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竜巻と勘違い

読んでくださってありがとうございます!

〜ロイヒ広原〜


青い空に見渡す限りの草原

ロイヒ広原に転移した。

近くには、小さな湖もあり

ピクニックしたら楽しそうな場所だ。


「さぁ!みんな!

大きな円になりなさい!!

ジェイク達は離れなさい。」

メルアの指示で30人のの冒険者達が円になり、

ジェイク達は、全体が見えるくらいに離れる。


「円になったみたいね!行くわよ!」

「「「「「「「「「おおぉー!!!!」」」」」」」」」

冒険者達に、気合が入る。


荒れ狂う3つの竜巻ランジトラトルネィディア

魔法を使った瞬間。

メルアの手から、手のひらサイズの

竜巻3つが現れる。


「あれ?・・・まさか!!」

「あれ?確か・・・や、やばい魔法じゃね。」

「・・・・・」

(あ、これやばいやつだ。)

ライルとナティカとジェイクの

顔が真っ青になる。

3人は、静かにメルア達から遠ざかる。


「なんだ!あの小さな竜巻!」

「あれなら余裕だぜ。」

小さな竜巻を見て、余裕な態度になる冒険者達。


「地上の全てを吹き飛ばせ。」

メルアが3つの竜巻を上に投げ

どんどん上昇し雲の中に入っていく。


ゴゴゴゴゴゴッ!!!


さっきまでの青空がどこに行ったのか

青空が消えて

雲がどんどん増えていき

雷が鳴り出す。

風がどんどん強くなり

今にも嵐が来そうな空に変わっていく。


ひゅうっ〜〜〜〜!!!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ゴッーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!

風がさらに強まり

風切り音で周りが聞こえなくなり

そして、全長50mを超える

巨大竜巻が3つ発生する。


「さぁ!!これに耐えなさい!!

最上級の風魔法よ!!!」


「「「「「「「「「「ぜぇったーーい

無理でぇーーーーす!!!!」」」」」」」」」」

冒険者達、全員が大声で叫ぶ。


「ギャァァァ!!!!」

「アァァァァ!!!!!!」

「ドゥワァー!!!!!!!!!!」

冒険者達がどんどん吹っ飛んでいく。


「ごめんなさーーーーーいー!!」

「のぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

冒険者達が叫びながら

吹き飛ばされていく。


「このくらい!耐えれなきゃ

私達と組めないわよ!!!」

メルアが、冒険者達に言う。


「いや、俺でも無理だわ。」

「私も・・・ジェイクは、

ギリギリ行けそうよね。」

「・・・・無゛理゛」

「「・・・だよね。」」

遠くで見ていた3人は、

目の前の光景に圧倒されながら

呆然としていた。


「ん!?なんかあそこに1人いるぞ!!」

ライルが竜巻の中に1人見つける。


ライルが見つけたのは、

小太りでぐるぐるメガネを掛けた

白いタンクトップに

短パンを履いた男性だった。


「ブヒョヒョヒョ!!!

この風くらい、耐えて見せますぞ!!」


必死に地面の草を掴み、

低姿勢で風の抵抗を減らしている。


「我が悲願のメルたんの旦那様になるためなら、

この風くらいいいいいいいいい!!!」


「すげぇ!!!あの魔法に耐えてる!」

「なんか・・・すごい執念を感じるわ。」

「・・・・」

(あれ、耐えれるんだ。)


歯を食いしばりながら

必死に草にしがみつく

小太りの男性。


「嘘!やばい!!」

メルアが焦り出す。


「いいぞぉー!!行け行け!!」

「あなたなら行ける!!」

「俺たちの願いよ!あの男に届け!」


上空で吹き飛ばされている冒険者達が

小太りの冒険者を応援する。


「皆の集!!その願い

受け取ったぞぉぉ!!!

うぉぉぉぉぉ!!!!」

小太りの冒険者の目が、炎の様に燃える。


竜巻が少し弱くなる。


「そこのあなた!行けるわ!」

「頑張れ!!行けるぞ!!」

「・・・ん゛〜!!!」

〈白の英傑〉の3人も応援する。


「いやぁー!!!!!」

メルアが悲鳴を上げる。


「うぉぉぉぉぁ!!

あと・・・もう少しだぁぁぁ!!!!」


その瞬間


ぶちぶちっ! 

草が千切れかける。


「っ!!待ってくれ!

My フレンド!!!

あともう少しだけ!!」

熱く願うが、


ぶちっ!!


「MY ふれんどぉぉぉぉ!!!!!!」

小太りの冒険者が上空高くに

飛んで行く。


竜巻が消える。



「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ドォーン!!!!!

そして地面に落ちた。


「いやぁ〜!!!」

「あ〜れ〜!!!」

「のぁぁぁぁぁ!!」

他の冒険者も落ちていく。


「・・・・はぁ。」

メルアが疲れたのか座り込む。


ドッ!ドッ!

「くぅっ。あともう少しだったのに!!

あともう少しだったのに!!!」

小太りの冒険者は、悔しそうに地面を叩く。


「かわいそう。」

「あそこまで耐えたのに。」

周りの冒険者が同情の視線を

小太りの冒険者に送る。


「ふぅ・・・・・

ほら、立ちなさい。」

メルアが小太りの冒険者に近寄り

手を伸ばし、立ち上がらせる。

「えっ、は、はい。」


「あなた、最高の根性だったわ。」

メルアはそう言って

肩をポンッと叩く。


「・・・・・・」

小太りの冒険者が固まる。


「どうかした?」

固まった様子を

下から覗くメルア。



「・・・・・メルたん!!

結婚してください!!」


「・・・・風の砲弾(ストムキャボン)

「ブヒョォォォ!!!!!!!」

ドッパァーーーーーン!!!


メルアの風魔法で、飛ばされて湖に落ちる。


「メルたーん!!!ひどいブヒー!!!」

小太りの男性が叫ぶ。


「・・・私が好きになる人は強い人よ。

この程度、受け止めなさい。」 

メルアがジェイクの方を見る。


「ヒュー♪」

「あらあら♡」

ライルとナティカがジェイクを見る。


「・・・・」

ジェイクがライルを見る。


「・・・そう゛だったの゛か。」

ジェイクが何かを納得した。


「「え??」」

ライルとナティカが同時に、声を出す。


「ジェ、ジェイク、何を・・納得したの?」

ナティカが聞く。


「・・・メ゛ル゛ア゛は、ラ゛イルを・・・」

ジェイクがぽけ〜っと口を開く。

顔が完全に腑抜けている。



「あー、これはやばい。」

「えぇ、やばいわ。」

ライルとナティカが焦りだす。


こうして、メルアと30人の

ペアを決める戦いが終わり

そして、大きな勘違いが始まった。



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