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選考会2

読んで下さりありがとうございます!

「うーん、まぁとりあえず並ぶしか無いよな。」

「まぁ・・・そうね。」

「この行列に、並ぶのね。」

審査員ソウの祝福(ギフト)によって、

全体の半数が会場から去っていったが、

それでも階段にまで並ぶ人が多い。


もしお店とかでこんなに人が並んでいたら、

相当覚悟しないと並びたくないくらい、

長蛇の列ができている。


「あ、見て!1人目が、愛を叫ぶみたいよ?」

メルアが、指を差す。

ステージ上に、一人の冒険者が立つ。


「お名前を言った後、愛を叫ぶ前に

行きます!と言ってくださいね〜。」

ドムが、ステージに上がった冒険者に

伝える。


「は、はい!エルタ=イアです!行きます!!

マハナー!!!前から君のことが

好きだー!!!!

付き合って下さーーい!!!」

と一発目から愛の告白をする男性。


「え?」

「告白?」

「マジかよ。」

周りが騒ぎ出す。


「返事を下さーい!!」

愛を叫んだ男が、返事を求める。


「はーい!!よろしくお願いしまーす!」

女性冒険者の声が、聞こえる。


「やったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 

男は、ステージ上でガッツポーズを決める。


「うむ、愛だな。」

「はい、愛ですね。」 

審査員の二人が、◯の札を上げる。


「はーい!合格です!

あと、カップル成立おめでとうございます!!

合格した方は、あちらでお待ち下さーい。」

「ありがとうございます!」 

ドムが合格者用の場所に手を向けて

案内し、合格した男は嬉しそうに歩いていく。


合格者用の場所で、カップルが成立した二人が合流し、ピンク色の雰囲気が漂う。


「・・・いいなぁ。」

メルアが呟く。


「メ゛ルア?」 

「な、何でもないわよ!!

わ、私が行ってくるわ!」 

ジェイクに話しかけられて、

耳を真っ赤にする。


「俺も、行こうかな!」

ライルも行列に並ぶようだ。


「あ、2人目が来たわよ。」

ナティカに言われてステージを見ると、

いやらしい目つきの

醜い男が、ステージに立つ。

 

「あいつは、落ちそう。」

「うん、落ちそう。」

「見た目が、キモいし。」

周りの冒険者が、言いたい放題

暴言を吐く。


「モイキー=シイヤです。行きます。


ルークさん!!あなたにはいつも助けて

もらってばかりです!!

クエストの時も!女の子のお店で僕が

喋れない時も!あなたが気を配ってくれる

おかげで、毎日がとても楽しい!!

今、僕にできる事は少ないけど!!

いつかあなたの役に立ちたいです。!

僕とペアを組んでくれてありがとう!!

いつまでもルークさんについていきます!!」

見た目からは想像できない

爽やかボイスで、丁寧に良いところを叫ぶ。


「俺も!!お前には、

いつも助かってるぞー!!

こちらこそペアを組んでくれて

ありがとうー!!」

かなりのイケメン冒険者が、返事をする。


「うん、これぞ愛だ。」

「はい、愛です。」

審査員たちも、◯の札を上げて

男は、合格をした。


「・・・えー。審査中すまないが、

合格した彼の悪口を言った者

手を上げなさい。不合格だ。」

ソウが、悪口を言ったものに

不合格を言い渡す。


嘘をついたり、逆らえば

ソウの真実に逆らう者の末路(トゥルディフェト)の効果で、苦しむことになる。


「し、しまった!」

「俺、バカだ。」

「あぁ!!!」

かなりの数の冒険者が減っていった。


「もう、ほぼ1000人くらいしか

いないじゃない。」

「・・・そう゛だね。」

ナティカと会場を見渡すと

最初の人数と比べて、

5分の1くらい、人が減った。


「えー!先着1000名まで

合格すると言いましたが!

会場に残ってる全員は

必ず審査しますので!

1000名より下回っても

合格には、なりませんから!

お伝えします!」

ドムは、補足情報を伝える。


「なら、しっかり審査に合格しないと

なのね。頼むわよ!ライル!」

ナティカは、顔の前で願うように手を組む。



次は、軟派な男がステージに立つ。

「ドイ=ヤツキでーす。行きまーす

ゾーク!マジ、いつも助けてくれてありがとう。

いつも感謝してるぜー。 

これからもよろしくぅ!」

軟派な男は、言い終えると

合格者のブースに向かう。


「えっと・・・ドイさん?

まだ、審査員の判定が終わってませんよ?」

ドムが、引き止める。


「え?愛叫んだし、合格っしょ!

ゾーク!こっちに来いよ!」

どうやら、合格した気でいるようだ。


「・・・不合格ですね。」

審査員の女性、ヴィーラが口を開く。


「あ゛?、何だって!?何で、不合格なんだよ!」

判定に納得いかないのか、

ヴィーラに噛みつく。


「私の祝福(ギフト)精神の羅針盤(ソルコンパウス)の効果で、愛の感情を

1mmも感じませんでした。


私の祝福(ギフト)は、人の言葉から言葉に乗せた感情を読み取れます。あなたは、不合格です。」 

ヴィーラは、淡々と不合格の理由を説明する。


「そんな祝福(ギフト)、嘘かもしれないだろうが!!ふざけるな!!」

理由を説明されても、納得のいかない様子だ。


「・・・彼女の言葉は嘘じゃないと証明する

ために、私がいるのだ。

・・・嘘の愛を叫んだ者、手を上げろ。」

ソウが、祝福(ギフト)を発動する。


「・・・」

スッ


沈黙の後に、手を上げる。


「不合格だ。帰りなさい。」 

噛みついていた男は、

何も言わず会場から去っていった。

 

「嘘も言えない!」

「え、どうしよう!」

「ま、まずい!」

冒険者達が慌て出す。

どうやら、即席のペアだったため、

お互いの良いところを知らないペアも

いるのだろう。 


そこからは、合格者と

不合格者が半分の割合で、

合否が決まっていった。


次は、ライルがステージに立つ。

「あ!ライルの番よ!お願い!

頼みます!」

ナティカは、必死に祈る。


「えー!ライル=オーデインです!

とりあえず!褒めるところだらけだから

全部言います!


ナティカー!美人でおっぱいでかくて

優しくて最高の女だー!

お前に、彼氏できないの不思議なくらいだ!

うちのパーティの!

いや!国でも最高の治癒師だ!

これからもケガしたらよろしくなー!!」

大声で叫ぶライル。 


「ちょっとー!!見た目ばっかりじゃない!!

彼氏できないとか言わないでー!!」

顔が、真っ赤になるナティカ。

色々言われて、恥ずかしそうだ。


「す、すごいわね。全部本心で

それも褒め言葉として、喋ってるわ。」

審査員のヴィーラが戸惑う。


「・・・そうですか。でもまぁ・・・」

審査員のソウも戸惑いながら、◯の札が上がる。


「いぇーい!!合格だぜ!がっははっ!」

ライルは、嬉しそうに合格者所に行く。


「ちょっと!行ってくるわ!」

ナティカは、怒りながら

ライルの所に向かった。


次は、メルアが立つようだ。


(う〜!恥ずかしい!

けど、言わなきゃ!)

覚悟を決める。


「メルア=グレイスです。行きます!!


ジェイク!!

あなたとパーティになれて!!

この大会でペアを組めて嬉しかったわ!!

絶対に優勝しましょう!!


あと・・・いつも・・・かっこいいよ。」


メルアが最後に小声で褒める。

言った後の顔は、恥ずかしさで

顔が真っ赤である。


「がっ!可愛すぎる!」

「なんだ!あの顔!!」

「ぐっ!ソウさんの祝福か?

胸が苦しい。」


冒険者達が悶え苦しむ。

「ジェイクさん!無表情だ!」

「すげぇ!!」

ジェイクを見る冒険者達から

驚きの視線を向けられる。


「・・・・・・・・」

(か、か、か、な、か、可愛すぎる!!!)


ジェイクは、無表情ながらも

心の中では、悶え苦しんでいた。


「私もキュンとしちゃった。」

「私もです。撫で回したい。」

◯の札が上がる。

審査員の2人も、少し顔が赤い。

メルアの可愛さにやられたようだ。


「それでは、合格者の所へどうぞ〜!」

メルアがステージから降りたので、

ジェイクも、メルアの所に向かうとする。


「・・メ゛ルア。」

「ジェ、ジェイク・・・どうだったかしら?」

腕を組みながら、耳がまだ赤い。

恥ずかしいのか、こっちに顔を

向けれないようだ。

ジェイクに褒め言葉の感想を聞く。


「・・・う゛ん、う゛れしかった。」


「そ、そう!よかったわ!」

ジェイクの返事を聞いて

余計に赤くなるメルアだった。 




〜2時間後〜

「さぁ!!愛の試練が終了しましたね!

えー!ざっと合格したのは、

500人くらいでしょうかね!


審査員の2人共、長い時間審査して頂き

ありがとうございました!!」

ドムが司会進行しながら、

審査員の2人に挨拶をする。


「いえ、いっぱいの愛をもらいました。

こちらこそありがとう。」

「私も、褒め言葉を聞くのは良いですねぇ。

本当にありがとうございます。

研究が捗りそうです。」

とニコニコしている2人は、

お礼を言いながら会場を去って行った。


「えー!続きましては!

知恵の試練です!!

みなさん、頑張って行きましょう!」


〈白の英傑〉4人は、無事に

愛の試練に合格することができた。


「次の知恵の試練は、なんだろう?」

「さぁ、分からないわね。」

「でも絶対に合格してみせるわ!」

「・・・・ん゛っ!」

内容が分からない不安が残りつつも

4人は、次の知恵の試練に

意識を向けることにした。



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