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龍焔の機械神  作者: いちにちごう
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序章

 それはもう既に、どこの星の話とかどこの世界の話とか、そのような概念で話すのは無意味なものになってしまっているのだろう。


 際限無く広がるこの黒き星の海には、人が生まれ住まう星はたった一つしか無いのだろうから。


 だからこの物語は、我々が住んでいるこの星が当の昔に滅びた後の世界の、更にその先にあるサイハテすら越えてしまった終末乃世界のお話。そのようにしておこう。


 そして我々がどこに住んでいるのかは、また別の問題。

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