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そして俺たちは帰り道の路地に入った。
すると…
月「取れない…どうしよう…」
販売機の下を必死に覗いている月美がいた。
光「ようサボり魔さんよ。どうかしたのか?」
と軽く話かけた
するとやはり
月「誰がサボり魔よ!?ぶっ飛ばすからねこの女たらしが!!」
光「ごっ…ごめん…冗談だよ…」
いつも以上の気迫に圧倒されびっくりしたが殴られなかった。
光「で、どうしたんだよ?10円でも欲しかったか?」
月「違うわよ!家のカギ落としたの!!」
なんとカギを落としたらしい
見てみたらなかなか深く入ったいて取れそうにはない。
光「あ~こりゃ駄目だな…まあ合カギだろ?今度業者の人に取ってもらえよ」
月「駄目よ…だってあれには………がついてるんだもん…」
何かぼそぼそしてて聞こえない。
光「はっ?何言ってんだ聞こえないけど…」
月「とにかく今取らなきゃ駄目なの!!」
何だこのわがまま野郎は…
まあしょうがないか
こいつは一度言った事は曲げないからな。
光「わかったよ…おい柔らかい銀行のCMにでてる犬」
みんな忘れてると思うが奴です。