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王位の簒奪は計画的に。

掲載日:2026/05/11

それは本当に突然の申し出だった。


「タリー、前々から考えていたことなのだが。」




※※※※※※



初夏の日差しが心地良いある日。


「我が家の庭園は今、薔薇が見頃でね。」


そんな理由と共に庭園での午後のお茶に誘われたのだ。

わたくし"タリー"ことタルティーヌ・マルシュ子爵令嬢は芳しい薔薇の香りを堪能しながら、婚約者であるイレアリテ侯爵家の次男カプリッシユ様が"前々から考えていた事"の続きを話し出すのを待っていた。


「私たちの婚約だが、経緯からしてとても理不尽なものだと常々思っていてね。」


いけない、眉がぴくりと動いてしまった。

確かに理不尽なものだが、その事を彼がちゃんと理解しているなんて思いもしなかった。


「ええ。わたくしも理不尽極まりないと常々思っておりました。」


そう、この婚約は理不尽極まりない。だってこのバカ男のつまらないやらかしで!後始末の為にわたくしが犠牲になっているのだから。

でも、ああ!なぜわたくしの人生はこんなに理不尽なのかしら。このバカ男と来たら!


「そうか、君がそこまで弁えてくれているとは。なぜ私のような有能な上に家柄も良い侯爵子息が、特筆するほどのものもない、秀でたものもこれといってない子爵家に婿入りせねばならぬのか。」


「は?」


「ん?」


コイツ、今なんつった? 


「いえ、聞き間違いがあったかと思いまして。」


「ああそうか。声が小さかったか。私はこの身におきている悲劇を嘆いているのだ。何故侯爵子息が子爵家なんぞに婿入りしなければならないのか、と。」


聞き間違いではなかったようだ。ふむ。お茶をぶっかけるか、扇子で打ち付けるか。いや、ハイヒールを投げつけるというのも魅力的かも。


いやいやいや、ダメダメダメ。冷静になれ。


高貴なお生まれであられる侯爵子息様が嘆いておられるのだ、これは叶えて差し上げなければ!


「確かにその通りですわ。お嘆きになるお気持ち、よく分かります。……それではこの縁談を穏便に解消できるよう取り計らいましょう。そう…ですね、3ヶ月ほどお時間を頂戴いたします。世間的にも円満な解消であると認めさせましょう。」


満面の笑みでもって保証する。


「わたくしが必ずや認めさせます!」



※※※※※※



バン!およそ淑女とは思えぬ勢いで我が娘が室内に入って来た。


「タルティーヌ!それは淑女として」


「お父さまっ!やりましたわ!これで、これで解消に持っていけます!」


「ん?解消?」


「はいっ!カプリッシユ様からのお申し出です!この理不尽極まりない婚約を解消したい、と!」


ん?理不尽?解消⁈いや、我が家は確か…


「イレアリテ侯爵から直々に泣きつかれたアレを?」


「そう!アレを!」


「ほ、本当かっ!?そ、それはなんて!」


幸運なんだー!!


あまりの嬉しさに軽快なステップが飛び出した。







「お父さま!娘に向かって淑女云々仰っておいて、ご自分は小躍りして喜ぶなんて!紳士としてどうかと思いますけど?」


「何を言ってるんだ、こんなに心躍る事なんてあの婚約以来なかったんだぞ。ちょっとくらいいいじゃないか!」


確かにここ数年、お父さまお得意のポルカダンスにはお目にかかっていなかったわ。

そうね!1日くらい小躍りしたって構わないわよね。お父さまに倣い私も踊り出したのだった。





「こら!貴方たち!父娘(おやこ)揃って何をやっているの!」


父娘の心躍るダンスの時間は思いの外早く終わってしまった。

外出していた"我が家の良心"お母さまが帰ってこられたのだ。


「あ!お母さま!聞いてください!わたくし、わたくし!やっと婚約解消できそうですの!」


私が叫ぶとお母さまはまあ!と言った後、やっぱりお父さまと踊り出した。

ふふ。我が家は本来こんな感じの明るい家族なのよ。


「それがアイツを押し付けられたばっかりに…!」


「ティニー、恨み言を言っている場合じゃないわよ!まだ解消は確実ではないのでしょう?しっかり確実に計画しないとぬか喜びになってしまうわ。」


そう。私たちのご縁は侯爵閣下たってのご希望なのだ。下手を打てば


「解消?ワハハ、アイツも面白い冗談を言うようになったじゃないか。」


なんて言われてお終い。お終いどころかこの先そんなことが言えないように契約でがんじがらめにされてしまうだろう。

それでもまだこの先尊重しあって生きていけるならまだしも、向こうにその気は恐らく無い。なんならあのアホウの事だ"婿に入るというのに愛人連れ"くらいのことはしかねない。

ここは侯爵閣下にバレないように慎重に水面下で話を進める必要があるのだ。そう、もう冗談では済まないと諦めさせる段階までは絶対に。


「じゃあまず1番にしないといけないことは。」






「と、いうわけでしばらく水面下で話を進めたいのです。我が家といたしましても理不尽な婚約でカプリッシユ殿を縛り付けるのは不本意なのでありますが、やはりお父上のご意向も尊重せねばなりませぬし。」


「むむ、確かに父上は自分の決めた事を覆されるのに良い顔をしないだろうな。よし、分かった。この件についてはしばらく他言無用としよう。」



アホウ…ではなくカプリッシユ様の口は父が塞いだ。あとは、諦めざるを得ないほどの理由を作らないといけない訳だが、そっちの方はね。


「まあ、簡単といえば簡単なのよね。」


カプリッシユ様の今後の人生は保証しかねるけど、我が家への迷惑料だと思ってもらおう。



※※※※※※



「きゃあああ!カプリッシユさまっ!なんて破廉恥な!」


とある夜会の日、それは実行された。


「なっ!何を言っているんだ、タリー!君だって婚約解消には前向きだったじゃないか!」


わたくしの悲鳴を聞いて駆けつけた人、人、人。

ふふふ。昔から声量だけは誰にも負けなかったの。


「ちよっと!退きたまえ。タルティーヌ嬢、どうしたんだ大きな悲鳴が聞こえ…」


「カ、カプリッシユ!お前…何をやっておるのだ!」



悲鳴を聞きつけた人々の中にはイレアリテ侯爵もいた。そして、見てしまったのだ、決定的な瞬間を。

もう誰が見ても


「あ、お取り込み中でしたね。失礼!」


と言われてしまう、男女の濃厚な接触の最中だ。


「ち、父上!これは違うのです!いや、違うというかその、えっと…。あ!ああそうだ!これはタリーの案なのです!」


案の定というか、なんというか。あの話から一カ月。彼はわたくしの


"円満な婚約解消を目指しましょう"


という言葉に乗っかり、自分の望みは叶って当然とばかりに好き勝手していた。

私はというと、円満に婚約解消するために手を尽くしていた。

……まあ円満なのは我(・)が(・)家(・)に(・)と(・)っ(・)て(・)、であって彼にとっての円満なんてこれっぽっちも考えてなかったけど。


「なっ!それはどういう事だ!タルティーヌ嬢、説明してもらおう!」


このバカ息子の失態を誰かのせいにできるなら、という思惑がすけすけの侯爵に責め立てられる。

ふふ。やっと、やっとここまで!感極まったのもあって涙がこぼれ落ちた。


「侯爵さま……ひどい、酷すぎる!わ、わたくし一カ月ほど前にカプリッシユ様から…っ」


侯爵も涙を見て焦ったのであろう。だが、よく考えて欲しい。この大失態は何故起きたのかを。


「カプリッシユ様がっわたくしとの婚約は理不尽だと仰られて。……それでもカプリッシユ様の意に沿うようにと円満に婚約解消できる方法がないか必死に走り回っておりましたのに!」


「いやいや、君たちのような子爵家が侯爵家から婿取りできるんだぞ!解消など間に受けずに笑ってやり過ごすのが淑女というものではないか!せっかく縁を繋げてやったというのに!」


焦った侯爵は恐らく今一番認めてはいけない事を口走った。そう、この婚約が私たちからの申し出ではないと認めてしまったのだ。

ダメ、まだ笑っちゃダメ!わたくしは笑いを堪えているだけなんだけど、下を向いて震えていたら周りの同情の眼差しが集まる。


その時父と母が駆けつけてくれた。こういう時の母はものすごく心強い。睨みつける訳でもないのに、相手にものすごい圧を与えるのだ。しかも物凄くよく通る声でもって。


「イレアリテ侯爵。そもそもこの婚約、わたくしどもには何の利もないものです。ご自身が1番お分かりでしょう?ご子息の失態の後始末を何の非もない我が家が強要されたようなものです!それを!ここまでされてもまだ耐えろと仰いますか!」


え?失態?あれ?タルティーヌ嬢が押しに押しまくって婚約に漕ぎつけたって言ってなかった?


ざわざわと人波が揺れる。と、そこに現れたのは…


「どういう事だい?イレアリテ侯爵。ご子息は理不尽な婚約だと言いふらし、君はその事実からは目を背けて婚約者であるうら若きご令嬢を詰る。」


「ポダロッサ王子!お騒がせして申し訳ありません、だがこれはいくら王家と言えども口を出していい話ではないですぞ。」


「貴族の縁組に王家の口出しは不要。それは承知しているが、これは縁組への口出しなんて軽いものではないだろう。」


「そうだ、何やら私の耳には不穏なワードが聞こえてきたぞ。"失態の後始末"などというな。」


王子が現れて、侯爵に詰め寄る…という絶体絶命のピンチ!どころじゃなかった!


「……リランパーゴ王!」


侯爵はもう顔色が真っ青だ。そして侯爵が現れた事で忘れられていたけど、カプリッシユ様はどうにか一枚でもいいから何か着ようとモゾモゾとしていた。そして。

カプリッシユ様とのブランケットの奪い合いに負けて顔を晒してしまった…


「第二妃よ、お前はこんな所で……そんな格好で何をしている。申し開きがあれば今言え。もう私と直に話す機会は一生ないからな。」


そう、お相手はリランパーゴ王の第二妃だったのだ。

まあお顔を晒してしまう前から、我が国には殆ど存在しない艶やかな黒髪が見えてしまっていたからオーディエンスにはもうバレてしまってはいたんだけど。

それでもどうにか見られないようにとブランケットを奪い合いながら隠れていたのだ。


ただ、第二妃は強かった。


「そなた!われにその口の聞きよう、父上に知られても良いのか!」


第二妃の輿入れにはいろんな噂があった。あの艶やかな黒髪に王が惚れ込んで攫うように連れて来たとか。


「我が国が、我が父が黙っていると思うのか!」


我が国に攻め込むための瑕疵を狙っているとか。




だが、どちらも。


「己の立ち位置を高く保つために根も葉もない噂を沢山立てていたようだが、無駄だ。」


「はあ?もう良い、お前たちでは話にならぬ。自分の口の軽さを悔やむが良い!そこの者!すぐに我が父に知らせるのだ!謀反の意あり、と。」


しーん。誰も動かない。


「我に同じ事を言わせるな、早うせい!」


ワッハハハ。笑い声が響く。


「第二妃よ。お前は本当に理解しておらんかったのだな。哀れだな。」


「もうお前の味方はおらぬ。側仕えだってこの1カ月程で入れ替わっておろう?」


ポダロッサ王子も続ける。


「君が我が国に押し付けられてから」


「押し付けられたとは!属国の分際で厚顔無恥にも程が」


「属国って。実際押し付けられたからな。君の父王だけだよ、この輿入れを侵略の足がかりだなんて思っていたのは。」


あ、言い忘れてた、と軽い調子で王子が言う。


「君の国でクーデターがあってね。お父上は失脚されたようだよ。現在の君主は君の異母兄だ。」


「でね、兄君と連絡を取ったんだ。君の言動が我が国で問題になってるって。はっきりと迷惑だって言ったんだ。」


今まで強気だった第二妃がみるみる真っ青になる。


「兄君、なんて言ったと思う?」


ぶるぶる震える第二妃に王子がとどめを刺した。


「カーベナーゴ?我が国にはそのような姫はおらぬが。ああもしや父の愛妾の娘の一人か?だって。」


※※※※※


「お父さま!やりましたわ!わたくしたちの勝利です!」


「ああ!やったな!タルティーヌ!もうこれで何の憂いもなくなったぞ!」


「まあ、貴方たち。また2人で踊ってるなんて。私を忘れないでよ!」



自邸に帰って来てから、あまりにも上手くいった婚約解消に3人で踊り狂った翌朝。

片棒を担いだポダロッサ王子が訪ねて来た。



「やあやあ、あんなに上手くいくなんてね。父もホクホク顔だったよ。」


「ハイ!早い段階で王子に相談して本当に良かったです!」


何故"特筆するほどのものもない、秀でたものもこれといってない子爵家"に王家とのコネクションがあるのか。

それは他でもない、カプリッシユ様との婚約に王家が絡んでいたからだ。


カプリッシユ様は自己評価は高いが、実際は侯爵子息という身分を除けば何もないと言われるほどのぼんくらだった。

侯爵もそれは分かっていて、優秀な長男が家督を継ぎ次男のカプリッシユ様は伯爵家あたりに婿入りさせようと画策していた。

だが、想像のはるか上をいくぼんくらだったカプリッシユ様は伯爵家でさえ格が下がると嫌悪していたらしく。


時を同じくして、王家もまた困った事態になっていた。とある輸入品のために縁を繋いでいた国の王より自分の娘を王子妃に、という圧力がかかったのだ。

第一王子にはすでに妃がいたが、


「今の妃を側妃に据え、我が娘を正妃とすればよい。離縁までは求めぬ。」


などとふざけた事を言われ、これには王子妃の実家である大国よりびっくりするような抗議が入ったらしく、


「では現在の王妃を側妃に…」と懲りずに言い出したのだ。

家庭円満な王と王妃は当然跳ね除け、結局第二妃という王妃なのか側妃なのかもよく分からない身分を作ってお茶を濁した。


ちなみに第二王子は1年後に公爵位を賜ることが決まっていたからか完全スルーだったそうだ。


とにかくここまで雑な扱いをされても、まだ第二妃は歓迎されていないと気が付かなかった。

そして何故か思い込む。


"自分の産んだ子がこの国の王になる"


と。すでに正妃との間に王子が2人もいるというのに、だ。

そして"国力に圧倒的な差があるから何でも認められる"と勘違いした第二妃と"優秀な自分が格下貴族に婿入りなんて!"と憤慨していたカプリッシユ様が出会い。

ただならぬ関係となったのだ。


この関係が露呈してしまった経緯もまた馬鹿馬鹿しいもので。

なんと、カプリッシユ様が自ら父親に告げたのだ。


「私はカーベナーゴ様と愛し合っているのです。いずれ彼女と私の子が王位を賜ることになるのだから、侯爵家は私が継ぎ、兄上に婿に行ってもらうべきだと思います。」


ぬけぬけと王位簒奪を口にする息子に恐怖を感じつつもほんのりと我が身内から王が出るかもしれない、という期待を持ってしまった侯爵。


「いや、お前が後継ならばお前たちの子に王位は回ってこないだろう。何と言っても侯爵家の嫡男だからな。だから。」


そう説得して子爵家への婿入りを強引に取り付けたのだ。いざとなれば侯爵家とは関係ない、と切り離せるように。


「だが、暫くは逢瀬を控えた方が良い。子爵家でまずは円満な関係を築くのだ。そして子爵家を自由に操れるようになってから第二妃のことを考えればいい。」


だが、この親子の目論見は随分早い段階で外れていた。


自分の産む子が王になる

父王の威光に守られている

故に。子(・)の(・)父(・)が(・)誰(・)で(・)も(・)問題ない


などと本気で考えていた第二妃だが、当然そんなはずもなくて、王家からはガッチガチに監視されていた。


じゃあ何故、カプリッシユ様との逢瀬ができていたのか?

王家は考えた。あの父王を御するまでは放置で良い。子(・)供(・)さ(・)え(・)で(・)き(・)な(・)け(・)れ(・)ば(・)。


そう。彼女は子が成せない処置をされていた。

同様にカプリッシユ様も。

おそらく周囲どころか本人達も知らぬうちに、だ。王家怖い。

そしてこの段階で我が家にはカプリッシユ様の生殖機能に不備があるということで王家とのコネクションができたのだ。弱小とは言え子爵家、せっかくの入婿が役立たずでは困る。


愛もなく、不遜な上に子ができない入婿。このまま婚姻が成立すれば我が家的には踏んだり蹴ったり。

だから王家と共に醜聞が広がらぬうちに婚約解消する方法を探していたところ、カプリッシユ様のあの発言が渡りに船となった。


「カプリッシユは本人の希望通りカーベナーゴと夫婦になったよ。侯爵は真っ青だったけどね。ああ、傑作なことにね。」


なんと、カプリッシユ様は全てを詳らかにしてしまったのだそうだ。


"自分のような優秀な人間が弱小子爵家に婿に入ることは国のためにならない。だから第二妃と結ばれて次期王の後ろ盾として支えていくつもりだった"と。


「それだけでもアウトなのにさ、アイツ。」


"この件は父も賛成しており、子爵家を掌握してからゆっくり進めれば良いとアドバイスを受けた"


「って所まで喋っちゃったんだよ。だからさ、あの2人の婚姻を持って我が国への謀反ありってことにしてね。来週まとめて処刑だよ。」


軽く言ってるけど、それって人が3人も死んじゃうってことですよね?ね?王子。


「まあ、君たちは被害を受けた方なんだからあんまり気にしないでいいんじゃない?」


侯爵家は全く何も知らなかったカプリッシユ様の兄が継ぐことになったがもちろん無傷でいられるはずもなく。伯爵位に落とされた上での継承となった。まあ、それだけで済んだのは彼の人徳らしいけどね。


そして、このあまりにも雑な王位の簒奪未遂事件を解決に導いたとして。

我が家が何故か侯爵へと陞爵してしまった。空いた爵位が転がり込んできたともいう。

そしてついでに…。


「えーっと、我が家的には侯爵位を賜っただけで随分と過分な褒章かと思うのですが。」


「え?でも婿の手配も結局できなかったんでしょ?それだって王家の責任が大きいからね。」



何故か、第二王子が婿入りすることになった。

で、婿入りと同時に我が家は公爵に。


「ひ、ひいい、私には公爵なんて無理ですよぉ〜」


情けない声で父が否定しているが。


「私がいるではないか!ハッハッハ。じゃあ今日は私も混ぜてもらおうかな。」


いつのまに覚えたのか、父顔負けのステップを軽快に踏み出したのだった。

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