表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/95

登場人物紹介

登場人物をご紹介いたします。少々ネタバレを含みますので、嫌いな方は読み飛ばしてくださいこのページは、登場人物が増える毎に更新予定です。


アロイス氏を追加しました。(140807)

越谷優こしたにゆたか


主人公。日本生まれの日本育ち。性別女。結婚願望ゼロ、恋愛願望限りなくゼロの、28歳。

ネットの派遣サイトで見つけた仕事に応募したらば、異世界での魔導士の仕事で。しかも規格外の魔力と魔導適正を有していたので、「よし。これでくいっぱぐれはない」と喜んでいる。


仕事への責任感と目標達成までの執念、向学意欲に効率を重視する姿勢は現在および過去のどの職場でも称賛されているが、反面上司からすら怖い、厳しい、容赦がないという評価も頂いている。


どちらも、「仕事に支障がなけりゃいいや」と、本人はあまり気にしていない。


同年代の日本人の平均身長。体重は少々上回るが、体脂肪率は20%前後を死守しているので、Dカップが時折きつく感じる胸と、走るときにやや邪魔になる御尻のせいだと、本人は残念に思っている。過去の彼氏には絶賛されていたのだが。


基本的に一匹狼で、独立独歩。他人に干渉せず、干渉されすぎるのを嫌う。しかし、助けを求められれば、自分のできる限りかなえ、できない場合はできるように努力する。


自他のいいわけが大嫌いで、必要なとき以外他人とあまり合わせようとしないので、好かれる場合と嫌われる場合とが、はっきり分かれる。学生時代はなんとなく敬遠されることが多かったと、本人は認識している。


人生の目標は、「100歳まで生き残り、笑って死ぬ」こと。そのためには、食と住をつねに重視している。



◆ルーカス・ルリストン・グラヴェト

 

性別男。主人公の上司にしてスカウトマン。皇国魔導団第二中隊隊長。27歳。

サカスタン皇国建国当初、一族郎党をひきいて入国した周辺部族の長を祖とするグラヴェト公爵家の次男坊。年の離れた兄と姉、剣の天才と謳われる妹がいる。ちなみに、両親はさっさと引退して地元の領地で健在、家長と一族の長を押しつけられた兄は二男三女の父親で、議会でも高位の文官。

姉は王太子を足蹴にして、幼馴染で同じ家格の公爵の後継ぎと結婚し、一男一女の母。妹は男装を好むバイセクシャルである。


本人はと言うと、現在も熱烈なファンをもつ母、そして社交界の名花と謳われた祖母に生き写しの、細身色白の美人。そんな外見を仕事に最大限利用しながらも、魔導師のローブよりドレスが似合うと言われる自分の容姿が大嫌いである。


幼少期より師事した師匠の影響で、他人と会話するときには口調を丁寧にと心がけているが、性格はよく言って腹黒、ぶっちゃけ自分と師匠と家族以外は皇帝ですらどうでもいいの、鬼畜さん。


社会的地位と外見から女はもちろん男にももてるが、「さえずるだけの女性に興味はありませんし、むくつけき男に抱かれる趣味もありません」。

兄と姉がサッサと結婚して子作りに励んでくれているので、自分の結婚は必要ないだろうと判断し、幸いにしてまわりにお節介もいないし、させないため、独身。男の欲求は複数の高級娼婦相手に適宜適当に処理している。


膨大な魔力と天才的な魔導により、27歳で魔導団の実質ナンバー2だが、実力社会といいながらも、貴族のぼんぼん、外見のせいもあり若輩者あつかいされる魔導団とは別に、子飼いの魔術師を育てようと、しがらみのない異世界で数年前より探すようになった。


本人および一族のものには、父祖からの遺伝である金髪碧眼といった、色素の薄いものが多い。が、サカスタン皇国には、地球で言う中央アジア系の黒髪黒眼も多く、じつは秘かなあこがれもあったため、異世界でも黒髪黒眼、識字率就学率が高く、仕事に対する責任感の強いものの多い日本を選んだ。

魔力の多寡はあれど、コツさえつかめば驚くほどの短期間で魔導を習得してしまい、かつ一部の者をのぞけば上位者からの命令に忠実な日本の若者たちを、とんだ拾いものだと喜んでいた。


このように一見順風満帆の人生だったため、優に出会ってからは思い通りにいかないことばかりで、ただ困惑する日々である。




◆エラム・ハッスナー

 

ゆたかがはじめて異世界トリップしてきたときに、スズメ(確定)を退治しようと奮戦していたサカスタン皇国騎士団の騎士団を率いていた中隊長。35歳。平民出身。


押しが強い母と姉に育てられたせいか、やや女性を苦手とするところがある。

軍上層部の思惑はどうあれ、自分のやることは国を構成する民ひとりひとりを守ることと、常にぶれないまっとうな人。部下や同僚、上司からの信頼はあつい。


こっそり横紙をやぶるルーカスにはなにかと利用され、「あの太いうなじと上下する喉ぼとけ、バリトンボイスがたまらない」と優にときおり視姦される、ちょっと可哀そうな人。




◆セバスチャン


外見は、50代前後の長身痩躯、こめかみに銀髪のまじる朽ち葉色の髪に、けぶったようなグレイの瞳のナイスミドルな口髭のおじ様。中身は、優がスマホをもとにして魔導でつくったAI。


「ルーカス氏は初対面だし、なんとなく底の見えないひとだし、あんまり頼り切るのもな~」と、職場である異世界知識を得るため案内された国立図書館のデータをダウンロードし、検索しやすいようにとつくられた。


外見と容姿、執事然としたものごしに名前は、完全に生みの親である優の趣味。学習型AIのため、異世界である日本のネット回線とも接続し、日々主人のために、努力を惜しまない。


「特殊なエネルギーだと後で面倒」という優の考えで、動力はヒトと同じ食事から摂る。もちろん生みの親である優の魔力でも可。エネルギー効率は100%のため、排泄の必要はなし。触ればひと肌の温度を感じるが、血管・循環器系の諸器官、消火器もない。


お風呂とトイレ、寝室と優が意識・無意識に望むとき以外、主と行動をともにするため、異世界から戻れば、元のスマートフォンの形に変化する。





◆エドウィナリア(エド)・ルリストン・グラヴェト

 

ルーカスの3歳下の妹。サカスタン皇国騎士団第三中隊の第一小隊長。

黄金のしずくと称される金髪と、きらめくアクアマリンの瞳に170半ばの高身長。兄のルーカスに比べて色合いと受ける印象がとかく派手であるが、装飾品や服装は質の良いシンプルな物を好む為、華美すぎてはいない。化粧をしてドレスを着れば美しい淑女に見えるが、興味がないし動きにくいのは御免と、日常的に男装している。


魔力、魔導ともに兄にははるかに及ばないものの、皇国内では有数の実力を持つ。が。それ以上に冴えわたる剣技と美貌で有名。


好きになれば、性別人種はどうでもよいと公言する愛の狩人。かつて皇国騎士団に所属した父の武勇伝を調べあげ、「ならばわたくしも」と、公私、とくに私の面で、ようは来るものは拒まず去る者は追わず「運命の出会いが訪れるまで」まい進する日々である。現在の恋人が何人いるかは、本人と彼女つきの執事しか、知らない。


仕事はもちろん真面目にきっちりやるが、恋といたずらが大好きの24歳。



◆ジルナリウス(ジーン)・ルリストン・アウグスタ

 

ルーカスが唯一尊敬し、甘えることのできる師匠。ルーカスと同じルリストン一門の出身だが、両親および近しい血縁者はすでにない。


癖の強いはしばみ色の髪に、翡翠色の瞳をもつ43歳。いつもいたずらっ子のような表情を浮かべているのでわかりずらいが、よくみれば整った精悍な顔の持ち主。ついでに脱いだらすごいんですの細マッチョ。


左眉の端に目立つ傷があり。伝説の魔獣を倒した時ついたや、異世界の一個師団たったひとりで殲滅した時のものであるとか、まことしやかな噂が出回っているが、真相はルーカスも知らない。


23歳の時にルーカスの父親から頼まれ、師匠になった。当時ルーカスは4歳。それから長らく彼の支えとなっていたのだが、9年前ルーカスが魔導団に入って一年もたたない時に団を辞め、異世界に旅立ってしまった。


いまだ戻る気配なし。



◆アヌリンとヤスミーナ


外見は、10代後半~20代前半の、可愛らしい女性メイドさん。中身は、優が子供携帯をいじってつくったAI。ただし家事に特化させている。

セバスチャンの下で日夜主人である優の生活を快適にすべく、掃除洗濯炊事の腕を磨いている。セバスチャンと同じく日本のネット回線とつながっているが、検索するのはもっぱらグルメに美容、健康といった方面。優にときおりくっついてくるルーカスやその他の男どもに対処すべく、最近は恋愛関連についても検索するようになった。


ちなみに。アヌリンが、クリーム色の肌にヘーゼルの瞳と栗色の髪。ヤスミーナは象牙色の肌に濡れたような黒髪、スミレ色の瞳である。こちらも優の趣味。




阪本修司(さかもとしゅうじ


和歌山出身、大学も就職も大阪で、串カツとソースをこよなく愛する、

こってこての関西人。30歳。

理工学部出身で、小学生の頃より機械の分解、再構築にはまり、ロボット甲子園入賞の経歴をもつ。あやつる魔導も自然・精霊系ではなく、錬金術に近いものが多い。

ノリがよく、老若男女誰に対してもそつなく接し、美形というわけではないが、もてるようだ。


なぜ異世界の出稼ぎ清掃人になったのかは、本人はあまり言いたがらないし、優もとくに聴く気はないで詳しくは知らない。彼は優と違い、ルーカスが経営する清掃会社の「社員」5人のうちのひとりである。




◆アロイス・クリプキウス


カルプニア連合王国で、下町の子供の玩具から王宮の淑女の靴下どめまで何でも扱う「ヴェニスの商人(笑)」。サカスタン皇国にも仕事でよく来ており、街道や国境付近を巡回していた阪本先輩や台場氏と知り合い、その縁で今回優もお泊り。


ウェーブのかかった肩までの豊かな長髪は、ところどころ金色がまじった濃いブラウン。寛いでいる時は、オールバックにとき流しているが、王宮での商談の際などには、両サイドと後ろの髪を少量とって細い三つ編みにして、エメラルドと銀の細工も美々しいリングをふたつづつ編みこみ、全体を後ろでくくっている。

広い肩と長い脚、発達した眼窩上隆起と、眉の間から真っすぐ伸びた高い鼻に青みがかったグレイの瞳を持つ、中々の男前。


「本気だされたら男でも孕みそう(阪本先輩談)」のヴェルヴェットボイスの持ち主でもあるが、お金ではなく、商売が三度の飯より好きな39歳、独身。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ