、まさかの交流電気の数はゼロ。つまり作ることはできません。


機関長「まぁいっか。敷地内を散歩しよう。」


そう言って、無意識に窓の外を見てみたら、赤い服を着た女の子が倒れているのが見えた。


機関長「大変だ!助けなきゃ!」


急いで廊下を走る。あの子は桃太郎達と同じ機関子みたいだった。あれ?俺作ってないよな?なんで?



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