EP21.「作戦会議」
wikiフォーラムでHTLCロジスティックスパークの見取り図を確認する。広さはサッカーコート二つ分、コンテナや点検用音通路等が存在するまさに物流倉庫と呼べる感じだ。
wikiフォーラムの情報によるとダミーオブジェクトは一切存在せず、ステージギミックを駆使して戦闘を行う決闘場とのことであった。
こちらにの仕える人員は二人、それに対して向こうは恐らく多人数での物量線を仕掛けてくるであろう。立体見取り図を駆使して如何にして場の優位性をとるか、二人の能力と手数等を考慮して作戦を考える。
「少なくとも僕は完全に密室に籠もる事は出来ない。だから点検用通路を駆使してなるべく上から狙撃する様に攻撃する。函南には地平上をメインで移動しつつ陽動をして欲しい」
立体的に考え無駄のない計画に見えた・・・。
「これ、点検用通路って袋小路だよね、敵もここに登ってきたらアウトだと思うんだけど」
確かにその通りではあるが、では何かいい案でもあるのであろうか・・・。
「点検用通路から狙撃するのは同意見だけど、当人が直接上がるのではなく、ウチの伝達者を付与したカミマイツルでフェイントしつつコンテナの上を移動してみるとか」
悪くはない意見だが、コンテナ同士が離れており移動はかなり苦労しそうである。そして相手もコンテナに登ってきてしまったら逃げ道がなくなるのは一緒。やはり二人だけだとできる手数が少なくなってしまうな。何かそれを打開できる方法は無いのか・・・。
wikiフォーラムの下の方を読み進めると、折りたたまれたタブを開くがナニも書かれていない。違う。背景と同色で書かれているからタブレットからだと普通には読めないのか。成る程、書かれている全てをノートに貼り付けてみる。
※この内容は他言無用 との前書きの下に色々攻略情報が書かれていた。基本的には高い場所に居る人間が優位であるのは確かであるが、レベルがある程度上位で、尚且つ少人数であれば下のフロアにあるTGCロジスティックスセンターのトライアルデポセンターで先行試作品をトライアル利用出来るので使用し見る価値あり。
貸出対象品は[こちら]※外部リンク、TukiCa認証必須
外部リンクを開きラインナップを見てみる。成る程、確かにこれを使えば全ての課題を解決できるな。下にある利用予約をするをタップして決闘のタイミングで受け取る様に設定する。
「これを使えば機動性も問題は解決すると思う。僕は取りあえずこれを予約してみたかけど、函南はナニを使う?」
予約画面を表示した状態で函南に渡す。
一瞬何かを考えながらページを上下にすると、決めたらしく申し込み確定してから返してきた。
「超伝導安全靴を注文した。壁も這い上がれる奴。ユイノが立体的に自由に動くのであれば、ウチは地面を[#地を這いまわる茶色い虫の名前]の用に地表を動き回る。これで陽動をしかける」
確かに、それならデメリットに対して、メリットがかなり先行するな。よし、作戦と準備は整えた。一丁お掃除といたしますか。




