序章
「あ~あ」
桜が満開の季節そして出会いと別れの季節
そこに1人の青年と1人の少女が歩いていた青年の名は川上光今日から高校生だ。
彼は近いというだけで進学校の五月雨高校に入学してきたいわば地元組である
光「入学式とかだるっ……サボろうかな」
すると一緒に歩いていた少女が光の頭にげんこつをいれた
光「いてっ…何すんだよ」
「あんたバカなの?入学式そうそうにサボろうとすな」
そう言った彼女の名前は古田月美光とは幼なじみだ
光「じょ…冗談だってメキシカンジョークだよ」
月「なにそれ意味わかんない」月美は呆れたように言うとさっさと先に行ってしまった。
光「……俺って空気か?空気なのか」
その呟きは誰にも聞こえなかった。
返事がなかったので光も歩きだした学校に着くと入学式を行う体育館では新入生が沢山いた。
光「お~人がゴミのようだ」
月「何言ってんのあんた早く行くよ」
今度は取り残されないようについて行く事に成功した。
光「そうかクラス表見なきゃな」
「ふふふ光お前のクラス知りたいか?」
知らない人に声をかけられたのでスルーしておいた。
「おいシカトすんなや」流石にうるさいので
光「ん?あのどちら様ですか」
「麻生だよ!!麻生 次郎」
光「なんと元総理大臣ではないですか!?」
次「……そんなボケ面白くねぇだろ」
そうコイツは麻生次郎だ
中学の時からの親友だが調子に乗るから言わないのである
光「別にボケのつもりじゃねぇし…ってかクラスは自分で確認したいんだよ」
そう俺はクラスは自分で確認したい入学試験の合格発表とかもそうだ他人にばらされるのがイヤなんだ。
月「光あんた私と同じクラスだから…ついでに麻生君も」
先にクラス表を見に行ったのであろう月美が言った。
光「………………」
月「どうしたのよ?さっさと行くわよ」
光「何で言うんだこのバカーー」
俺の叫び声がこだました。