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最高の魔法使いVS最強の武闘家

読んで下さり、ありがとうございます!

〜ウケットの荒れ地〜


メルアとの勝負に訪れた場所は、

主要都市ルービから西にある荒地。

草木も無ければ、建物も無い。

勝負しても、誰にも迷惑をかけない場所である。


「頑張れー!!」

「ジェイクさーん!!」

「メルたーん!!」


ライルとナティカ以外も

冒険者が総出で、ジェイクとメルアの戦いを

見に来た。


「何でこんなことに・・・」

頭を抱えるナティカ。

「さぁ〜なぁ〜。どっちも頑張れ〜。」

ライルは、どうにでもなれの

精神のようだ。


「ジェイク!ルールは、

相手が戦闘不能になるか。

降参を認めるまでよ!」

ルール説明をするメルア。


「・・・・」

(何で、こんなことに。)


ジェイクは、理解が未だに追いついてない。

メルアがライルのことが好きだということ

だけでも頭が追いついてないのに

ここに来て、メルアが勝負を

申し込みに来るなんて

意味がわからなさすぎる。


(・・・とりあえず、

無力化するしかないか。)


ジェイクは、構える。


「それじゃ、始めるわよ!

・・・・始め!!」

ナティカが合図する。


炎の槍(フレベリン!)

メルアは、炎の槍を5つ作り

ジェイクに向かって放つ。


5つの槍を躱しながら前に進み。

メルアに迫る。


(今なら、掴める!)

メルアに触れようとした瞬間。


バチッ!!!

「ぐっ!!」

身体中が痺れて

思うように動けない。


纏う電撃(ウェレクトリ)、触ったわね。

これで、あなたがいくら強くても

動けないわよ!!

土の連弾(マッズコンバレト)!!」

ジェイクに土の塊が無数に襲ってくる。


「ん゛っ!!」

体中が痛い、左目に土が入る。


体が痺れるだけでなく。

左目もしばらく使えない状態になる。


「さぁ、まだまだ行くわよ!

水の螺旋渦(アクラスボルテ)!」


ジェイクの足元から水が出る。

高速な渦となりジェイクを

閉じ込める。


「がぼぼぼっ!!!」

水の中に閉じ込められる。

渦の水流で中々、抜け出せない。

息ができずに藻掻き苦しむ。


「さぁ、どう!ジェイク!降参する!?」 


(・・・メルアは、本気だ。

俺を気絶させようと溺れさせるつもりだ。

・・・メルアは、勝ったら何を命令するんだろ・・・。)


「ジェイクさーん!!」

「え!ジェイクさんが負けるの?」

「そんな!!」

ギャラリーの声が聞こえる。


「ジェイクー!!!」

「こら!さっさと出なさい!」

ライルとナティカの声も聞こえる。


(・・・まぁいいか。メルアが

何を命令しようと。

・・・ただ、負けるのは嫌だ!!!)


「ゔぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ー!!」

ジェイクが渦の回転と逆方向に回り出す!!


渦が水なり、周りに飛散する。


「・・・ふぅ!!」

渦からの脱出に成功し、

拳を構える。


「・・・しぶといわね!

雷の閃撃(ボルツフラクト)!!」

ジェイクに放つ。 

高速の電気の塊は

ものすごい早さで、ジェイクに向かう。


「ふん゛っ!!!!」

ジェイクは、地面を思いっきり殴り

10mくらいの大きな土の壁を作り

電気の塊を防ぐ。


大きな土の壁が浮かび上がる。

正確には、ジェイクが持ち上げる。

 

「っ!!ら゛ぁ゛っ!!!」

大きな岩を思いっきり、メルアに投げる。


「っ!!土の巨人腕(マッズギガー厶)!」

土で大きな腕を作り、大岩を受け止める。


ダッ!!


「しまった!!」

魔法で岩を受け止めている間に

ジェイクが、メルアの目の前に迫る。



纏う電撃(ウェレクトリ)!!」

纏う電撃を発動するが


「キャッ!!」

ジェイクは、メルアの腕を掴む。

かなりの電流が流れている筈だが

一向に離す様子は無い。


「ふん゛っ!!!」

ジェイクの右拳が迫る。


「っ!」

メルアは、目を瞑る。


・・・・・・・・・・


一向に痛みがやってこない。


メルアは、目を開けると

ジェイクは、拳を目の前で止めて固まっていた。

拳をぷるぷると震わせていた。


「・・・そうよね。ジェイク・・・。

あなたは、いつも・・・そうだった。」

メルアは、微笑む。


風の砲弾(ストムキャボン)!!」

風の砲弾をジェイクに放つ。


「がっ!!!」

ジェイクが吹っ飛ぶ。


炎の剣(フレ厶ソルド)!!」

100の炎の剣を作る



「誰よりも優しいあなたは、

虫すら殺せず

女の子すら殴れない・・・

そんなあなたが誰よりも強くなろうとした。

そんなあなたは・・・

私の最高の仲間よ。」


100の炎の剣がジェイクに向けられる。



「ジェイク、あなたのことが・・・よ。」



メルアが小声で何か言う。

その瞬間、炎の剣全てが、ジェイクを襲う。


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!


・・・・・・・


音が止み、土埃が舞う。

二人の様子がわからない。


「どうなったんだ!!?」

「ジェイク!!」

ナティカとライルが叫ぶ。


土埃が収まっていく。


倒れているジェイクの体の輪郭に沿って

炎の剣が刺さっていて

身動きが取れない状態になっていた。


「・・・降゛参゛。」

ジェイクが負けを認めた。

一歩でも動けば、燃えてしまう状況だ。 

さすがに、降参せざる負えない。


「うぉぉぁぉぁ!!

メルアさんが勝った!!!」

「メルたーん!!!」

「すげぇ!!試合だった!!」


ギャラリーがお祭りの様に

大盛り上がりする。



「ははっ、ジェイクに勝っちゃったよ。」


「まぁ、女の子に手を出せないというのも

あるけどそれでもすごいわね。

メルア!!・・・頑張ったわねー!!」

ライルは驚き、ナティカはメルアに

労いの言葉を送る。


「・・・ふぅ、〈解除〉。」

メルアは、ため息をつき

ジェイクの周りの火の剣を消す。


「ほら、立って。」

メルアがジェイクに手を伸ばす。


「ん゛っ」

メルアの小さな手を取り、立ち上がる。


「私の言うことを、聞いてもらおうかしら。」


メルアの言うことを、何でも聞く。

ジェイクが、この勝負に負けた場合の条件だった。


「・・・何を゛、すればい゛い゛の?」


「・・・私と夢叶戦祭(ドリムフェステ)に出て。」


夢叶戦祭(ドリムフェステ)のペアの

申し込みだった。


「・・・メ゛ル゛ア゛、

ラ゛イルと組みたいんじゃ・・・・」


「だから・・・昨日からなんでライルが出てくるのよ。」


「・・・だって、好きな゛んだろ゛?」


「誰を?」


「え?ラ゛イルのこと。」


「・・・・・・はぁっ!!!?????」

メルアが、今まで一番大きな声を出す。


「なんだ?」

「何を話してるんだろ?」

「聞こえねぇ。」

ギャラリーが、メルアの大声に反応する。


「何で、そうなるのよ!ライルのことは

仲間として好きでも!男として好きでは無いわ!」

メルアが必死に話す。


「え゛、だって・・・ロイヒ広原で

強い男゛が好きだと・・・

・・・その後、ラ゛イル゛を見てたし」


「あ、あれは!!!その!!あの!

3人の方向に虫が飛んでたの!!

ライルを見てないわ!!」

咄嗟に嘘をつき、誤魔化すメルア。

本当は、ジェイクを見ていたなんて

到底言えない。


「え゛、じゃあ・・・勘違いか。

・・・ごめん゛。」

ジェイクが、頭を下げる。


「通りでライルと組ませようと・・・。」

呆れるメルア。


(てか、簡単にライルと組ませようとする

なんて、やっぱり好意が無いのかしら。)

「・・・はぁっ。」

嫌な考えが頭をよぎり、

ため息が思わず出てしまう。


「・・・よかった。」


「うん?何がよかったの?」

安心した顔をしている、ジェイクに質問する。


「・・・メ゛ルアと仲直りできて、

・・・・こう゛やってまた喋れてよかった。」

ニコッと笑いながら喋るジェイク。 


「っ〜〜!!まぁ!!私も!

仲直りできてよかったわよ!」

メルアの顔が赤くなる。


(何よ!!あの笑顔!!!

かわいすぎる!!!)


好きな男の行動に、一喜一憂する。

まさに、乙女である。


「と、とにかく!夢叶戦祭(ドリムフェステ)

勝つわよ!」

メルアが拳をジェイクに向ける。


「ん゛っ!」

コッ!


2人はグータッチする。


こうして夢叶戦祭(ドリムフェステ)

ジェイクとメルアのペアで参加する

ことになった。


〜30分後〜


「な、なんですって〜!!」

ギルド内に、メルアの大声が響く。


「うわ!!そんな大声出すなよ。」

ライルは、耳を防ぐ。

 

「早く言いなさいよ!

ナティカとライルがペアを組んでいたって!」

実は、昨日の夕方に2人はペアを組むことに

なっていたらしい。


「それなら!あんな勝負

しなくてよかったのに!!」

メルアが怒る。


「だって、それを言おうとしたら

ジェイク!勝負しなさい!って言うから。」


「・・・・あ゛。」

(そう言えば、朝会った時に何か言いかけてた。)


「あ〜もう!・・・ジェイクごめんね。」

メルアが上目遣いで謝罪する。


(か、可愛すぎる!!) 


「あ゛ぁ。・・・大丈夫。」

「はぁ・・・よかった。 

ジェイクに、嫌われたくないもの。」

メルアは安心して、ほっとする。


「え〜〜?ジェイクに嫌われたくないんだ〜。」

ライルがニヤニヤする。


「・・・何よ?」

メルアは、ライルを睨む。  


「べ〜つに〜。」

ムカつく顔でニヤニヤする。


「このスケベ金無し剣士!!うらぁ!!」

ライルの耳を、思いっきり引っ張る。


「いってぇ!!!離せ!!」 

痛さで涙目になるライル。


「ちょっと、二人とも辞めなさいよ!」

二人の喧嘩に、止めに入るナティカ。


「・・・・・ふっ。」

この光景を見て、微笑むジェイク。


こうして、なんだかんだ騒ぎが起きながらも

〈白の英傑〉の4人は、

夢叶戦祭(ドリムフェステ)で、共に戦うペアが決定した。



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