危険クエスト7
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ドゴッ!!ドゴッ!!!!
ドゴッ!!ドゴッッ!!!!!
ズナレロの拳を間一髪で避ける。
地面が殴られるたびに、大きな穴が開く。
「・・・すごい馬鹿力ね。」
「そうでしょ?モテるために、鍛えたからね♡」
ズナレロは、筋肉が目立つように
ポージングする。
あまりにも気持ち悪い格好でわからなかったが
ジェイク並みの筋肉量がある。
「その服じゃ、モテないわよ。」
「きっ〜〜!!本当ムカつくわね。
まぁいいわ、この筋肉であなたを殴ると
どんな感触があるのかしら?楽しみだわ♡」
ズナレロは、自分の拳を触りながら
恍惚とした表情を浮かべる。
「殴られないわよ。そのくらいの
速さなら私でも避けれる。」
「そうね〜。ちょこまかと
避けるから、少しストレスが溜まっちゃった♡」
「一生ストレスでも溜めてなさいよ。」
ズナレロに冷たく返事を返す。
「あら〜冷たい子♡
でも、そうね。このままだと埒が明かないし、
ストレスも溜まってお肌も荒れちゃうから。
・・・・・終わらせましょうか。」
オカマ口調がドスの効いた声に変わる。
「狂気の色欲魔」
ズナレロが祝福名を言った直後、
ガクッッ!
「っ!!?」
ナティカの体に力が入らなくなり
膝から崩れ落ちる。
「一体・・・・何が・・・」
体が熱い。
「私の祝福は、
性欲の上昇よ♡
あなたの性欲をかなり上昇をさせたわ♡
あまりにも強すぎる欲求で
体をコントロールできなくなるのよ♡
これで・・・動けないわね♡」
ダッ!!
ズナレロがこっちに向かってくる。
「っ!!!」
ドゴッ!!!!
間一髪逃げることに成功した。
さっき座っていた場所に、大きな穴が開く。
「あ〜ら〜惜しいわ♡
あともうちょっとでグチャグチャにできたのに♡
それにしても、
私の祝福を受けても
それだけ動けるなんて、
さすが〈白の英傑〉の治癒師ね。」
「はぁっ。はぁっ。」
(頭が・・・くらくらする。
体の火照りが収まらない。)
「鎮静」
鎮静の魔法をかけて少しでも
火照りを和らげる。
「ふふっ♡魔法じゃ、その性欲は
収まらないわよ♡どう??私とする?」
ズナレロは、腰を振るジェスチャーをする。
「はぁっ・・・はあっ・・
あんたっ・・・みたいにっ
貞操観念は軽くないわよ!」
声の威勢とは、裏腹に
体が震える。
「しぶといわね〜。常人なら
既にシテるのに。・・・
あれ?もしかしてあなた・・・
処女?」
「っ!!」
ナティカがビクッとする。
「あ〜ら〜♡そうなの〜!
まだ経験してないのね♡
いくら〈白の英傑〉だとしても
効果が薄いと思ったわ♡
オホホホッ♡」
高笑いをするズナレロ。
「しっ・・・仕方ないじゃない!!
周りにいい男がいないんだから!!!」
ナティカが叫ぶ。
ナティカの男性関係は、
おバカなライル
寡黙なジェイク
この二人以外の男性とは
交友関係が、全くなかった。
「私だって!素敵な男性と
素敵な恋をしたいわよ!!
けれど英雄扱いされるから
軽率な行動できないし!
私より強い男の方がいいのに
全然そんな男いないし!!」
ナティカの理想のタイプは、
ナティカよりも強く、優しく、かっこいい
男性だった。
だが、ナティカよりも強い男が
そもそも少ないので、
不本意ながら理想の高い女性となっていた。
「あらあら♡子供みたいに騒いじゃって
あなたのこと嫌いだったけど
少しは、好きになりそうだわ♡」
ズナレロは、ニコニコと子供を見るような目で
ナティカを見る。
「・・・そのことなんだけど、
私、何かしたかしら?」
ナティカにズナレロとの面識は無く、
初対面である。
なのに嫌われる理由がわからない。
「・・・ただの嫉妬よ。
あなたの美貌に嫉妬してるの。
私は、こんな顔だからモテなくて
色々、努力したわ。
それでも好きだった女の子には
ことごとく振られたの。
でも、容姿の良い人間は
見た目がいいだけで
すぐに恋人ができて、有利なのが許せないの。」
悲しそうな表情で俯くズナレロ。
「ズナレロ・・・」
ナティカが同情しようとした瞬間。
「ふふっ♡」
ズナレロの顔が下卑た笑顔に変わる。
「だから・・・この世の美しい顔や
整った容姿の人間全てが嫌いだわ♡
でも、犯した瞬間の
整った顔が歪むのは好きなの♡
私、初めて犯した時は、最高だったわ。
好きな女の子を犯した時の
あの怯えた表情
目から出る涙
思い出すたびに背すじが
ぞくぞくってしたわね♡
・・・また、あの気分を味わいたい。」
上を向いて恍惚とした表情を浮かべる。
「あなたが未経験と聞いて
最高の気分だわ♡
あなたの初めて、絶対に奪うわ♡
また、あの気分を味わえるかもしれない♡」
ズナレロが拳を構える。
「気持ち悪い・・・」
ナティカが杖を構える。
「おらぁ!!!」
ズナレロからの拳のラッシュ
「あぶなっ!!くっ!吸収!」
間一髪で避けてズナレロに治癒師の魔法
エネルギー吸収の魔法をかけようとするが
全く当てれない。
(このまま、避けてても埒が明かない。
でもズナレロの祝福で
魔法の照準も合わせれない。
どうすれば・・・
私の祝福を使う?
・・・・絶対に嫌!!)
「ほらほら!何をぼーっとしてるのかしら!」
「っ!!しまった!!」
ナティカが考え事をしている内に
右からズナレロが拳が来る。
どっ!!・・・どがんっ!!!!
迫る拳の前に杖を合わせて
直撃は免れるが衝撃で洞窟の壁に飛ばされる。
「いったぁっ!あっ杖が!!・・右腕も・・」
杖は、壊され右腕もぐにゃぐにゃに曲がる。
「・・・私の・・・おばぁちゃんの杖が・・」
「あ〜ら。もうその右腕は使えないわね♡
杖も破壊しちゃった♡
これで治癒魔法も使えないわね。」
ニヤニヤしながらズナレロが近づく。
「・・・・・・何を笑ってるのよ。
私の杖を・・・おばぁちゃんの杖を
よくも壊してくれたわね!!!!」
ナティカが杖を壊されたことで怒る。
「ん?何かしら?怒ったの??
そんな、ボロい杖なんか捨てて
新しい杖でも買えばいいじゃない?
あっ無理か、今から私に犯されて
ボロボロになるものね♡」
気持ち悪い笑顔を浮かべながら
ナティカに近づくズナレロ。
「・・・許さない。
あんたを絶対に許さない!!!」
ナティカが左手を前に出す。
「慈悲無き無常な指定!!」
前に出した左手が白く光る。
ナティカの祝福を
発動した瞬間。
「あら??何だか力が・・・な、何よこの腕!!!」
ズナレロは、自分の右腕を見る
ズナレロの右腕は、さっきまで
筋肉がついた太い腕をしていたが、
現在は、まるで90歳のおじいさんのように
しぼんでいた。まるで老化したようだ。
「あ、あなた!何をしたのよ!!」
ナティカに向かって叫ぶ。
「見ての通り老化させたのよ。」
ナティカの祝福
慈悲無き無常な指定
効果 指定した人や物の部位に
指定した変化をさせる能力 その物体が起こせる変化を自在に指定することができる。
人体であれば燃える腕にもできるし
赤ちゃんの腕にもできる。
腕が元々なかったようにもできる。
今回指定したのは、ズナレロの右腕の老化
ナティカの能力じゃないと
若返らせることもできない。
「ふざけるな!!戻せ!!」
今度は、左腕でナティカを殴ろうとする。
「慈悲無き無常な指定!」
ズナレロの左腕が赤ちゃんの腕に変化する。
ナティカに殴りかかるも、全く届かない。
「ふふっ。その腕じゃ、私を殴ることはできないわね」
右腕は、老化し
左腕は、赤ちゃんの手
体はムキムキのオカマが出来た。
「くそがぁぁぁ!!!」
次は、ズナレロの右足の蹴り、
「慈悲無き無常な指定!」
ズナレロの左足を骨折させる。
左足が折れているので、
態勢を崩し、蹴りはナティカに当たらず
空振り、立つこともできないので倒れる。
「くそ!!くそっ!!!くそがぁ!!!!」
地面を見ながら叫ぶズナレロ。
「私は、この世の美男美女を犯してやるんだ!!
美男美女の歪んだ顔を一番近い距離で
見てやるんだ!!!
こんなところで負ける訳には行かないのよ!
くそぁぁぁぁぁ!!!」
ズナレロは、片足でも立ち上がろうとする。
「あなたは、私がここで終わらせるわ。
・・・慈悲無き無常な指定」
ナティカが祝福を使う
が、ズナレロの見えるところで変化は無い。
「えっ何よ!何をしたの!!?」
「・・・股間を見てみなさい。」
「・・・っ!まさか!!」
ナティカに言われ、
ブーメランパンツを見る。
いつもあった盛り上がりが無い。
老化した腕で股間を触る。
「な、無い!!アソコが何も・・・
私のモノが無い!!!」
「あなたみたいな人間には
そんなチンケなモノが有っても
悪用するだけだから、消しといたわ。
これで強姦被害も減るわね。」
慌てるズナレロを
上からにこっと笑うナティカ。
「ふざけるな!クソアマ!!!返せ!!
私のモノを戻せぇぇ!!!」
醜く叫ぶズナレロ。
「戻さないわよ。あなた今まで
どれほどの人間を犯したのかしら?
そんなあなたには、その醜い姿がお似合いよ。
じゃあ・・・さよなら。」
「クソがぁぁぁ!!!!!」
ドッ!!!
ナティカは、ズナレロの顎を思いっきり蹴った。
顎を蹴ることで脳が揺さぶれる。
「ク・・そ・・・」
最後に小さな声を出しながら
白目を剥いて、気絶した。
「はぁ、やっと終わったわ。みんなの元に行きたいけど。この腕じゃ・・・あっ」
ナティカは、壊れた杖を見る。
「・・・おばぁちゃん、ごめんね。
終わったらすぐに直すから。」
壊れた杖を大事そうに抱き締め、
すぐに杖を修理しようと心に思うのだった。
ナティカ=レステルテ
二つ名は、万治の美姫
治せないものは、無いと言われる
Sランクパーティの中でも
最高の治癒師である。
戦闘力は高くは無いが
祝福の慈悲無き無常な指定で敵を蹂躙する。
使い方次第では、病気も消せる万能な能力。
この強力な祝福にも
罰があった。
ナティカの体に異変が起こる。
「みんな・・・・ぶじか゛じら゛・・・
い゛や゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」
慈悲無き無常な指定の
罰は、使用した回数✕体重10kgの増加、今回使用した回数は4回なので
40kgの体重の増加となる。
ぶくぶくと体が太りだすナティカ。
「あ゛ぁ゛ん!ま゛だダイ゛エ゛ット゛し゛な゛
ぐち゛ゃ゛!!!!」
〈白の英傑〉しか知らない。
最高峰の美貌を持つ治癒師の美しさは、
凄まじい努力で作られた姿だった。




