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危険クエスト6

読んでくださってありがとうございます!

キンッ!!キンッ!!!

キンキンキッ!!!  

ドーマの高速の剣技が

ライルを襲う。

 

(早すぎんだろ。こいつ!)

ライルの武器は、大剣

それに対してドーマの剣は

レイピア(細剣) 

武器を扱う速度が明らかに違う。

それ加えて高速で繰り出される突き。

避けたりいなしたりで、精一杯だ。


「すごいな、大剣で俺の攻撃を

防げるやつがいるとは。」


「ありがたいな〜。褒めてくれる

ついでに剣を振り回すの

やめてくれてもいいんだぜ!」 

ドーマの剣技は、 ライルを褒めながらも

攻める手は止まない。 


「それは、無理だ。

お前の死に顔を見たいからな。」

ドーマは、不気味に笑みを浮かべる。


「そんなに死に顔を見たいか?

あんまり見たくないけどな!」


「・・・わかってないなぁ、。」

お前、人の命を奪ったことあるか?」


「あるわけないだろ。」 

即答で否定する。


「だよな?俺は昔は王国の兵士長をしていた。

何回も戦争を行い、何百、何千と

人の命を奪ってきた。

その時はなんだこの仕事と思った。

血で汚れるし、汚いし

いつでもやめたかった。

けれど、徐々に人を殺していく内に

楽しくなってきたんだ。

何でだかわかるか?」

ニヤニヤしながら質問する。


「さぁ?何だよ?」

ライルの返事の後

下卑た笑みをドーマが浮かべる。


「殺された後に、俺に向ける顔が滑稽で

面白いのさ。人によって千差万別だ。

特に、妻子持ちの男はいい。

殺した後の絶望の表情がたまらなく

笑える。」

ドーマの顔が、笑顔になる。

とても気持ち悪い不気味な笑顔に。


「・・・趣味・・悪ぃ。」


「ははっ。理解はされるとは、思ってないよ。

とりあえず今は・・・・お前の死に顔を見たい。

どんな風に死ぬか。・・・ふふっ楽しみだ。

フッ!!」

笑いながら高速の突きが来る。


「死ぬかよクズが!!」

ドーマの剣を紙一重で躱す。


「・・・ならこれならどうかな?」

ドーマはライルから距離を取り、

剣を鞘に納める。


見えざる殺人者(イブルキラ)

ドーマの姿が消える。


「っ!?・・・どこに行った?」

辺りを見回し、ドーマの姿を確認しようとするが

全く見当たらない。


シュッ!

「っ!!」


ピシュ!!

音が聞こえた瞬間に避けたが

肩から血がでる。

どうやら切られたようだ。

「くそっ!!」


「ほう、俺の祝福(ギフト)

使った状態で避けるとは

さすがだ。」

ドーマの声は聞こえるが

姿が全く見えない。

薄っすらと気配を感じ取れるくらいだ。


「俺の祝福(ギフト)

透明になれるというものさ。

いい祝福(ギフト)だろ?

お前は、見えない敵に

怯えながら殺されるのさ。

・・・・一体どんな顔をするのかなぁ?」 

姿形は、見えないのに下卑た笑顔を

浮かべてるのだろうと想像がついてしまう。


「くそっ。」


(あいつは、見えないし

このままじゃいずれ殺される。

()()()()()使()()()、勝てるかもしれないけど・・・・・・使いたくねぇ。

一体どうすれば・・・。)


ライルが考えている内に

シュッ!!と

後ろから剣の音がする。

間一髪で肉が貫かれるのを避けれたが

太ももに一筋の切り傷がつく。


「ははっ。このまま避けても

お前は出血で体力を奪われて死ぬし、

避けれなくても死ぬ。

どっちで死んでもいい顔しそうだな〜。」 

ドーマは、どうやらもう勝ちを

確信しているようだ。


あの気持ち悪い笑顔を想像するだけで 

腹が立ってくる。


「・・・・仕方ねぇ。使()()()()」 


大剣を鞘に納め目を閉じる。



賢者の精神と戦略眼(ワイズリットストラ)



ライルは、目を開ける。

祝福(ギフト)使用前と違い

目が白く輝く。


「なんだ?目がおかしい。」

ドーマはライルの異変に気づき立ち止まる。


「・・・お前を倒す方法を思いついた。

さっきはよくも痛ぶってくれたな?

覚悟しておけよ。」

大剣を見えない敵に向ける。


「ははっ。見えない相手をどうやって

倒すんだ?バカバカしい。」

鼻で笑い、余裕の態度のようだ。


「3分だ。」

「はっ?」

ドーマは、突然の秒数の発言に戸惑う。


「あと3分で、お前を斬る。」 

ライルは、そう宣言した。


「ははっ、バカだろお前。

俺が3分で倒せるかよ!

次こそ、お前の心臓を貫いてやる!!」


シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!


「どうだ!?見えるのか? 

見えないだろうがよ!!」

ライルの周りを高速で走る。


「・・・見えなくてもいい。

お前を倒すには、こうするんだよ!!」


ダッ!!!!


ライルは、大剣を持ち天井に向かって飛ぶ。


「ふっ!!ふっ!!はっ!!おらぁ!!」


どがんっ!!どがんっ!!!どがんっ!!

どがんっ!!!!!


剣を4回程振り、天井を壊す。


「っ!!!!お前!何やって!」

ドーマが慌てる。


天井を壊した事で、岩の雨が降る。

ガラガラガラガララガララガラ!!!!!!

・・・・・・・・・・


岩の雨が降り止み。辺りに砂埃が舞う。


「はっ、策は天井壊して落ちて来た

岩が俺に当たればってところか?

残念だったな。馬鹿なり考えたのだろうが。

俺は、かすり傷一つもついてないぜ。」

透明なまま、勝ち誇るドーマ。


「・・・・馬鹿は、どっちだろうな? 

周りを見てみろよ。」


「は??何を言って・・・・・・っ!!!」

ライルに言われて気付く。


天井から岩が降ったたため、

まともな足場は無い。

それどころか、落ちて来た大岩が壁となって

一本の道ができる。


「こんな状態だと

どこにいるか丸分かりだよな?」


「まさかっ!!この岩を落として

俺の行動範囲を限定するために!」

「・・・どっちがバカなのか、分かったか?」


ライルの祝福(ギフト)

賢者の精神と戦略眼(ワイズリットストラ)


効果 思考力の超上昇と

   目で見た情報から瞬時に

   ()()()()()を導き出す能力。


「っ!!くそがぁぁぁぁぁ!!!!」

真正面から走る音がする。



「ふっ!!!」

音の方向に大剣を振った瞬間。


びしゃっ!!!!

「がぁぁぁぁぁ!!!!!」

透明な場所から血が吹き出し

右腕を切り落とされたドーマが姿を現す。


「人を殺すような腕は

この世に無い方がいいだろ?」



「クソがっ!!!クソッ!!」

切られたところを必死に手で抑えて、

痛みを堪えているようだ。


「お前、ムカつくから殺してやりたいけど。

そこんとこの判断は、ギルドに任せるわ。

じゃあ、ばーいばーい。」

ライルは、大剣の刀身の無い部分を

ドーマの頭に乗せる。


「クソぉぁぁぁぁ!!!!」


ごっ!!!!!!!

大剣で頭を強打し、

叫び声の後、鈍い音が響いた。

口から泡を吹いている。

どうやら気絶したようだ。



「・・・ふぅ〜〜〜。賢者の精神と戦略眼(ワイズリットストラ)〈解除〉」

ライルの目から白い光が消える。


「よっしゃー!ぶっ倒したぜ!!!」  

清々しい顔で、ライルはガッツポーズをした。


ライル=オーデイン

二つ名は、智の剣神 (マリソルシア)

Sランクパーティの中でもトップの剣術と

戦略を持つ男。

普段がバカであるが、祝福(ギフト)

使用することで戦略を考える天才となる。


祝福(ギフト)は、賢者の精神と戦略眼(ワイズリットストラ)

効果は、思考力の超上昇と

目で見た情報から

必勝の戦略を導き出す能力。


この国、レスタルム王国でも

かなり強い祝福(ギフト)である。

だが、そんな強い祝福(ギフト)にも

欠点が存在していた。


「みんな無事かな・・・・・・あぱーーー。」


ライルは、メンバーの心配したあと

口から意味不明な言葉が出る。


賢者の精神と戦略眼(ワイズリットストラ)

使用後の(ペナルティ)

急激な思考力の向上により

脳が疲弊し、喋る能力が1日消失する。

強すぎる祝福(ギフト)のほとんどには

(ペナルティ)が存在する。



「あぱーーー?あぱーーーー!!!!」

ライルの言ってることは、

もはや誰にも分からない。


〈白の英傑〉のメンバーしか知らない。

英雄の知られるざる姿である。












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