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そして何事もなかったかのように放課後
既に他の連中は下校しているのだが俺は星香と迎えの車を待っている
星「遅いですね…」
光「そっ…そうだねあはは」
ヤバい
何か家行くだけなのにめちゃくちゃ緊張するぜ
星「ん?光さんどうかしたんです?」
いや何でもないとは言っておいたが何か不振に見られている
そこに助け船が来た
星「あっ来ましたよ」
確か車はブリウ…
じゃねぇ
でけー
これがリムジンか!!
光「でかっ!!」
思わずツッコミを入れてしまったじゃねぇか
「ふぉっふぉっフォックス、客人をもてなすのにはこの車と決まっておるので」
フォックス!?
いやそれはどうでもいいか…
星「お迎えありがとうございます。ヒゲ爺」
ヒゲ「いえいえお嬢様の命なので…それに恋人様が一緒と見受けました」
おいおいヒゲって酷すぎだろ
ってか恋人ってどういう事だ!?
星「そんなんじゃないです//」
何かそんなあからさまに否定されるのも悲しいな…
ヒゲ「まあいいでしょう、車にお乗りくだされ」
ヒゲ爺の一言で俺たちは車に乗り込んだ